ワールドトリガー 第241話 遠征選抜試験㊲ & 第242話 遠征選抜試験㊳ & 第27巻 感想

GWはサンドランド優先!と過ごしていたがそのまま即日更新をしないでいたらずるずると経ってしまったので、今更だけど感想!

2か月ぶりのワートリは2話掲載、更に27巻も同日発売。以前に公開されたQ&Aやジャンプフェスタでの葦原先生への質問に加え、巻末は歴代担当編集による21歳組4名&東さんの学部・学科の考察記事というなんか豪華な企画。また、各種店舗での特典はこの21歳組の描き下ろしイラストを使用&店舗ごとに誰か一人がメガネを掛けているというものでした。・・・21歳組推しの人、今回尊みで氏んでません?大丈夫?

本人のいない所で株が上がることに定評のある男、メガネ

「その手があったかって思うのにどうして気づかなかったのか」という王子の感想は、ワートリを読んでいると度々思う。2か月待った諏訪7番隊の策もその一つ。

修が立てた策の正解は「弾数をも削って2ターンだけ全力攻撃して有利を取って後は逃げる」。たった5ターンの中でこの仕掛けに気づくのはまず無理、気づいても確証が持てないからやられた後では迂闊に取り返しにも行きにくいという、情報が分からないからこそ強力な作戦。

諏訪隊と言うか修は3日間の戦闘シミュで結論付けた「最初の戦闘の結果がそのまま大勢を決める」、つまり「初手で優勢になれれば勝利にぐっと近づく」という部分をトリオン兵シミュでも当てはめた策を立てていた。ここが恐らく他の隊と少し違う所。

どう来るか分からないからバランス型とか、3日間の感覚に引き摺られたりとかもせず、あくまでも両方のシミュに共通した点だけを引き継いだ思考で策を立てていた。この辺の思考のバランス感覚は流石と言わざるを得んなぁ。

性能の考察中に自身のトリオン量が低いが為、コストが全然足りないことに修は悩んでいたが、恐らくそこも発想に結び付いているんだろう。千佳とヒュースがトリオンを注ぎ込めるだけ注ぎ込んだ高性能ユニットを軸にするのに対し、削れるだけ削って数を揃えたユニットで策を立てている修という対比にもなっている。持たざる者の戦いは今回も健在だった。

というか、238話での基本情報の解説において、急所攻撃に目がいってたけど本当に注目するべきはジャミングだったんだなぁ。「2ターンしか持続しない」って、「2ターン持続すれば十分」だったのが今回の話で分かったし。完全に急所攻撃によって目を逸らされてたわ。

そして歌川隊と言うかユーマが立てた方針の結果も対若村隊で開示されましたが・・・なんか、なんだろうね、即効仕掛けてやろうと情報でも圧を掛けてやろうが悪魔合体したことで、行進の後には何も残らない百鬼夜行になっていたんですが・・・まぁ若村隊が1ターン目に陣形を整えようとしたのに対し、その1ターンも無駄にしないユーマの作戦勝ちですね。他の隊も1ターン目は積極的に動かない所は大体こんな感じになっていたのでしょう。

若村隊はかなりいい成績で終わりましたが、これによって順位がどこまで変動しているのか、そしてこの後の夜パートに何があるのか、来月が楽しみです。

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