Thisコミュニケーション 第33話 ゆく年齢くる年齢 感想

新章開幕の巻頭カラー。来年春にはLINEスタンプも発売、そして本日第8巻発売と、Thisコミュは絶好調。気になる引きから始まった新章の開幕は果たしてどんなお話か・・・?

取り戻せ、三食のある生活を

目覚めたデルウハ殿の前にいたのは、成長した7の2人。何年も経っているかと思いましたが、実際には1ヶ月半と、それ程長い時間では無かったようで。まぁ流石にデルウハ殿が身体を満足に動かせてるのに数年単位で昏睡はしませんよね。

が、研究所の方は割と様変わり。あの所長は運営に関わる立場じゃなくなってる上に現状は安否も不明。何か新しい執行部とやらが運営していると。でもあの200人しかいない閉鎖環境だったからデルウハ殿全員顔知ってるよね?1話の長髪のことなんてすぐ分かってるし。

何より一番重要なのはハントレス達。人格を頃され命令に忠実に従うだけの人形みたいな状態にされてしまってた。・・・まぁ、デルウハ殿と交戦して縛り上げて帰還という指揮官への反乱を起こした上に血の使い方に覚醒までした彼女達をそのままにはしておけんか・・・

が、そのせいで考えて戦うことが出来なくなったので、一瞬で新型イペリットの殻付きに全滅させられてデルウハ殿ブチギレ。むつはおろか、デルウハナイズされつつあったいちこまでも一律でこんなんにして頭を使えなくなったら、そりゃあなぁ。

せっかく強くなったのに武器や血の力を効果的に使えなくなったらむしろ弱体化著しい。RPGでお粗末なAIがコマンド選んでるようなものよね。何と言うか、新執行部は「合理性」と「効率性」を履き違えてる。効率的な運用に合理的な戦い方が伴わなきゃ何の意味も無いのよ。退治に出たりもしてなかったからか、凄く暢気な感じもするし、何か無能っぽいぞこいつら?

しかもデルウハ殿はあそこまで時間を掛けたハントレス達が心を封じられたことについては可哀想とか微塵にも思っていなくて、三食ある生活が出来なくなるから元に戻そうと考えてるのがホントにデルウハ殿らしくて良い。1話みたいに3秒数えるフリして7を頃したり、シリアスな中にギャグをぶち込んできたり、デルウハ殿や独特の作風は新章が始まっても決してブレてないのをまず再認識出来て新しい門出としてもピッタリ。

そしてしばらくはいちこ達に代わる戦力として運用されるだろう7の2人。性質も明らかになり、氏んだら細胞分裂を行い成長することで再生するという特性を持っていた模様。つまりあれよ、NARUTOの忍法・創造再生が出来るってことだ。

氏んでも再生は出来るものの、1回で2か月分とか成長してしまう為、何度も氏んでると肉体的な全盛期を過ぎてしまい、あとは老化一辺倒となり得ると思われるので、これまでと違い気軽に頃すことは出来なくなったのかな?おまけに成長したら反抗期になってたり、いちこ達と全く違うアプローチでコミュニケーションを取って彼女等を運用していかなければならないようで。

たった2人のハントレスと上手く付き合い、研究所へ戻りいちこ達を復活させ、いずれ訪れる強大なイペリットに備えなければならない・・・という、今までと置かれた立場が全く異なる状況で、再びパンと塩漬け肉の約束された生活を取り戻す為奮闘するデルウハ殿の活躍に、ご期待ください。まずは思春期の女の子とのコミュニケーションからだな!

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)