小豆島にも行ったので今一度からかい上手の高木さんのアニメを最初から見直してみる 3期5話~8話

 

5話と6話は色々と衝撃が凄い。が、見直してみると8話も実はクラスメイトに関する劇場版のさり気ない伏線が仕込まれているのではないか?とも。

小豆島の旅行の記事はこちらから。

5話

冒頭、何の予告も無く登場したちーとあいつに、全原作履修勢が仰天したのは言うまでもない。後ろの習字が「未来」なのも芸が細かい。瀬戸の花嫁も後ろの習字で遊んでたの思いだしたぞ。アニメで動きと声が付くと、本当に表情の変化も身振り手振りも西片君そっくりなのに、外見は高木さんそっくりだ。3期での登場は今回だけでしたが、この先も、あるんでしょうかね?

「苦手なもの」、今度は習字が「野菜」に。もう後ろの壁は細かいこと気にしなくなってきたな!木村くんだけひらがななのは何故だろう。まさか漢字分からないわけないよね・・・?

高木さんの後方でノッポ君が登校してきた誰かに挨拶して話をしているけど、髪形的に中島君かな?鈴木ちゃんが北条さんとお話してて、やっぱりこの2人は仲が良いようだ。

高木さんが読んでいたのは宮沢賢治の「春と修羅」。これも何かの暗示なんだろうか。

「ギョーザ」でサナエちゃんもあいつみたいに手づかみで食べていたことや目が似ていることを考えると・・・いや、まさか・・・あ、サナエちゃんじゃなくて田辺先生とサナエちゃんのお姉さんの子どもって歳が離れてないとおかしいだろ!?今のとこ確証はまだ無いからねぇ。

3人娘が御飯食べてる後ろで、桜井君は寝てるのかなあれ?高尾君、サナエちゃんが横を通る時よく見たら一人だけ顔を赤くして乙女みたいになっとる。

「役決め」から、クラスメイトの出番が多い文化祭編の始まり。出し物の案にオリーブ茶屋とソーメンがあるのが小豆島ですなぁ。オーディションを後ろで見てる女子も、誰も冷やかしたりとかしないので本当に良いクラスだなぁ。ガリ勉君、クラスの男子相手でも敬語な真面目君。柴崎君、多分クラスで一番顔が良い子なんだけど別にプレイボーイでも何でもない。そして桜井君はちょっとお調子者。

後ろで西片君と高木さんを見ている鈴木ちゃんや北野ちゃん、これはどういう感情なんだろう、西片君が中々演技しないから不思議に思ってるだけなのか、それとも。豚の王子様という役変に後ろで驚いてるのはオオワキ君・高尾君・桜井君の3人。オオワキ君、影が薄いなぁ。

役が決まった黒板、名前が全員公式ガイドに書いてあるそのまんま。やっぱ全員の苗字設定されてないべ!?殆ど苗字で書かれてる中でノッポとかミサエって書かれる気分とは一体・・・

「釣り」、高木さんの方からここまで大胆に西片君に接触してるの、すぐに離れた本人の反応からして、西片君が危なくて無意識にした行動っぽい。平時なら絶対に自分からこんなことはしないもんね。西片君が振り向いた時には平静装っていたけど、まだ少し瞳が揺れてたり。「水切り」とは逆の立場になったけど、どっちも咄嗟に相手を助けようとするのは一緒だから優しい2人だよね。

最後のカットの場所、オリーブ公園前にも見える気がするんだけど、どこだろうか?右奥にホテル?が見えるからそれが参考になりそうだけど。

6話

1話丸々「文化祭」。5話に引き続き文化祭編なのでクラスメイトの描写が多々。背景の木を作ってる中島君とノッポ君、小道具作りに正を出す真野ちゃんと梅ちゃん。ミナの裁縫スキルたっけぇなぁ。桜井君の猿はイメージまんまって感じ。柴崎君、その犬の手は何だその手は、男子だろ君は。そしてその後何故かマッスルポーズ。・・・犬?見た目の割に大人びた感がゼロのギャップがあるなぁ。すみれちゃんは凄く楽しそう。高木さんは誰とでも仲良しって感じがする。

西片君は本当に何なんだろう、擬人化きびだんごって何度見ても意味が分からんぞ!?ABCDと全身に4つあるし、この無駄によく考えた意味の分からないデザイン、間違いなく中学生が考えたものって感じがする・・・

高木さんを屋上に呼び出したことの意味に後で気づくのが、まぁ真面目な所がある西片君らしいと言えば西片君らしい。原作のエピソードをそのまま転用しているとは言え、もう完全に高木さんと2人でいることに当たり前になっている時期に消化するのは構成が上手い。地味にモブ女子が文化祭で告白するって台詞もあるし、これも地味ながら伏線の一つかな。

高木さんは高木さんで、一瞬期待したから瞳が揺らめいてたり、分かっていて呼び出されたシチュエーションを楽しんでいるよなぁ。あと西片君の台詞も全部覚えてると思う、絶対。

片や浜口はクラスの出し物がよりにもよってなので、北条さんには来てほしくないと言ったのに北条さんの方から会いに行くといういつもとちょっと違うパターン。文化祭中でもいつも通りにイチャイチャしてるのが中井君と真野ちゃんだけっていうね。

やって来ました文化祭当日。展示に使われている写真は土渕海峡や西光寺の三重塔等、アニメでもお馴染みの場所。割と男女で行動してるのが多くて、あぁそりゃカップル増えるよなと。

