忍者と極道 第68話 世界平和 感想

作者神(サクガミ)が作画間に合わず急遽更新が延期となったのも納得出来る内容。そしてこれまでの忍者と極道の戦いで刷り込まれてきた常識をぶち破ってきた。良い意味で漫画らしさに溢れていますね。

手数が足りないなら増やせばいいじゃない

官邸が吹っ飛ばなかったことで爆弾が解体されたことを悟った各人。忍者〈しのは〉くんの中で極道(きわみ)さんの評価と信頼が更に上がったので、益々正体バレ時の衝撃が大きくなりましたね、ええ。

これが何を意味するか、やはり一番揺れたのはガムテ。クーポンの無いきわみさんにプリマをぶつければ或いは、と賭けていた一方で、自分達(グラスチルドレン)の運命は救われないことを悟ってもいた、と。グラチル自体の最期の悪足掻きであるかのように、遊ばず全力で頃せとまだ生き残るチルドレンへ号令を出し、再び忍者サイドと生存者達はピンチに陥った。

・・・あぁ、そうか。確かに生徒会役員共への襲撃とかも、キャッキャッとお遊戯みたいな雰囲気でやってたもんな。今までの逆札もモブチルドレンは遊びでやってたのか。それが全力で掛かれば、忍者達を手こずらせる程には強い。モブレベルでも聖華天とは違う現役の頃し屋達の強さってのがよく分かる。

亀威先生も遂に割戦隊(ワレンジャー)の黄と桃に追い詰められ絶体絶命。テニプリをベースにした何か色々混ざった漫画の主人公を真似して威嚇するも氏を覚悟した模様。クーポンをキメたグラチル相手じゃ、大の男が両手を挙げて威嚇してもただのレッサーパンダだもんね、仕方ないね。

更に円亥大臣と護衛していた城水警察官も絶体絶命ですが・・・円亥大臣、しのは君があの感想文で受賞したのに具現を呈していたような気がするんだが、かくいうあなたもアニメ好きだったんかい。これは聖闘士星矢あたりでしょうか?アニメを原動力に大臣にまで上り詰めるってマジ偉大ェ。氏の瞬間をぼかしてるし、生きててほしいものだが。

・・・そしてまさかの、最後の八忍トメたんここで合流。忍巧美男衆(テクノビダンズ)なる百を超えたイケメン軍団を官邸へ向けて進撃させながら。・・・わーお、この突き抜けた意味不明っぷり、正に忍者と極道を読んでいる気分になるね!「百を超える」「イケメン軍団」だぜ!もう訳が分からねぇ!

忍者側の兵力が八忍しかいないという読者への刷り込みをぶち破ってきやがった!忍者側の兵力が足りないことへの解答が「兵力を増やす」というそのまんまの答えだからこそ意表を突かれた。まさか集団対集団がこの漫画で始まろうとしているとは。

しかもこのイケメン軍団、顔も服装もバラバラだから多分元ネタがあるだろうし、それを20人位は描いているので、恐らくこの最後のコマの作画が間に合わなかったんだと推測する。マジお疲れ様ですサクガミ。

漢字が「忍巧」だし、全員トメたん製のサイボーグでは?という予想もありますが、自分もそう思う。こんな大人数に忍者の秘密を漏らすのも考えにくいし、何よりバロンドール、プリマと首が飛んでも動くことのハードルを段々下げたので、いよいよ首が飛んでも問題なく戦闘が続くようになっても全く驚きません。ここまで考えているとしたら本当に見事な脚本ですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)