2回目の宇陀で温泉と久保本家酒造の日本酒と奥大和ビールを堪能してから真夏の車中泊を試してみた

先日プライムデーで買ったと報告したアレやコレ、3連休ということもあって早速使ってみたくなり、色々と一度やってみなければ分からないということで、初めての真夏の車中泊で初使用という向こう見ずな行動に出ました。車中泊自体も去年のGW以来だというのに、それが一番キツい真夏というのは我ながらアホである。

・・・ただ、せっかくの3連休と言えど、いきなり奈良の南の方とか初見の未開の地へ車中泊前提で行くのは無謀が過ぎる。やるなら勝手がある程度分かってる場所でまず試すべき。流石にこの暑さでアホになった私の頭でもギリギリの理性はまだ残っていたらしい。

本当にここで一日過ごせるのか確かめたかった

そんなわけで目指したのは5月に一度泊まりに行った宇陀の道の駅。前回は奥大和ビールさんに宿泊したわけですが、今回は道の駅の駐車場で車中泊。山の中なので標高があり、気温もある程度は平地より下がるので、真夏でも多少はマシだろうという判断ですね。

それと、前回来た時に私はこう思いました。「道の駅、酒造カフェ、奥大和ビール、あきののゆだけで午後から翌朝まで過ごせる場所だ」と。それも実際に試してみたかったので、本当にちょうど良い機会だったんですよね。

特に酒造カフェは16時で閉まるのを前回知らなくて利用出来なかったので、今回はここで昼間から呑み比べをしたいという欲望もありました。そしたら何と偶然にも、この日は月に一回のお店の前でイベントを行う日ということで、露店やキッチンカーが複数開かれておりました。

なので、このお目当てだった久保本家酒造のきき酒セットを自家製のおつまみだけでなく、外で売っていた宇陀の大和美豚を挟んだキューバサンドもお供にして楽しむことが出来ました。既に日替わりの定食も売り切れている時間だったので、これは非常に助かった。

肝心のきき酒セットは、すっきり・熟成・どぶの3種を60mlずつ、計1合が呑めちゃいます。呑み比べてみるとやはりすっきりより熟成の方が味わい深いのですが、どぶは更にその上を行くめっちゃ濃い味でした。久保本家のどぶ酒は有名ですがここまでの味だとは。そしてその合間にパクつく食べ物。おつまみは酒粕入りクリームチーズが絶品で、チーズと分厚い大和美豚が絡んだキューバサンドも美味しくて、お酒も食べ物もどっちも非常に楽しめました。次はもっと早く来て、普通にお昼ご飯ときき酒を楽しめたら良いな。

日本酒を楽しんだ後は、車に一旦戻ってサンシェードを窓全部覆うように設置してからUSB扇風機を配置。どうせ後で酔っ払うのは確定しているので、その前に寝る準備は済ませる構え。今回はこの扇風機君が生命線なのは間違いない。

そして一旦道の駅の足湯でゆっくりしてから・・・

歩いてあきののゆへ。前回は知らなかったのですが、日替わりで和のお風呂と洋のお風呂が入れ替わるらしく、今回は檜風呂があったり、露天風呂が岩に囲まれた天然風だったりする和のお風呂でした。こっちには電気風呂が無かったり、内装だけでなく入れる湯船も少し違うようで。また、前回は入ってなかった塩サウナも今回は入ってみた。普通の塩だけでなく、宇陀産の当帰が配合された塩も置いてあるのが何ともらしいところ。

風呂上りはいつもなら冷たいものを飲むのですが、今回はこの後を考えてお水で我慢。代わりにレストランで宇陀さんブルーベリーをふんだんに使用したクレープを食べました。生クリームの甘さにブルーベリーの酸味がよく合います。道の駅はブルーベリーソフト、あきののゆではブルーベリークレープとブルーベリーパンケーキ。近い場所でそれぞれにご当地スイーツを展開していて甘味好きとしては益々この地が好きになりそう。

食べ終わって道の駅まで戻ってきた頃にはもう夕暮れ。ひぐらしも鳴いておりました。

そして6時前後、やってまいりました奥大和ビール。勿論この日の晩御飯はここだと最初から決めていました。

最初はスパイスを9種もブレンドした独特の香りと味わいのマサラブロッサム、前回も一番気に入ったイチゴらしからぬ苦みとイチゴらしい香りのイチゴ、花梨が特徴的なカリンヴァイツェンの3種を注文。