お化け屋敷勝負、「一人ずつかぁ」って台詞が若干残念そうに言ってるんだよね、一緒に入りたいという後で言った本心の通り。でもゴールした時はやけに楽しそうなのが高木さんらしい。あと内部でラブコメの波動を感じて西片君ビビらせに入った女子は良い仕事をした。

桜井君の猿と柴崎君の犬、取ってるポーズが練習と変わってたり。練習だからおふざけしてたのかなぁと考えると、中学生男子らしいなぁと思う。高木さんは目の前にいるのが木村君でも、西片君を相手だと思ってやっていたのかなぁ。そして腹を下すというアクシデントでまーた2人の仲をアシストする木村君、最早アニメではそういう星の下に生まれてきたとしか思えん。間違いなく劇場版でも仕事するでしょ。

まさかの西片君がやってきて目を輝かせる高木さんに対して、西片君はもうどうしたら良いか分かんねぇ!って焦りまくって対照的なんだけど、咄嗟に出た「愛の奇跡」って言葉が正にこの状況にピッタリ過ぎて、しかもこんなシチュエーションで言われたら高木さんだってお芝居しながら「初めて会った日からこうなる運命だった、あの日からあなたは私の王子様」って本音を交えて体を預けようとするわね。

状況がめっちゃ手伝っているとはいえ、高木さんの方から西片君にここまで大胆な行動をするのって凄いことだよなぁ。ただこれも高木さんが西片君の行動や言葉を待って、それのクリティカルによる反応なわけで、その図式はずっと崩れてないんだよね。高木さんに対して本当に必要な時に行動を起こせる西片君の良い男っぷりがアニオリの盛り上がりの根幹になってますね。

そういえば、3期では月本先生と田辺先生が結婚するって分かった回は結局やりませんでしたね。一応アニメじゃ今回、劇を見てマジ泣きしている田辺先生に微笑む月本先生というカットがありましたが、その辺は劇場版や、あるとしたら4期で回収されるんでしょうか。

7話

「散歩」の冒頭、カレンダーが11月12月になってるのが薄っすらと確認出来ますね。文化祭という一つの節目が終わり、一気に秋→冬へ季節は移ると。島の様子やEDも秋模様になってますね。この時期の寒霞渓行ってみてぇなぁー。今回はだいぶ色んな所を散歩しているけど、どの辺りがモデルになっているんだろうか。オリーブ公園を歩いているのは分かったぞ。(フンス

放送時の感想でも言ったけど、ヒカリの家の犬なんだけどヒカリ本人はアニメには登場しなかったので、少し話の内容も変わっているんですよね。ふだつきのキョーコちゃんのアニメ化を何卒、何卒ー。

「忘れもの」、文化祭から増えたカップル達が残るイチャコラ空間と化した放課後の学校。目を凝らしたつもりだけど、一応クラスメイトでは中井君と真野ちゃん以外でくっ付いてる様子は見られないね。すみれちゃんは2月14日の例の発言まで、おあつらえ向きのこの回ですらそういう素振りが一切見えなかったから余計に衝撃的。

「編み物」、散歩で高木さんに犬好きも見抜かれてしまったから、開き直って高木さんの前で犬図鑑を読む西片君。好きな色を咄嗟に赤と答えてるのは高木さんの水着からして本心なんだろうなぁ。

よく考えると、高木さんの方から西片君の手に触れるっていうかなり大胆な行動をしてるんだよな。文化祭のあれが高木さんを少し変えた、みたいな意図を含んでいるんだろうか。そして自分以外へのプレゼントを編んでると思い心がざらつく西片君というのも、むしろ文化祭も含めてあれだけ色々2人で経験してきたのに自分へではないという、時間の積み重ねがあるからこそのざらつきなのかな。

8話

「寄り道①~④」、小瀬の重岩(かさねいわ)とそこまでの階段がモデル。絶景なのは間違いないし、次はここにも足を運んでみたい。

階段を登る前、少し期待を込めたような声で「へぇー・・・」と呟き、少し緊張してたけど西片君が何も知らず来たと分かって緊張を解く高木さん、深読みし過ぎで墓穴を掘って可愛い北条さん、意外な一面を見せる中井君、いつも通りの3人娘と、各組それぞれに見所あり。特に中井君は単行本の描き下ろし部分も加えたのが、オチとしても良い塩梅。

ノートに書かれている名前の中に荒木ってありますが、クラスメイトに荒木君がいますね。これがその荒木君を想って書いたものだとするならば、その書いた子はクラスメイトなのか、それとも。もし劇場版で荒木君と付き合っている子が現れた場合、ここで書いた子の正体も判明するというわけだ。

「レンタルDVD」、言わずもがなのブックスことぶきさんとその周辺がそのままモデル。釣りや文化祭が特別過ぎただけで、やはり高木さんは今でもからかいじゃない肝心な時には勇気が出ない女の子だということをまた強調した回でもある。そういう意味でも、次回の繋ぎとしては最後のオチを上手く使えるし、ベストな回の選択だったのかな。

ただ放送当時も書いたように、原作も読んで原作でのオチの意味を理解してほしい回でもある。アニメから入った人は原作を後で読むことにより、一つの話で二度美味しい体験が出来ますよ。

『からかい上手の高木さん3』 Vol.1 [Blu-ray]

『からかい上手の高木さん3』Vol.2[Blu-ray]

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)