5月2日
旅行の初日、淡路島のサービスエリアで一泊した私は、7時半頃に起床。単純な睡眠時間は長かったですが、パジャマにシュラフで寝ていたのに思ったより寒かったらしい、特に足。今日以降は靴下はいて寝ようと判断。
サービスエリアのファミマでコーヒーとパンを買って、海を見ながら朝ご飯。こんなのでも旅行の特別感があるある。
いざ往かん美しいオリーブの島へ
さてこの日の予定ですが、昼飯を食べる為に以前高知で美味いものを食べまくったひろめ市場に行こうかと迷ったものの、淡路島からでも高知はかなり遠いし、おまけにGWは雨が降るという予報を聞いていたので、今日の内に小豆島に渡るべきと判断し、直で香川の高松港へ向かうことにしました。
途中で津田の松原SAに寄って、讃岐和三盆を使った純生クリーム入り大福、きなころを食べて休憩。中に黄粉と生クリームが入ってて中々美味しかったです。
ちなみにこのような面白い調味料の自販機があったり。
車を更に走らせ、高松港に到着。フェリーに最後に乗ったのは10年以上も前ですが、まさかその次に乗るのが自分で車を運転してだとは。
乗ってみるまでどうすれば良いのか不安でしたが、入口で誘導員さんの指示通りに券売所の前まで車を移動させてから一旦ブレーキをかけ、車検証とか必要なものを見せて券を買ってまた車に戻り、誘導に従い船の中に車を入れて停める。到着後は順番に車を出していく。それだけ。
というわけでおよそ70分の高松港→土庄港へのフェリー旅の始まり始まり。
ちなみにフェリー内や券売場には高木さん2の頃に作られたコラボイラストとマップが掲載。説明するまでもありませんが、山本先生の故郷でもある小豆島は、アニメでは明確に舞台となったこともあり、OPもEDも作中の背景も余すことなく小豆島の景色が描かれ、高木さんの聖地ともなりました。まぁガルパンの大洗程に島全体に溶け込んでいるようなレベルではありません。ちらほらと高木さんグッズが売っている場所があったりタクシーが走ってる程度。むしろ大洗の溶け込み具合が尋常ではないのです。
フェリーなんて乗るのいつぶりだろう。テンションが上がる pic.twitter.com/0NWQqCVASf
— もみじ (@momiji_mypace) May 2, 2022
よく晴れていることもあり、甲板はめっちゃ気持ちよかったです。多くの人は中の座席でくつろいでおりましたが、せっかくのフェリー、外で景色を楽しまないと勿体ない。乗ってから気づきましたが晴れてないと甲板に出れませんし写真もろくに撮れませんからね。
GWということもあり、フェリーには鯉のぼりが掲げられていました。また、ヤドンフェリーとも遭遇。
・・・そして、見えてきました目的地。
小豆島へついに上陸です。
港では高木さんフェリーも見ることが出来ました。
これから始まる美しい島での日々
小豆島の地図はこんな感じ。土庄港は地図で言うとエンジェルロードの北西にあります。
まずは近場のホテルのレストランでオリーブ素麺と刺身3種盛りをお昼にいただきました。名物のオリーブ素麺、ツルツルして非常に食感が良く美味しい素麺でした。刺身も鮮度抜群で美味い美味い。ここに日本酒を合わせることが出来ればなぁー()実質、酒が寝る前にしか呑めないのは痛い!
港で観光マップを貰い、いよいよ観光開始。まずは土庄港からも近い、小豆島の代表的な名所、エンジェルロードを目指しました。・・・観光を始めて分かりましたが、小豆島って本当にどこにでもオリーブが植えられていてビックリですね。
尚、これ以降のエンジェルロードから始まり、どこに行っても私は「綺麗」だの「凄い」だのしか言葉が出て来ず、ずーーーーっと語弊力を失ったまま過ごしていました。
エンジェルロード
地図で言うとここ。
土庄港から南東の方向へ車を走らせて海岸沿いの道路に出ると、遠くに見えましたエンジェルロード。せっかくなのでこの写真を撮ったドラッグストアの駐車場から海岸を歩いて向かいますと、小豆島国際ホテルの裏手側に案内とパネルが。この先へ足を進めますと・・・
エンジェルロードにご到着。完全に潮が引くと歩いて島へ渡ることが出来る天然のトロンボ。まだ14時過ぎ位だったと思うのですが、完全には引いておらず、渡るには靴を脱ぐ必要がありましたがそれでも渡る人達がチラホラと。
「恋人の聖地」と呼ばれているだけあり、高木さんのアニメでは1期の頃からOPやキービジュアルの場所になったりと、アニメでも一番推されている小豆島の聖地ではないかと思います。
ちなみにこの美しい一連の景色は、トロンボの左右も含まれます。海がメチャクチャ綺麗なんですよ・・・現地へ行って分かりましたが、エンジェルロードを含め、小豆島は360度どこを見ても綺麗なスポットばかりでした。
他の観光客みたいに石で水切りをしたりして時間を潰したりしながら眺めていましたが、先に手前にある展望台に登ることに。
おっ、おっほほぉー♪何と美しい。高木さんの映画の新しいキービジュアルで2人がいるのも、このエンジェルロードの展望台です。・・・そんな恋人の聖地とされる場所に1人で来てるのもちょっとだけ虚しい気もするけどな!
