Thisコミュニケーション 第38話 贖罪 感想

9巻発売、そしてLINEスタンプ配信開始記念でセンターカラーの今月のThisコミュ。新章が始まってからの展開にようやく一区切りは着いた感じかな。

うわぁ痛そう、自業自得だけど

モールス信号の内容がななとはちに筒抜けだったデルウハ殿。おかんこと木手井研究員の死について隠した疑いが濃厚になったことで2人はイペリット殲滅を拒否。

理詰めの説得が失敗し情に訴えかける説得をするがこれも失敗、デルウハ殿そういうとこやぞ2人が言うように信用失ったらその手は使えないんや、合理性がまた足を引っ張っとるで。

ただ、その合理性が狂気染みた域にあるのもまたデルウハ殿。最早2人の説得は不可能、1人で5日も凌ぐのは無理ゲーだとしても今日死ぬより明日死ぬ方が長生きだし、その分飯も多く食える。だからって2人を今日だけでも戦わせる為に、飲み込んだばかりのテープを腹掻っ捌いて胃から取り出しますか普通?1日分3食の為だけに?改めてこの男やべぇなと思った。

さぁ最後の手も打った、自分がおかんを頃した所がばっちり映っててこれで万事休す、さらばだクソッタレと意識朦朧としながらテープを見ていたら映っていたのはななとはち自身が事故っておかんをやっちゃってたという衝撃の事実。デルウハ殿じゃなくてもふざけんなって思うよねマジでね。でも元を辿ればデルウハ殿が最低殿な人間の事実と自覚のせいだよね。

というか、ななはちもこの展開上重大な記憶が無くなってるとは思ってなかった。犯人がななはちは予想外だったが、そりゃこんな記憶は消しとかないと2人のダメージは取り返しがつかない。そしてあっさりと念願の再登場を果たした所長が訪れてデルウハ殿は限界到達バタンキュー、全てを知る所長と情報の整理タイム。新章が始まってから断片的に明かされてきたあれやこれやがやっとつまびらかに。

研究所や新体制の実態はなんか思っていたのとは違いましたね。竜野君のイペリット兵器、所長達の記憶を消す薬、どちらもすぐに用意出来ないのでその研究開発の間デルウハ殿とななはちで防衛するという方針に変わっただけで、そこまで様変わりしたわけじゃなかった。むしろデルウハ殿は新所長に協力もしてたし、前所長達は追いやられて軟禁とかでもなかった。

不幸なのはおかんの事故死、そして竜野君の研究の失敗とそれを認められない替建達の暴走、その失意から自分もイペリット化しようとしたので頃すしかなかった竜野君の札害、2つの事件が立て続けに起きてしまったことか。・・・いや、デルウハ殿じゃなくても記憶を消したくなるわこんなの。一ヶ月半でどうなってんのよこの研究所(汗

しかし、デルウハ殿が記憶を消す薬を飲んだのは2つの事件を忘れたかったからではなく、そして飲んだのも自分の意思。では何故飲んだのか?デルウハ殿はそれこそが未だに謎となっている、「誰がどうやって覚醒したハントレス達を制圧したかの記憶」を消す為だったと考えているようで。

仮にやったのがデルウハ殿なら、ハントレス達がデルウハ殿に、あるいはその逆に、デルウハ殿が薬を飲んででも忘れたいことをしたってことになるんですが…なんだ?一体どんなとんでもないことがあったら、デルウハ殿の記憶から消さなければならないって事態になるんだ?

あるとしたら、何か関係を決定的に変えてしまうようなことなんだろうか…消さないと「デルウハ殿が」今まで通りやっていけない記憶なのか。いちこは一人だけ力を放棄してデルウハ殿制圧も乗り気じゃなかったし、大いに関係してそうな予感がする。

まぁその真実は、遂に完全復活したハントレス達が次回明らかにしてくれるでしょう。やっと、やっとか。半年も経ってないのに随分長く待った気がする。ななはちはたった4日間で老人になるまで再生を繰り返して戦って、なんかもう痛々しい。おかんを頃してしまった事実も消えないし。それでも死なずに退けただけでも良かった、今までも沢山退場しちまったからこの作品。

とにもかくにも、まだ爆弾が残っているのは確かですがデルウハ殿、ハントレス達、所長がようやく勢揃い。爆弾の中身含め次回が楽しみです。

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