さて、公開直後の3連休も終わりましたし、このブログではネタバレも普通に含んだ感想を書いていこうと思います。多分今回もその3とか4くらいまで分割されるでしょう。
／ 『ガールズ＆パンツァー 最終章』 第4話 冒頭映像公開！ ＼
あんこうチームに白旗…… 混乱する大洗女子学園。勝機はあるのか！？ 気になる結末は劇場で！ またChouChoさんが歌う新主題歌とともに新しくなったOP映像にも注目！ ▼視聴はこちらhttps://t.co/jKxdu8GXxD#garupan pic.twitter.com/xIkbl2OO7a — 「ガールズ＆パンツァー」公式アカウント (@garupan) October 7, 2023
とりあえずまずはこれに触れねばなるまい
澤ちゃんが！隊長やってる！めっちゃ出番ある！出番あるどころか、実質今回の主役！ハイパーつよつよ一年生澤梓！あああああああ！！！
・・・はい、失礼しました。唯一の一年生車長の為、割と強めにあり得る未来として多くの人が見ていた澤ちゃんの次期隊長という幻覚。リトルアーミーⅡでは副隊長になっていましたが、あれも劇場版とほぼ同時期なのでおよそ8年。TVアニメ版終了後から遡ると実に10年。
今回あんこうの脱落、更にカメの脱落から引き継ぐ形で、澤ちゃんが臨時隊長となって長年の幻覚が現実のものとなりました。引き継いだ後もトンネルからの脱出にEPSともくもくの併用でタイミングをズラす、二手に分かれるというみほと通じた思考、スキーが始まるまではキッチリ作戦通りにことを進め、そしてトム・ホーン作戦というウサギさんチームらしい作戦でKV-1を撃破し重戦車キラーも達成と、澤ちゃんとウサギさんチームの一つの到達点とも言えるような内容。
それもあってか、パンフレットではウサギさんチーム座談会が載っていて非常に私得でした。
澤ちゃんだけでなく、要所要所での桂利奈ちゃんの操縦をはじめとして、ウサギさんチーム全体の成長も今まで以上に感じられました。あやちゃんは代えのメガネも用意してましたが、撃破された時にまた割れて、でも試合後はまた代えてたとか最低でも2つ以上の予備を用意してたみたい。ヨウコを釣りだす場所も澤ちゃん紗希ちゃんと同じ考えだったし、戦術面でもそれが分かる位には成長したんだなって。
紗希ちゃんはトム・ホーン作戦の提案とか、今までなら喋ってる所だったので、まだそこまでのピンチではないのかな？とパンフレットでの座談会で触れられていましたが、果たして小松未可子さんは6話にキャスティングされているのか・・・？
いやまさか、澤ちゃんが今回もそこそこ活躍するだろうとは思っていましたが、臨時隊長まで務めて実質的な4話の主役に上り詰めるなんて夢にも。大洗女子の中で、一番丁寧に成長の描写を積み重ねてはいましたが、いきなりこんな花開くことになろうとは。そして次期隊長というお墨付きもこの段階で貰うことになるなんて。マジであまりに長い年月を見ていた幻覚が、突然の超強火で現実に焼き付けられたのでまだどこか実感が湧かない所があります。
しかも聖グロ側も今回はペコの指揮で動いていて、こっちも次期隊長を本格的に育成している描写が。3話であまりに個として極まってる描写をされたあんこうを、まともに相手出来るのは真面目に考えて愛里寿だけだろうし、そう考えるとガチでチャーチルの相手がM3になって、次期隊長同士のぶつかり合いになってもおかしくない気がする。
我らは澤ペコ復権派の民だ！うおおおお！！！
新OPが卒業を意識したものになっていた一方で、今回の4話では卒業後の次代についても明確に描写していましたし、澤ちゃんvsペコってのは一つの次代の戦いとしてきっちり描くのかもしれませんね。その場合は車長ペコ、ダー様が装填手になるんでしょう。・・・いやしかし、澤ペコまで決勝戦でガチで幻覚から現実になるのが現実味を帯びてくると、流石に落ちついていられませんね（汗
戦車戦・・・戦車戦？
数の不利と序盤の圧倒的ピンチをあんこうが単身で覆した所でヨウコに撃墜された所から始まった4話。待望の新OPはグランドシンフォニーのような激しさもありつつ、TVアニメの時のような明るい雰囲気と、劇場版のようなお祭り感、そして卒業という最後を強く感じる、正に集大成と言わんばかりのOPになっていました。
劇場版の時点で継続の所持が仄めかされていたKV1、やはり登場しましたね。あのリーゼントのユリの乗機として、攻守に渡って活躍してました。そしてアコーディオン。歌わない代わりに継続は演奏する学校。ヨウコの戦車はstu40こと三突のG型で、こちらも予想の本命でしたね。stuの砲撃の後ろの方の「ヒュー――ン・・・」みたいな音が心地よくて好きなんですが分かる方いますかね？あとT34の76が3両、うち一輌は専用ペイントと、実にフィンランドらしいラインナップ。
