コロナが蔓延してからというもの、夏の縁日と屋台は当然ながら開催が中止となって数年。夏と言えば縁日と屋台、そして花火と相場が決まってるのに、その内の2つがないのは何と寂しかったことか。
しかし、今年は数年ぶりに開催されると小耳に挟んだので、仕事の帰りにそのまま寄ってみることにした。この子どもと親の多さ、屋台の熱気と活気こそ夏の風物詩。改めて思うがこの密度じゃ感染の恐れがあるのに開催なんて出来るわけがない。
さてさて、屋台の特別感は多少割高であっても食べ物が美味しく見える魔法が掛かっているものです。となれば、例え週末でなくてもそれ等を酒と一緒に楽しみたくなるのは当然と言えましょう。幸運にも、以前は無かった生ビールを縁日の範囲内にある居酒屋が提供していたので、今回は生ビールをお供にあれやこれを楽しめる状況が整ったのであります。
まぁ人の密度も凄いし、あれこれ買い込んで腰を確実に降ろせる所まで袋を下げて生ビールのコップも持ったまま移動は大変だと判断して、とりあえずイカ焼きを購入。これに被りつき、生ビールを流し込む。夏!祭りの熱気の中で食べる屋台飯と生ビール、圧倒的に夏を感じる!どうして今までやらなかったのか不思議で仕方ない。多少の割高など知らぬ、この体験は祭りの今この瞬間にしか出来ないことなのだから。
・・・いやでもだいぶ割高になってるのは流石に気になったけど。まだ幼稚園児や小学生だった頃、たこ焼きや焼きそばは1パック300円だった。それが今回はどれも600円。子どもだった頃の倍になってしまった。冷やしパインなんて一番最初は100円だったはずが400円。
それに、また昔より屋台の数が少し減ってしまったようにも思う。ビールの当てとして一番期待していた牛串の屋台が、今年は無かった。あれを覚えていたから縁日でビールを呑もうと考えたのに、それが無いのは哀しい。
まぁ、それでもあれだけの地元の人達が集まる縁日の活気そのものは、数年ぶりでも全く失われていなかった。それを感じられたのは寄ってみて良かったと思っています。
そして帰ってから広島焼きと箸巻きを開けて2回戦。帰宅してもまだ私の夏祭りは終わっていない。これを食べてビールを呑むまでが夏祭りです。薄い広島焼きと分厚くもっちりした箸巻き、似てる粉もののようで味付けも含め別物で、どちらも美味しかったです。屋台パワーを補充したので、3連休までの今週の残りも頑張っていきたいですね。