今回の表紙はおにぎりを食べる高木さんが目印のゲッサン5月号が発売されました。・・・あのワニ、ゲッサンコミックスだったんですねぇ・・・今となっちゃあ「話題のあの「ワニ」」という煽り文も虚しいものだ。しかも描き下ろしと言っても4コマ1本だけ。
単行本の描き下ろしも手抜きみたいなものらしいし、ワニのせいでゲッサン自体が評価下がったりしないかと不安になる。てか帯で詐欺同然の謳い文句って、どうしたのよ小学館?
からかい上手の高木さん
今月は「お弁当」という一本だけ。珍しくお昼の時間に西片君の友達が皆お休みの為、西片君はぼっち飯になってしまうのだった。・・・てかそれぞれの休んだ理由、木村の食中毒はすっごい分かるし浜口の風邪もなんか分かるんだけどさ、高尾・・・お前ゲームの発売日だから休むってドラクエⅢじゃないんだぞ何十年前の話だそれ(汗
しかしぼっち飯に向かう西片君を見掛けた高木さん、あとを追っ掛けて誰も来ない屋上前の階段で2人でお昼。爆発しろ西片君。勝負はするけど罰ゲームも特になく、本当に2人で楽しくお昼ご飯を食べるのでした。
高木さんは2人っきりでご飯が出来るからって理由もあるだろうけど、一人でご飯に行った西片君が寂しいと思ったからでもあるし、西片君も自分を探して来てくれた高木さんにちゃんとお礼を言えてるし、お互いに優しいなぁ。
くノ一ツバキの胸の内
季節は春。里もお花見日和、その中で敢行されたまんじゅう大食い大会。食い物と言えばアサガオの出番。ぶっちぎりの胃袋のキャパシティを見せつけるのだった。一杯食べる君が好きという言葉もありますし、アサガオは美味しそうに何か食べてる時が一番輝く子。あと素直じゃないサザンカとのトムとジェリーな所も良い。
意外にもそんなアサガオに拮抗する大食いっぷりを見せていたイタドリでしたが、なんとウメやホウセンカと協力して変化して3人で組んでいた。そうだった、この作品はくノ一ものだった・・・(毎回言ってる気がする)。
でも他の子達には最後まで気づかれなかった辺り、イタドリ・ウメ・ホウセンカのちびっこトリオ、中々やるなぁ。その後どうなったかは考えるだけで恐ろしいけど。
そしてさっき食べたのと味が違うかを確かめる為だけに参加して1個食べて棄権するモクレン、相変わらずのマイペース。モクレンはまぁ、お茶飲んでる姿が一番似合うよね。
スクール×ツクール
「あつまれどうぶつの森」でDIYによる家具作成が存在することもあって、最近一段と目にするようになったDIYという単語を主題としたこの漫画にも、注目が集まっているのかいないのか。
前回で屋上秘密基地が完成したことにより、菜子は屋上で屋根の下でロッキングチェアに揺られながら冷たいアイスやジュースを口にしつつ読書をするという天国みたいな夏休みの過ごし方を満喫している様子。・・・いや天国だなこれ?
そんな今回、きずくが新たにDIYしたのはアルコールストーブ。最近だとゆるキャン10巻でも登場したばかりなので知っている方も多いでしょう、空き缶とアルコールで作るあれです。
アルコールを貰いに行った理科室で対照実験も行い、ただの容器とアルコールストーブで同時に点火するとどれ位の違いがあるのかもばっちり描写。こういうのがあると分かりやすくて実に良いですね。
そんな対照実験の流れで登場した鹿島田先生。未だ顧問がいないDIY部にとって、屋上の秘密基地を許可してもらう為に顧問は必須。どこの部の顧問でもないようなので、今後はこの人がDIY部の顧問になりそうに見えますが、さて次回きずくはどんなDIYによって先生を誑し込む説得するのか?
恋に恋するユカリちゃん
今回で遂に最終回。1本目は「雨」。西片君が高木さんを心配して学校に戻った、あの話の裏側ですね。西片君が放課後になると同時にダッシュで忘れ物の傘をゲットしに向かったのは皆さんご存じ。
ミナとサナエもそれぞれに用事があって放課後一人になれたユカリちゃん、この機会に高木さんと西片君の2人っきりと思われていた場面をこれまで何度も目撃してしまっていたことを謝ろうと思っていたようですが、高木さんが傘が無いことに気づいて事務室へ行ってみるも、既に傘は西片君が持って行った後。
しかしこれによってユカリちゃんが教室から離れたことで、2人が相合傘で帰れるようになったのでした。という裏側。ユカリちゃん、君は生まれついての名サポーターだ・・・!
2本目が、最終回となる「写真」。ふとした切っ掛けから写真を撮ろうとカメラを持って登校したユカリちゃん。3人で撮ってもらったり、カップル達や高木さんと西片君を撮ったりして写真を一杯撮っている間に春休みも終わって皆は2年生に。
3人もカップル達も皆同じクラスになれたのを見て自分も幸せそうなユカリちゃん。大人になった時、この今の時間もまたかけがえのない思い出になることを願いながら、彼女達の新しい一年が始まりました。最終回だけあって、元高木さんでの大人になった姿や日比野さん等も登場しましたね。
実質的な「あしたは土曜日シーズン2」であると同時に、原作と並行する番外編として原作の裏側を描いたりキョーコちゃんともリンクしたりと、単なるスピンオフに留まらない色んなエピソードが読めた「恋に恋するユカリちゃん」、個人的にはとても面白かったです。
寿々ゆうま先生、2年8か月の連載、お疲れ様でした&ありがとうございました。最終巻は今夏に発売予定です。