からかい上手の高木さん 15巻 感想

「からかい上手の高木さん」第15巻が2月14日に発売となりました。収録の1本目が2人の幼少編ということで、表紙もそれにちなんだものに。尚、今回も特装版が発売されている他、「それでも歩は寄せてくる」のバレンタインカードと、「くノ一ツバキの胸の内」の設定表が収録。同日発売の「からかい上手の元高木さん」11巻にも収録されています。

今も昔も、勝負の日々

ゲッサンにカラーで掲載された「ランキング」は、まだ幼かった頃の西片君と高木さんのお話。お互いに面識はないながら、同じゲームを遊んでいたかつての2人。顔も名前も分からないTKGという相手に自分のスコアを抜かれた西片君は、結局それを塗り替えることなくゲームが撤去。2人の勝負は中学に入るよりずっと前から始まっていたらしい。

当時のことはTKGという名前もすっかり忘れた西片君に対し、ちゃんと遊んだことを覚えていた高木さん。巻末の描き下ろしで、駄菓子屋に置かれたのは当時2人が遊んでいたこの筐体そのものだったことも判明。もしも記録のリセットが無かったら、一体この時高木さんはどんな反応を見せていたのか。

扉絵や15巻の表紙を見る限りでは、高木さんは自分と同じゲームを遊んでいる少年がいることは分かっていたみたいだけど、どこまでこの少年のことを覚えていたんだろう。少なくとも高木さんの方は入学式よりずっと前から、西片君のことを知っていたのかも。元高木さんでちーとあいつが幼少の頃に公園で遭遇した回数がどんどん増えているように、ひょっとしたら西片君と高木さんにも幼少エピソードが他にも出てくるのかもしれませんね。

その他、西片君が純粋過ぎてからかえなくなっちゃったけど、結局うずうずした自分に抗えなかった「紙ヒコーキ」や、手が触れ合う定番のシチュエーションから終始からかわれる「反射神経」。高木さんの反応が可愛いものとしては、先に西片君の方からメッセージが送られてきた「けっこん」、本気で家に誘った「落としもの」等、多数のエピソードが収録。

ラストの「やさしさ」ではいつぞやの兄妹が久しぶりに登場。西片君の優しさと、そんな西片君を見て高木さんが見せた優しさ、2人の暖かさにほっこりするエピソードです。

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