やはり敵は神であると判明したキン肉マン313話の感想

まず残念なお知らせですが、コロナによるリスクを回避する為キン肉マンの連載は最短でも1ヶ月は休載することとなりました。まぁこれは仕方ないですね。永久に連載出来なくなってしまう可能性が、冗談抜きで存在しています。友情パワーを描いていたお二人だからこそ言える「何もしない友情」、私は肯定します。

それでも、休載に入る前に敵の正体が判明して良かったです。これで色々考察の的を絞りながら考えつつ待つことが出来ます。

すっかり丸くなったザ・マン

いきなり「モーツァルトは聴くか?」って何言ってるんだこいつみたいな切り口ですが、自分が超人を信じたのは間違っていなかった、この世は希望に溢れているんだとザ・マンが宣言しているようで、前シリーズからすっかり憑き物が落ちたような顔をしていて、これが本来の慈悲深いザ・マンの素顔なのでしょうね。

というか、ジャスティスマンもザ・マンもお互いに笑みを浮かべながら話せているってのが感慨深い描写ですよ。

・・・しかし、彼らが役目を果たし終えたのにも関わらず、この世に迫る大きな危機。やはりと言うべきか、今回の真の敵は神。それもかつてはザ・マンに匹敵する力を持っていた、「調和の神」なる超人達の抹殺を掲げる過激派のトップ。・・・まるで始祖の11人(粛清だー!)みたいに神の世界でも超人達を生かす派殺す派の二大勢力が存在していたんですな。

ん?ということは邪悪の五神は、あれでザ・マンの味方であるというのか?長いものに巻かれそうな連中に見えるが、それなら調和の神に味方してそうなんだが、だとしたら奴らはザ・マンというか超人達の方が勝機があると思っていることになるな・・・うむむ。

まぁサタン様が調和の神側に付いていたとしてもあの性格だから物凄い納得出来るんだけど。サタン様が敵対してきたのは、多分設定上、超人が調和の神に滅ぼされてしまったら自分も消滅するので、その前にザ・マンの体を手に入れ調和の神を倒したかったんでしょうね。

ザ・マンがかつてオメガの民を粛清したのも、恐らくは神々に直接侵攻したら調和の神を筆頭とする過激派の怒りを買い、冗談抜きで超人という種が滅ぼされかねないからそうなる前に始祖達が粛清して止めていたってことか。将軍様も、ザ・マンが今でも持つ超常の力は不老不死だけだと言ってたし、もしそうなったらザ・マンでも止めることは不可能だったんだろう。・・・何か始祖がやってることエミヤみたいだな。

あと零の悲劇も、見方を変えると人間にすることで超人ではなくなるが調和の神による裁きからは逃れられるので、やはりザ・マンは慈悲の神と呼ばれるにふさわしいのではなかろうか。

調和の神は何故今動いた

けど、それならば何故今になって、超人達へ調和の神が牙を剥いたのか。そこが問題だなぁ。二大派閥だったけど調和の神が力を持ちすぎて穏健派が止められなくなったのだろうか。神サイドの状況も気になる所だが。

やはり超人が神をも超える力を得たことで、本格的に超人という種を看過出来なくなった為に彼らが粛清に赴くのか。でもそれだとやってることがあやつ時代のザ・マンと同じだ。調和の神の存在すら忘れてスグルを粛清しに行ったことになっちゃうし・・・

・・・あ、そうかその理屈だとスグルが神をも殺し得る危険な存在だと調和の神に判断される前に、スグルとスグルに関わった超人達を粛清して超人という種を管理する為に動いたことになる。かつてオメガの民を粛清した時とやってることは同じだ。

結局、今も昔もザ・マンは超人という種が滅ぶことだけは何としても避けるように動いていて、対して調和の神は今も昔も超人という危険な種は滅ぼすべきだと考えているってことだと自分としては納得した。そもそも始祖達って、超人を滅ぼそうとして動いていたことは一度もないからな。確かに下等超人達の中心核はスグル達だが、あいつらが全滅しても超人が絶滅するわけじゃないし。

ともかく、やはり今になって調和の神が動き出した理由と勢力の全貌、そしてこの先にどんな戦いが待っているのか、色々と考えながら再開の時を待ちましょう。

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