予想されていた通り、大脱走に着想を得たダム穴からの脱出、そして形勢を逆転してミカを追い詰めたと思ったところで始まる戦車でのスキー。関係各者が公開前に言っていたスピード感って何だろうなって思ったら、こういうことでしたか。確かに雪山と言えばスキーだけど、戦車でスキーは完全に予想してませんでした。本当に凄いスピードだった。過去一凄まじいスピードの戦車戦になってましたね。 ・・・いやでも、雪崩はやり過ぎだろ！？特殊カーボンがあるなら雪崩も許されるんです！？
しかも、スキーの中で車体を安定させる為に、射撃の反動まで利用し出すとか・・・あの、ドリタンで私、射撃反動の利用法をめっちゃ研究してたわけなんですが、ゲームの挙動はゲームでしかないんだし、まさかアニメ本編で使うなんて思わないじゃないですか！？もう戦車で出来そうなこと、今回でほぼほぼやり切ったんじゃないでしょうか。ドリタンと言えば、今回は戦車が横転したり転げ落ちたり、ドリタンでよく見る光景が多く見られました。
サメさんチームは車体をこれでもかと活用したどころか初撃破まで。カバさんチームは久々のマカロニ作戦もドライになって決まったが、やはり何度もは機能せず。それはない。よーく見たら、ヨウコが稜線に到達した時点でマカロニの展開は終わってるんですよね。
カモは今回どちらかというとそどサーチでの活躍がメイン。レオポンはいつものようにEPSやもくもく、アヒルさんはプラウダ戦以来のソリが活躍。カメは一輌倒した以外は会長が一時的に立て直しの為に率いてた位で、今回はメイン所じゃない大洗の7チームの戦いって感じでした。
ぶっちゃけ今回のあんこうチーム、台詞量的には1~3話の他チーム並でしたからね。試合中2回と試合後に1回、サウナの沙織、最後のみほゆか・・・あれ、本当にこれだけしか喋ってないのでは？
そしてラスト、一人きりになったアリクイさんチームが序盤の意趣返しで決着を付けたのが実に劇的だった。TV版ではただ盾になっただけで終わったチームが、あのミカを出し抜くとは・・・しかし、2戦続けて生き残りはフラッグ車のみというめっちゃギリギリな状態まで追い詰められているので、次はフラッグ車どうなるんだろうか。最後はやはりあんこうかな？
動から静への転換
一方、あんこう破れ鍋作戦からスキーで大洗vs継続戦は奇抜でスピード感が半端ない戦いだったからか、聖グロvs黒森峰の砂漠戦はかなり対照的だった。サンドランドとはまた違った形で砂漠の地形や気候に左右され、フラッグ車の救援に向かう為の渓谷内での戦いと、最後の6vs7の残存勢力での正面からぶつかる総力戦の2つがメイン。
クルセイダーが爆走する機会も少なかったのもありますが、あのスキーの後なので余計に静かでゆっくりした戦車戦という印象がありました。多分ですけど、尺的にも残り3分の1くらい、ですよね？
黒森峰は重戦車の修理が間に合わなかったのか、穴埋めになった二号が初登場。西住邸の自家用車は発砲することは無かったですが、CVより力強そうな機銃の発砲音でしたね。あと地味に、本当に地味ですがⅣ号G型が一輌いましたね。一応あれも黒森峰の新車輌扱いで良いのかな？
エミは瓶ノンアルをグビグビ、エリカはジョッキでグビグビしてぷはー、マウ子ことエマは缶を握りつぶし、おかたい黒森峰よどこへ！って感じ。マウ子とかにも今回名前がついて某情報アカウントの方は狂喜したことでしょう。
クルセイダー隊も本当に出ましたが・・・出ましたが・・・あのすいません、お嬢様判定アウトな奴が押し込められる懲罰隊かなにかですかクルセイダー隊は？？？推定ジャスミンが予告の時点でまぁまぁこいつもお嬢様じゃなさそうだなぁと思ってたけど、クランベリーはそもそも髪もメイクも全部がアウトだろ！まさかローズヒップがまともに見えるなんて・・・
だがそんなことよりも・・・待てや紅茶、愛里寿は反則だろてめぇ！それだけならまだしも、センチュまで持ってくるのは許されんだろ！手段を選ばないにも限度があらぁ！・・・まぁイギリス戦車だし、上述しましたが今のあんこうを相手に出来る存在は黒森峰にはいないし、聖グロには勝ったことないし、既定路線ではあったんですかね。
正直、2話でのエリカの覚醒の様子を見たら、最終的にみほとぶつかり戦車で語り合うのも見てみたかったんですけどね。製作サイド的にはドラマCD3巻でもうこの2人はやり切ったという結論の可能性はありますが、Varianteとかドリタンとか見ると、やっぱり今のみほとエリカが真正面から会話する所は見たいのですが。5話は決勝戦前に日常の描写がそこそこあるだろうから、そこに期待かなぁ。
書きたいこと全部書いていたらどんだけ伸びるか分からないので、その1はこの辺で。
モデルグラフィックス 2024年 01月号 (ModelGraphix(モデルグラフィックス)) 雑誌 – 2023/11/25