アリステラとマリキータマンを見る目が変わって来たキン肉マン300話の感想

記念すべき新シリーズの300話目のラストのコマが、マリキータマンがロールシャッハドットをやったらLの一文字が浮かぶって天才的発想だけどどうなのよそれと思ったけど、割と今回の話は色々と深読みする所が多かった気がする。

マリキータがスパイは多分100%無くなった

先週の様子でまた怪しくなっていたマリキータマンだけど、今週の反応でただのアリステラの親友でありイエスマンで、彼を正すことも無くひたすら付き従う愚かな忠臣というキャラでほぼ確定したかな。

正義超人達は誰かが道を踏み外しそうになったら殴り合ってでも正そうとするんだけど、彼は一切そんなことをしない。よりにもよってパイレートマン以外で生き残ったのがこいつだとなると、アリステラが復讐心を捨てることを受け入れるか、マリキータが変わらなければどうしようもない。最後までこいつらは破滅まで突き進んでしまうでしょう。

これまでもスグルと関わって来た超人達は大体が戦って分かり合ってきたし、ザ・マンにも将軍様がいた。しかしアリステラの場合、辺境の星に閉じこもっていた上に一番実力が近いマリキータがイエスマンで、身内に誰も止めてくれる奴がいない。今の所、「誰も正してくれる存在がいない」というタイプのキャラクターと見て良いのかもしれない。

復讐心を捨てれば良いことを分かっているのに分かってない、そんな相手にぶつけるのが復讐心を捨てたブロッケンjr.というのが熱すぎる。しかも「分かれよお前たち、復讐心なんて捨てろよ!」というこの構図で、ブロッケンが慈悲の心を持ってぼわぁしている。

つまり試合前は侮っていたブロッケンにマリキータがやられる、という可能性も見えてきたわけで、復讐心を捨てた存在が自分達を倒すという展開になれば否が応にも呪いを捨てないとダメだと証明することになるので、この進行はマジでブロッケンにしか出来なかったので試合が進めば進むほどオメガグロリアスに対する最高の相手だったことが補完されていく。

少なくともブロッケンが何も出来ずに負ける可能性はほぼ無くなったと見て良いはず。

呪いの中に希望はあるのか?

それともう一つ気になったのは、アリステラが「呪いの中から力を発露させる方法を見つける」と発言したこと。

今までの展開的に我々読者はそれが絶対無理だと思っているわけですが、作中のキャラから他にあるかもしれんやろがい!と言われると、その可能性も実はあるのでは?と思えてきた。

そもそもサタンの本命と言えるであろう連中がまだ姿を見せていないのに、ここで慈悲の心の強さを見せつけて勝敗が決してしまうと、そのまま慈悲の心で勝利するという展開が今後も続いてしまいかねない。

ならば慈悲の心こそが究極の力・・・!という主張が完全に決まりそうな今こそ、そのカウンターとなりそうな力が出てきても何もおかしくない。だから来年は慈悲の心とそれに対局な力の戦いという展開もあるんじゃないかなと今は想像しておきます。

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