そして展望台から降りた頃にはかなり引いたので跳んで渡り、戻る頃にはほぼ完全に引いていました。島には貝殻と木の札が沢山掛けられており、風で揺れて擦れて心地よい音を奏でていました。自然の神秘に満ち溢れたトロンボ、左右の海の景色も綺麗、それを上から360度見渡せる展望台。エンジェルロードは何もかも絶景な素晴らしいスポットでした。何があっても小豆島に来たらここだけは絶対に足を運ぶべきでしょう。
土渕海峡
エンジェルロードから移動して、小豆島と前島の間にある世界一狭い海峡、土渕海峡を見に来ました。普通に町の中で川沿いの歩道に掛かっているアーチにしか見えませんが、これでもれっきとした島を島を結ぶ海峡だからビックリ。
地図を見ると分かるのですが、前述した通りこの海峡の間は小豆島と前島に分かれているんですよね。高木さんだと確かアニメの「お土産」で2人が歩いてましたっけ。
ちなみにこの土渕海峡のすぐそばにはオリーブタウンという名前のショッピングモールがあり、スーパーにドラッグストア、マツヤデンキにダイキに外食店にガソリンスタンド等々、とにかく様々なお店があります。何か小豆島内で困ったらここに来れば大体何とかなると思います。
富丘八幡神社・双子浦・稲荷神社
島を東へ向かって車を走らせていると、視界の右側に何やら発見。おや、これは・・・?
土渕海峡から500m程東に位置するのが、富丘八幡神社。高木さんのアニメ2期最終話のあの神社のモデルがここですね。
階段の上から見下ろす絶景、ここから花火が見れたらそりゃあ・・・最高じゃね?自分は車移動だったので、今回は436号線側にある入口から駐車場に車を停め、東→西へ長い坂道を歩きましたが、そうするとこの階段を歩くことなく境内へは横から到着する形に。
アニメの西片君みたいに階段を下から登って境内へ行くには、交差点から見える鳥居の先の中学校の裏に階段があり、それを登っていくのが正しいルート。もしアニメの聖地巡礼に拘りたい方はそちらから神社へ向かってください。
ただ、自分の通った坂道ルートは分岐があり、八幡神社ルートの反対側には讃岐十景とされる双子浦の展望台があります。
夕方には差し掛かっていましたが流石は讃岐十景、こちらからの景色もとても素晴らしいものでした。階段側から来ると帰りが大変かもしれませんが、八幡神社だけでなくこちらも是非とも巡るべし。
そして八幡神社への坂道の向かいにある、数多の鳥居が建てられた與九郎稲荷神社を参拝。すぐ向かいにある神社なら参拝せずにはいられません。私の旅行、神社への参拝が多いのが我ながら特徴な気がする。
そしてお賽銭を入れて参拝し、帰ろうとしたら視界の右側に入ったものを見てびっくり。この稲荷神社には、アニメの初詣で2人が引いたのと同じ型のおみくじ機が置いてありました。10円2枚に変わっておりますが、これは引かざるを得ない。10円玉投入!
出ませい!
さぁ結果は!
イェーイ大吉。西片君に勝ったぞー。
晩御飯・オリーブ温泉・就寝
八幡神社への参拝が終わった頃には夕陽も沈み始めて良い時間。どっかで晩御飯食べて温泉入って、ぼちぼち寝る準備を始めることにしました。
小豆島内で設備的にもおすすめなのは、オリーブ温泉とサン・オリーブ温泉。この内、サン・オリーブ温泉は車中泊する予定の駐車場がある場所なのでいつでも入れると判断。オリーブ温泉があるショッピングモールへ来ました。
ここにはスーパーのマルナカ、GEO、クリーニング屋、ゲームセンター、そして海の見えるレストラン等も併設されており、せっかくなので晩御飯もここで食べることして佐賀牛のステーキ定食を注文。あっさりしたオニオンソース、シンプルな塩、刺激のあるわさび、どれで食べても美味しく箸が進み、豪勢な晩御飯となりました。
その後オリーブ温泉で入浴。海の見える露天風呂に天然温泉の大浴槽、複数のジェット水流バスにサウナと、設備も上々。初小豆島の観光で疲れた体を癒してくれました。
風呂上がりには島の名物オリーブを使った郷土飲料、オリーブサイダーを。強いて言えば青りんごのような味がして、さっぱりして美味しかったです。
そこから寝床の駐車場があるオリーブ公園まで車を走らせ、寝間着に着替えてシュラフも準備して寝る準備。そして何の気無しに空を見上げたら、カメラには映らないのが残念な程に、満天の星空。本当に、晴れていて良かった。小豆島の夜空がこんなに綺麗だったなんて。もしも気づかずそのまま寝ていたら何と勿体なかったことか。それだけ普段は夜空を見上げない生活になっているってことなんでしょうね。
こんな綺麗な星空を見ずに寝るなんて断じて出来ぬ。マルナカで1本購入しておいた地酒を取り出し、星見酒と洒落込みました。おつまみなんて不要、これだけで酒の最高の肴。小豆島の初日は、寝る時まで最高の一日でした。
↑モーメントにはこちらに乗せてない画像や動画もありますので気になる方はご覧ください。