車中泊から曽爾高原を目指してみた

宇陀での真夏の車中泊には続きがありまして、翌日そのまま帰宅・・・ではなく、朝早くから更に山の奥へ走ってみようと思いました。南下すれば吉野の方へ、東へ行けば曽爾村や御杖村、更には三重県まで行けます。

まぁその前にまずはキャベジン飲む羽目になりましたが(汗 水もビールと一緒にガボガボ飲んでいたのですが・・・呑んでから12時間以上経過して運転をしたので大丈夫だったと信じたい。

とにかくまずは朝御飯。7時台から道の駅ではトースト・ゆで卵・コーヒーのモーニングセットをやっています。車中泊がしやすいのはこれも大きいです。ちなみに自分以外は地域の方達が朝から何人か来ていました。地域的には朝に集まる喫茶店代わりにもなってるんですねぇ。

朝御飯食べて、洗顔や歯磨きもして出発。道の駅の正面にある166号線を走り、途中で左折したりして369号線へ合流すれば、あとは道なりに案内に従って走れば曽爾村に到達出来ます。

途中の川がすっごい綺麗だった。芳野川で合ってるかな?川だけでなく風景も含めて素晴らしい景色でした。

その後も走り続けて曽爾高原を目指す私。じゃらんで奈良県内の宿を探していて名前は見ていたツーセブンという宿も発見した。しかしいつの間にか曽爾高原への道をスルーして走り続けていたらしく・・・

この先は名張ですって看板を見たので引き返すことにしました。そこから数キロも走れば近鉄電車で名前だけは知ってる名張や青山町の駅にも辿り着けるような位置まで来ていた。途中に小太郎岩キャンプ場という場所があり、良い天気と暑さだったので、朝から沢山の家族が川遊びを楽しんでいました。

 

よく晴れて適度に曇った日に来れて本当に良かった

・・・そして道を引き返し、今度こそ曽爾高原へ向かう案内を見つけてそこで曲がり、山道を登って辿り着きましたる曽爾高原。ぶっちゃけ名前とビールのことは知ってるけどどんな場所かは知らずに来たのである。子どもの頃に来たそうだけど記憶もなく。

おぉ!?

おおおおおおおぉぉ!!?

すっげぇ、こんなに広大で綺麗な場所だったのか曽爾高原・・・湿地帯のお亀池は水面に斜面が反射してるし、倶留尊山と亀山から見下ろす光景も絶景そのもの。真夏に平地と階段部分を上り下りするのはメチャクチャ暑かったですが、その価値はありました。

しかもただの快晴じゃなく、雲も適度に出ているという、恐らく最も良い条件の時に来れました。というのも、登ると山の斜面に掛かった雲が流れていくのがはっきりと見えるんです。雨でもダメだし、雲一つない快晴でもダメ。何とも運が良い。ちなみにお亀池の真上をドローンが飛んでいたりもしました。

今回は真夏に来ましたが、秋はススキで一面が覆われ、更なる絶景が見れるとか。10月~11月にかけてなら涼しくもなっているでしょうから絶好の行楽シーズンですし、その時にまた来てみたいですね。冬なら雪が降れば雪原にもなるし、夏の姿以外にもいくつもの顔を持つようで、曽爾高原は奈良の名所の一つとして覚えておかなければなりません。

その後、時間も御昼前くらいに駐車場へ戻れたので、曽爾高原までの途中にある曽爾高原ファームガーデンへ寄り道。レストランや温泉、キャンプ場、曽爾高原ビールの醸造所や米粉のパン屋等が揃った複合施設。

醸造所は流石に入れないのですが、建物の外側にビールの工程表みたいなものが貼ってありました。それによると、曽爾高原ビールは名水100選にも選ばれた曽爾高原湧水で作られているとか。確か天川村の洞川温泉醸造所が作るクラフトビールも同じく名水100選に選ばれた水で作られているそうで。奈良には良い水から作られたビールが複数あるってことですね。

凄まじく汗をかいたので、何をするにもまずは温泉「お亀の湯」へ。週替わりで石造りと木造りの温泉が入れ替わるそうで、今回は木造りの湯に入りました。露天風呂がめちゃくちゃ広くて、おまけに景色も一望出来たり。

出た後はここの温泉サイダーを飲んでスッキリ。曽爾高原ビール味のソフトクリームってのもあったのですが、それは次回のお楽しみとして取っておくことにしました。一度の旅行で敢えてやりたいこと全部はやらないことで、次も来ることを自分に促すスタイル。

そしてお昼ご飯の前に更なる甘味や涼を求め、大和コーラとヤーコン芋ソフトクリームを。大和コーラは名前の通りのご当地コーラなのですが、材料は「大和橘、大和トウキ、キハダの実」と、およそコーラのイメージからかけ離れたもので作られており、味わいとしては薬湯炭酸飲料とでも言うべきもの。

ストローでよく混ぜないと薬湯感が強くなってしまいますが、よく混ぜてから飲むと薬湯感が薄まり炭酸感が強くなってちょうど良い感じに。ご当地感のある非常に個性的なコーラです。

一方のヤーコン芋ソフトクリーム。ヤーコン芋は外観はサツマイモっぽくて、味は梨みたいで、しかしソフトクリームになるとキャラメルみたいな味になるという、こちらもなんとも不思議な甘いソフトクリームでした。

甘味も食べて、売店で御土産の曽爾高原ビールも買って、待ちに待ったお昼ご飯の時間。とは言えレストランは予約の人いっぱいで無理、お亀の湯のレストランもいまいちピンと来なかったので、道路を挟んだ向かいにある「ひろ房」さんにて、伊賀牛丼と高原うどんという地元食材のセットを注文。暑い夏だからこそあったかい山菜うどん、そして牛丼。満足の行く昼食を食べることが出来ました。

で、そこまでやったならもう一泊二日の行軍も十分と判断。今回はそこで帰路に着きました。お土産は奥大和ビールと曽爾高原ビールをそれぞれ3本ずつ購入。曽爾高原ビールは他でも見たことがあったのですが、最初は現地で買うという謎の誓いを立てていたので、ようやく実行する事が出来ました。

突発的な真夏の車中泊、振り返ると随分と無茶なことをしたと思いますが、宇陀と曽爾高原、どちらも非常に充実した時間を過ごせたので、足を伸ばして良かったですね。

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