カプコン ベルトアクションコレクションを遊んでみた その①

先日のPSStoreのセールで2本ほどゲームを買いまして、その内の1本がこちら、「カプコン ベルトアクションコレクション」。名前の通り、カプコンがアーケードゲームとして開発しゲーセンで稼働していたベルトスクロールアクションゲームを纏めて収録した作品。80%オフで1,000円切ってたので、これは買っといて損は無いなと。

カプコンは他にもジャンルを問わず自社のゲーセンのゲームを収録した「カプコン アーケードスタジアム」と第2弾の「2ndスタジアム」、対戦格闘ゲームに絞った「カプコン ファイティングコレクション」、ストリートファイターシリーズの初代、ZERO、Ⅱ、Ⅲを収録した30周年コレクション等、数多くのゲーセンのゲームのコレクションを現行機のハードやPCで発売しています。

カプコンのベルトスクロールアクションの歴史

収録されているのは1989年の「ファイナルファイト」から1997年の「バトルサーキット」までの8年間に稼働した計7本。残念ながら「エイリアンvsプレデター」を含め版権の問題か収録されていないゲームも多かったりしますが、後期の作品ほどボリュームや操作が増えていって、ベルトスクロールアクションの変化の歴史を感じることが出来ます。

勿論残機も無限で遊べるので、自分みたいなド素人でもエンディングまで辿り着けます。というわけで、前知識ゼロで古い順から3作遊んだので軽く紹介と感想をば。

ファイナルファイト

1989年12月稼働。説明不要、ベルトスクロールアクションの金字塔。マッドシティの戦う市長マイク・ハガーが犯罪組織マッドギアに拐われた娘を助ける為、コーディー、ガイと共にマッドギアをぶっ潰しに行くという作品。ストリートファイターシリーズとの関わりも深い。

まだこの頃のアビゲイルって常識的な大きさなんだな・・・

初作だけあってキャラクターも3人、同時プレイは2人まで。2面ボスのソドムが異様に強いのを始め、難易度も体感ではかなーり高く感じましたが、この時点で連打コンボ、投げ、メガクラの搭載、アイテムの拾得、2ボタンで完結するシンプルな操作等、数々の基礎は完成しているのが凄い所。あとこのゲームに限らず、他のゲームと共通してるSEがいくつかあるね。

とりあえずハガー縛りで最後まで遊びましたが、リーチの長さと投げの強力さが楽しい一方で動作が遅いので攻撃をかなり食らいました。もっと投げやパンチハメ、メガクラで早めの回避といった行動が大事だなぁと思った。

ザ・キングオブドラゴンズ

1991年9月稼働。剣と魔法のファンタジーで、戦士やエルフ等5人のキャラから1人を選び、レッドドラゴン討伐の旅に出る。

キャラクターがかなり性能が差別化されて5人に増えた上、3人同時プレイが可能。レベルアップ、より強い武器と防具の取得等のRPG的な要素もあるのが特徴的。

ステージ数は16と多いですが1ステージごとの長さは短めで、その分舞台がコロコロ変わり船上や地下に城、ボスもオークやドラゴン、蜘蛛や騎士等非常にバリエーションに富んでいます。

ファンタジーな世界観になったことでキャラがどんどん成長し強化されていく楽しさに、ボスの挙動も初見で分かる難易度、シチュエーション豊富なステージに異形だらけのボスに雑魚的と、様々な方面にファイナルファイトから変化、進化していると感じました。個人的には今の所一番これが面白いと感じています。

ワイバーン系のボスはそのまんまな奴をロックマンゼロ4で見たり、ラスボスの首長ドラゴンはマジカルアドベンチャー2のドラゴンピートや、自分が今でも遊んでるタイトーのカオスブレイカーのラスボス名無き王等、後に世に出たゲームの元ネタと思しきものも多々ありましたね。

キャプテンコマンドー

1991年11月稼働。ナムカプやPXZでの出演の方が有名かもしれないゲーム。凶悪な犯罪者達を取り締まる為立ち上がった4人の戦士で結成されたコマンドーチームが大暴れするゲーム。

念願の4人同時プレイが可能になった上、ダッシュとダッシュ攻撃もこの作品から遂に実装。これによって操作の快適性が大幅に上がり、スピーディーな移動が可能に。

また、ロックマンXのライドアーマーの元ネタっぽい、パンチで攻撃する2足歩行ロボットを敵から奪って乗り込むことも出来たり、水上を滑走するステージもあったり。

並行開発していたのかは知らないけど、キングオブドラゴンズから僅か2か月後にこんなに進化したベルトアクションを出してるのが凄いと思う。

ただ、出来ることが増えてもゲームバランスが良くなるとは限らない。雑魚敵も数が凄いし、ボスもかなり強い。特にラスボスはちょっと待てコラって言いたいレベルで、めっちゃコンティニューしたので難易度についてはお世辞にも良いとは言えないかも。

しかし前述したようにダッシュとダッシュ攻撃が増えたことによるスピード感の変化はファイナルファイト、キングオブドラゴンズとはまるで別物。ある意味ここで明確に一段進化したと言える気がする。

ちなみにナムカプのホアアーwwwホアアーwwwで有名な翔のスモークボムはこのゲームでの翔のメガクラなのだが、あんな風に変な奇声を上げて使ったりはしない。ナムカプから入るときっと違和感満載だと思う。

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