7月8日、待ち遠しかった本がようやく発売されました。「からかい上手の高木さん アニメ公式ガイド2&からかい上手の高木さん 山本崇一朗イラスト集3」。高木さんのアニメ2期・3期・劇場版のガイドブックと、3冊目となる山本先生が描いた高木さんのカラー絵の画集。
アニメ公式ガイドは1期のものがより作品を理解出来る非常に充実した内容だったのに、2期終了後には発売されず、3期のものも発売されなかったのでこの日をずーーーっと待っておりました。
2期と3期をもう一度見直したくなる
公式ガイド2は2期、3期、劇場版のガイドブック。劇場版は公開直後ですが、大量の場面写と一通りの流れの紹介、高橋さんと梶さんの対談形式のコメントと、各声優さんと大原ゆい子さんのコメント、そして巻末で赤城監督をはじめとする主要スタッフのコメントが掲載。
注目すべき箇所や劇場版までの「流れ」、特に3期と劇場版は2人の時間の積み重ねを考慮して、様々な試行錯誤の末にこの内容になったことが伺え、今更言うまでもないですが本当に製作陣一同が真摯に製作したアニメだということが改めて伝わってきました。
2期については「手を繋ぐ」がテーマだけど、「手」の動きは感情も表すのでシリーズ通して丁寧に描いていたそうで。3期は勿論だし、劇場版も帰りのバスを待つ時間とか、最後の泣いている高木さんへのアレとかもそうだったなぁ。
2期があまりに綺麗に終わったので3期の構成はかなり悩んだとか、当初劇場版は2人の結婚前夜になっていたこととか、没にはなったけど高木さんが引っ越すという展開も考えられていたということで、気になる発言も満載。3期次第で劇場版は全く違っていたのか・・・それはそれで見てみたかったけど、多分それでもこの劇場版が一番だったと思う。
2期、3期については各話1ページずつ紹介されており、赤城監督のコメントと要チェックな事項も掲載。OPやEDについても解説。そう、これが読みたかった。「お悩み」と「雨」のアイキャッチにそれぞれ映るゼラニウムと桔梗は花言葉を調べてΣ(゚□゚;)となるとか、今回も興味深い解説を色々読むことが出来ます。
雑誌や円盤購入特典の描き下ろしのアニメ絵もまとめて収録されているし、美術ボードには舞台の俯瞰図まで乗っているので全体の位置関係の把握もこれで出来るようになりました。やはり小豆島はあくまでモデルであって完全に一致しているわけではなく、中学校から南西側に舞台を集約させる形で配置が構成されているようです。西片家と高木家の距離も判明。そうそう、こういうのが凄く読みたかったのです、いくつかの疑問も解消されました。
とにもかくにも、人によっては物足りないと思うかもしれませんが、待ち望んでいたものを沢山確認することが出来て、個人的には満足。何より、これを読んだ上でまた劇場版を観に行けるというのがベネです。劇場版を毎週観に行くレベルで高木さんが好きな人は、このガイドブックも是非ともチェックしておきましょう。
ゲッサンを買ってない人にはありがたいイラスト集
もう一つの山本崇一朗イラスト集3は、これまでと同じく山本先生がゲッサンやtwitterで描かれてきた高木さん関連のカラーイラストを収録したもの。
ゲッサンは2019年8月号から2022年2月号までの表紙・巻頭カラー・センターカラーのカラーイラストが台詞も込みでそのままA4サイズで収録。3期の全話の描き下ろしアイキャッチや、twitterに投稿された「高木さんの一日」等も今回収録されております。
単行本では白黒になってしまうカラーイラストを、どれもA4サイズで見れるのは単行本派には嬉しいものなので、そういう方にとってもありがたい一冊となっております。
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