ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 本栖湖編 感想&レビュー VRでリンちゃんと心ゆくまでキャンプしよう!

人類は本栖湖へキャンプに行きたくなった時、新たな選択肢を手に入れた。一つは現実の本栖湖、もう一つはいつでもリンちゃんが隣にいるバーチャル本栖湖だ。

なでしことあおいの誕生日&ゆるキャンSEAZON2第9話の放送日である2021年3月4日、「ゆるキャン△」のVRゲーム、「ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP 本栖湖編」がPS4、ニンテンドーeストア、STEAM、Appstore、googleplay、OculusStore等で配信開始となりました。対応機種はPS4、Switch、スマホ、PC、Oculusと幅広く対応しております。

本作ではプレイヤーは本栖湖編ではなでしこ、4月配信予定の麓キャンプ場編ではリンとなって、もう一人と一緒にキャンプをします。非常にシンプルな内容ですが、そこはVRゲーム。価格やボリュームでは図れない良さがあります。

4月に配信が開始した、リンちゃん視点の麓キャンプ場編の感想はこちらから。

リンちゃんと昼から翌朝まで過ごそう

本栖湖編はなでしこがリンを誘って本栖湖へキャンプに来て、特定の操作を行うことで昼→夕方→夜→翌朝と一泊二日のキャンプを過ごす内容。プレイヤーはなでしこになっている為、なでしことしてリンちゃんの隣にずっといられます。リンちゃんのモデルも良い出来なので、VRで目の前にいるのを体験するのはとても良いぞ。

先に言いますとゲーム性は高くなく、直接なでしこを動かして歩いたりできるわけでもありません。全て視点変更によって対象物を見ることで選択します。地面にある足跡を見て水の傍まで移動したり、スマホを見て手に取ることで写真を撮るモードに移行し、対象物を見て写真を撮ったりします。

3Dモデルはありませんが、他の3人もなでしこが撮った写真の反応などでフルボイスでラインに登場。いつものゆるーいラインのやり取りを新規収録で色々楽しむことが出来ます。また、お馴染みナレーションの大塚明夫さんもとあるナレーションとして参加しています。

あとは何と言ってもリンちゃん。常になでしこの隣に座っているし、顔を向ければ他愛ない話が始まったり伸びをしたりと様々な反応を見せ、なでしこが見たものにも逐一反応したりしてくれます。その都度ちゃんとなでしこの方を向いてくるし、モーションも割と豊富で表情も結構コロコロ変わり、隣に座っているのもあってとにかく可愛い。可愛い。(大事なことなので2回言いました

言ってみればこのゲームは好きな時間帯を選び、本栖湖と富士山たまにリンちゃんと話したりリンちゃんを眺めながらのんびりと時間を過ごす、文字通りのバーチャルキャンプをリンちゃんの隣で楽しむゲームです。

先述した価格やボリュームでは図れない良さというのは正にこの部分で、確かに適当に色んなものを見て時間を進めたら30分もあれば終わってしまうでしょうが、リンちゃんが隣にいる本栖湖キャンプというシチュエーション、これを楽しめるのであれば無限に過ごせるゲームです。

波と鳥のさえずり、焚火以外に音はないので、のんびりキャンプするという雰囲気もばっちり再現出来ています。

確かに現実の本栖湖と、そこから見える富士山の美しさと空気、雰囲気にはバーチャルの本栖湖と富士山では敵わないでしょう。しかし、現実の本栖湖にはどれだけ頑張ってもリンちゃんを降臨させることは出来ません。

しかし、バーチャル本栖湖には思い立ったら3分で着ける上、いつでもリンちゃんが傍らにいます。そういう意味では現実の本栖湖とバーチャル本栖湖、どちらも甲乙つけ難いと言っても過言ではありません。

あと昨日キャンプ場にゴミの放置を嘆く記事がyahooのトップに出ていましたが、ゴミも出ないバーチャルキャンプは環境にも優しい。そういう意味ではこのバーチャルキャンプには唯一無二の魅力が詰まっていると言えるでしょう。逆に言えばここに良さが感じられなければ値段不相応と感じてしまうのは避けられないかも。

また、VRでリンちゃんが隣にいる没入感を味わうことが大大大大々前提なゲームでありながらもVR専用ではない所も地味にポイント。撮り下ろしのフルボイスを聴きながらゆるキャン△の雰囲気を味わいたいけどVR機器なんて買えない!という人も一応楽しめます。勿論VRでやるに越したことはないので余裕があれば機器を買いましょう。

その後、ただのんびりするだけのモードが追加されました

視点を対象に向けることで会話が始まるシステムの都合上、配信を開始した時点では富士山や夜空、リンちゃんに視線を向けてもすぐ会話の読み込みが始まってしまうので自由に眺めることが出来ないという問題がありました。

が、現在は「ビューモード」という、一切会話やイベントが発生しない状態にポーズから切り替えられるようになりました。これでどこを見ても何も起きず、波の音と鳥のさえずり、焚火の音以外は一切余計な音が出ず、何も気にせずに真のバーチャルキャンプが楽しめるようになりました。ただ時間を忘れてボーっとバーチャルキャンプをするのであればビューモードにしましょう。

美少女と共にキャンプ、このシチュエーションが合うか否か

というわけで、VRゲームにありがちなボリュームの少なさを、のんびりキャンプするという作品そのもののコンセプトが合致することで解消している感のある「ゆるキャン△ VIRTUAL CAMP」。ゆるキャンの雰囲気とVRの融合が肌に合う人にはとても良いゲームだと思います。個人的にはこういう方向性でのVRゲーム化は非常に満足しています。

来月には麓キャンプ場編が配信。こちらではリンとなってなでしことキャンプすることが出来るので、本栖湖編が気に入った人はこちらも要チェックです。

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