小豆島にも行ったので今一度からかい上手の高木さんのアニメを最初から見直してみる 3期9話~12話

劇場版前の振り返りも残すは4話となりました。何度見ても丁寧なアニメだなぁ。

小豆島の旅行の記事はこちらから。

ちなみに公式の方からも3人娘によるこれまでの振り返り動画が公開されました。簡単に2人の歩みを振り返れる&3人の掛け合いを楽しめます。

9話

夢から始まる「クリスマス」、この夜景は島のどの辺かなぁ。夢で渡されるプレゼントがびっくり箱ってのが、振り返ってみると面白い。どっちの夢にも出てくるし、割とこの2人にとってはからかいの日々の象徴だよなぁ。この冒頭含め、1話丸々アニオリかと思いきや実際は半分位は原作のエピソードが挟み込まれている。

2人が待ち合わせていたのは説明不要、小豆島の最も大きな海の玄関口、土庄港。山も含めて本当にそのまんまで初めて降り立った時は感動した。車が乗り入れるカットも本当にあんな感じで車を入れたし。奥から走って来る西片君が見えるカット、左のお土産売場兼ねたセンターや西片君の後方にあるセブンイレブンも現地と全く同じ。

フェリーも形状はいくつか違うけど、2人が乗ってた四国フェリーは帰りに乗ったフェリーと外の救命ボートや椅子の配置が同じだったなぁ・・・帰り乗ったの四国フェリーだったっけ?

で、2人が映画を観に行ったのが倉敷市のイオン。小豆島の帰りに寄るか迷ったけど、まぁそこまで聖地巡礼しなくて良いかなと。小豆島は綺麗な名所がいくつもあるから回りたいけど、こっちは全国に数あるイオンの一つだし。映画館出た後の街並みはあれどこなんだろう?

西片君の自爆や顔真っ赤っぷりも見物だが、港で西片君を待つ不安そうな高木さん、西片君を見て安心する高木さん、初めて来たイオンに西片君と2人だから若干そわそわ&楽しそうな高木さん、触れた膝を見つめる高木さん、キュン子の真似をする高木さん、西片君のプレゼントを貰う時に一瞬手が止まる高木さん、西片君が背を向ける中嬉しそうに手袋を見つめ瞳が揺れる高木さん、家に入る前に少し寂しそうな顔をする高木さん・・・まぁ最初から最後まで高木さんの可愛いこと。

今回も雪で寒そうな高木さんを見て、先にプレゼントを渡した西片君が高木さんへの正解行動を引いてますが、プレゼントだけでなく、お互いにクリスマスカード=手紙を同封していたのもポイントかな。もう心がめっちゃ通じ合ってますやん。

10話

「初詣で」から始まる10話。場所は西片君の回想でも分かるように、「夏祭り」でも舞台になった富丘八幡神社の東側から見た風景。屋台がある場所は駐車場になってます。自分はあそこまで車で行っていいことに気づかず、坂の下で止めたので坂を歩いて登る羽目になった(汗

早速クリプレのマフラーと手袋を使う2人。クリスマスの件があったばかりなのに「カップルでもないのに変な感じ」とはこれ如何に。何でこれでまだカップルじゃないんだろう。

おみくじマシーン、稲荷神社にあったのは10円を2回入れるものでしたが、お金を入れたらすぐ落ちてきたのは一緒でしたね。

「雪だるま」、タイトルコールからして西片君のテンションが高い。寒霞渓は冬に積雪した時にも行ってみたいなぁ。クリスマスの件もあったしまだまだカップルというワードを使う高木さん。

「お正月」、日々野さん2度目のアニメ登場。実は校門ではしゃぐ木村と高尾の後ろを西片君が歩いてた。あのマフラー付けたまま下駄箱まで行けるんだなぁ西片君。

「相談」、北条さん可愛い。最後に西片君に口止めする時の横顔が凄く原作みがあった。そういえば劇場版は夏休みだから既に西片君の15歳の誕生日を過ぎた後、か。

原作と違い、クリスマスから大して時間が経っていないからこそ、次にプレゼントを贈れる誕生日も気になるっていう流れに説得力が出ている気がする。そこからまた大した時間を置かず次の「2月14日」だし、改めて振り返ると10話~12話の高木さんってどんな心境として描いているんだろうなぁ。

周りからは公然と付き合ってるものと認識され、夏祭りは一緒に行ったし、クリスマスも2人でフェリーに乗って映画を観に行ったのに、まだカップルじゃないし西片君はデートをデートだとは認めないし、でそんな中で西片君が北条さんとの約束もあるとは言え煮え切らない返事ばかりになると、ちょっとばかり意地悪になるのも無理は無いというか。

11話

西片君、まさかの後輩からチョコを貰う「2月14日」。黒板を消している高木さんの動きが何か荒れてるっぽく見えるのもわざとなんだろうなって思う。「久々に自転車で来た」ここもポイント。

必死にチョコ貰ったことを誤魔化そうとする西片君と、平静装ってるけど頭の中ぐちゃぐちゃになってる高木さんが組み合わさっちゃったから、勝負の内容も何か変だし、罰ゲームも変。黒板消しながら背中を向ける高木さんの顔は少し悲しそうで、朝から2人ともいつもの調子が出ないまま。