呑み比べにはセットがいくつかあったので、季節野菜のフリットも注文。熱々のフリットはクラフトビールによく合いますグビグビサクサク。

メインディッシュは前回がバターチキンカレーだったので、今回は鹿肉キーマカレーを注文。ペースト状の鹿肉が美味しくそして辛い。個人的に、バターチキンカレーよりこちらの方が好きかもしれません。

更にもういっちょ3種呑み比べ注文。今度は奥大和の基本であるアロマホワイト、薬膳IPAのメディックビター、ハチミツと草木の甘みと香りが美味しいペールリッチ。

そして最後に今回もイチゴを単品で注文。これは本当に何杯でも呑みたい。

夏!!

およそ二か月ぶり近くに来た奥大和ビールさんでしたが、今回も美味しいカレーとあて、そして豊富な種類のクラフトビールの数々を存分に楽しむことが出来ました。次に来る時は鹿肉のアヒージョと鹿肉カツ、あとサンドイッチ系を注文してみたいなと思っています。

結論として、やはりこの宇陀の道の駅とその周辺だけで、夜まで一日過ごせますね。今回は行ってない酒造通りとかそっち方面にも足を伸ばせば見るべき所はもっとありますし。あと奥大和ビールさんにバスで来ていた方々がいました。桜井駅とかから出てるバスが確か19時半くらいに道の駅から最終便で出るので、それに乗って帰るのが前提ならば車で無くても来ることが出来ます。次はバスで来ても良いかもしれませんね。

さぁ、一晩を超えることが出来るのか

・・・さて、日本酒呑んで温泉入ってカレー食べてビール呑んで、やりたいことやったもん勝ちな真夏の一日を過ごした後は就寝するのみ。まぁ今回はそれが最大の試練なんですが。そもそも日本酒1合を昼に呑んでから夜にクラフトビールもがっぽがっぽ呑んだのでそりゃあもう酷く酔っているのである。そんな状態で車中泊。やっぱり私はアホなのではないだろうか?

なにせ酔い過ぎて歯磨きするのも面倒くさくなってたからね、横になってたら10時はおろか9時にはもう寝てしまうような状態だったから。事前に寝る構えを整えていて本当に良かった。

が、奥大和ビールさんを出て夜の8時前後だったけど、意外とこの時点では冷房いらず扇風機一つで十分な程に車内の気温は低かった。酔いも回ってるし、これなら多分朝まで起きないんじゃないかと楽観しながら、スマホを適当に触りつつ寝たのですが・・・

確か11時か12時くらいに目が醒めた。なんか深夜なのに思っていた以上に車内が熱くなっていた。そりゃそうだ、閉じっぱなしなら熱が篭もる、酔った頭ではそんなことも分からなくなっていたのかこの馬鹿ちんは。仕方ないので扇風機を強にして、意地でもエンジンはかけずに再び寝に入ったのですが・・・

そこからまた2時間か1時間で目が醒める。扇風機が止まりました。弱のままなら分からなかったですが、流石に強で充電いらずに一晩丸々ってわけにはいきませんでした。なので早速ポータブル電源を取り出して接続。元々この扇風機より容量が多いので、これを挿していれば朝まではもう止まることもないでしょうと三度就寝。

・・・また何時間かして目が醒めました。外を見ると夜が明け始めているではありませんか。どうやら明朝ともなると、真夏の車中泊でも薄着だと寒いと感じるようです。シャツ一枚で寝てましたからね。しかし真夏である以上、寝間着を厚くしたら今度は暑くて目が醒める可能性が大。我慢して何も着ず、扇風機だけ弱にしてまた寝始めました。

こうして、暑さ以外にも様々な要因で何度も寝て起きてを繰り返しながら、およそ10時間程の車中泊を経て、二日酔いの頭とともに朝を迎えたのでした。結論として、真夏に朝まで快適に車の中で一晩寝るのは完全に閉めてると難易度が非常に高いですね。暑くて起きるのは想定していましたが、朝方に冷えて起きることもあるのは全くの想定外でした。色々取り付けて後ろを開けたまま寝る写真をよく見るのも、やってみれば納得。

流石に扇風機1個で真夏の車中泊なんてアホなことは今回限りにして、次にやるとしてももっと知識と準備を整えてからやるようにしたいと思います。

そして、翌日もこの突発的な県内旅行は続いたのです。

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