他の子相手だとすみれちゃんや梅ちゃんと談笑してたりするのだけど、高木さんが朝から上手く行ってない中で、「桜井君、喜んでくれたんだー」という爆弾発言をかますすみれちゃん。意外とこれまでの動向を見ると、矢印が向いててもおかしくはないんですが、しかし高木さんにとっては余計に・・・な発言だった可能性はあるよね。

真野ちゃんの今年のチョコ、板状じゃないから田辺先生に見つかったら今回は誤魔化せないのか。

授業中の様子、つまらなそうに聞いてるノッポ君と、よーく見たら、何か目が右を向いているような気がしないでもない桜井君。田辺先生の英語の発音、聞いてるとクセになる。いつものように怒られる西片君に対して、西片君の方を向いて笑う子が大半だけど、サナエちゃんやガリ勉君みたいに見向きもしない子や、前を向いたまま口を押さえて笑ってる梅ちゃんみたいに意外と反応が分かれてる。

放課後、鈴木ちゃんがミサエちゃんにスマホを見せたり、中村さんが北野さんと談笑、なんかドヤ顔にも見える桜井君とそれを指さすひろし?君と、それを見ている柴崎君。桜井君、これはすみれちゃんからチョコを貰ったからこの顔してるっぽい?そしてその後後輩からチョコを貰った柴崎君、あの猿が可愛いと感じる後輩ちゃん、分かる。だが爆発しろ。

帰り際、今度はミサエちゃんと中村さんが何やら談笑。やっぱ女子は全員仲良し感凄いな。中村さん、写真だとサナエちゃん程じゃないけどダウナーっぽいのに、笑うと普通に可愛い、多分クラスメイトで一番ギャップが良い子だわ。

西片君が何かを誤魔化そうとしている理由も、それをどんな手を使ってでも伝えようとしているのも分かってて、それでも怖くて勝負をやめようとする高木さん。そのまま放課後まで言い出すことも出来ないまま、神社へ一人来た後も中々西片君を呼び出せないまま。ここに山本先生が沢山描いたバレンタインのチョコの渡し方の一つを持ってくるのが構成上手すぎるというか、どんだけ原作を深く読み込んでいるんだって話ですよ。ほぼそのまま持ってきてるのに、この時の高木さんの心情に合いまくりだし。

西片君から逃げて、いつも通りにいられない自分にも嫌悪してるっていう、今までの高木さんからは想像できない、打たれ弱い一人の女の子の姿を、ずっと髪や角度で顔を映さないで表すのが凄く異質。消え入りそうな声で謝るのも含めて、西片君にはこんな姿を見られたくなかったんだなってのが分かる。この前振りに10話で「相談」をやってるんだから構成凄いわ。

にぼしの日で西片君をからかえて、ちゃんとチョコを渡せて、やっといつも通りに戻った高木さん。「考えることが似てきた」ってのは、クリスマスカードを一緒に入れた件も含めての発言ですね。

12話

3期の最後、「3月14日」は原作の「告白」から始まる。ある意味、このエピソードも満を持してのアニメ化をこのタイミングってのが本当によく考えてるなぁ。高木さんが「来月に親戚が結婚式」って言ってたので、あれが2月の事か。

今回も木村君はキューピッド。いやホント、あのウソを3期の〆に持ってくるなんてな。

天気が天気とは言え、浜口君と北条さんには暗雲が立ち込めている。一方で、段々と晴れて高木さんが走り始めた頃には光が差し込み始め、2人が合流した時には晴れ模様に。空がそれぞれの状態を表しているんだなぁ。

高木さんが乗ってくるフェリーの寄港場所は美浜港って名前ですが、小豆島にそんな名前の港は、無い!地名は変えているみたいですね。ただ小豆島で言うとこれは福田港。車で通ったなぁここ。地形はそのままだし、西片君の後ろにある寒霞渓の看板とかもそのままです。

海が西片君から見て左側にあるから、そこから海沿いを南下、希望の道とかがある方へ移動しているのは分かった。けどこれ、2人はどこで合流したのか。まぁ細かいことは気にするな!桜の舞う中で2人が向かい合い、西片君が何かを自分に告げるというのは高木さんが1話で夢見ていた景色なので、この夢もここで叶っているんだよな。地味に11話で高木さんが2月14日中に渡したかったのと同じように、西片君も3月14日中に渡したかったのも後押ししてる。本当に似てきているんだなぁ。

そんで最後、2期では西片君の方から高木さんの手を握ったのに対し、3期は高木さんが西片君の手を握ってラスト。これまで肝心な時は西片君が先に何かしてくれるのを待ってばかりだった高木さんの方から西片君の手を握ったってのが大きな違い。西片君がここまで来てくれたからこそ、高木さんも2年生の3月になって、ようやく少しだけ自分から勇気を出せたと解釈すべきかな。最後のカット、箱の中に花びらが2枚だけ入っているのも良いですね。

というわけで、振り返りが終わりました。一から見ると、2人の根本的な姿勢の違いや少しずつ変わっていく様子、クラスメイトの描写等、本当に細かい所まで丁寧丁寧丁寧に拘って3期分のアニメを作って来たのが改めて理解出来ました。あと数日、楽しみに劇場版を待ちたいと思います。

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