ワールドトリガー 第223話 遠征選抜試験㉑ 感想 

2か月ぶりのワートリのお時間がやって参りました。水上敏志の手品の種に見当を付けたオッキー、果たしてこれが3日目からの諏訪隊の方針に変化をもたらすのか・・・?

思っていた以上に賛否両論の水上敏志

2日目の夜、水上敏志のやり口に気づいたオッキーと修。修はそこから利点に全て気づき、隠岐もまた奨励会にいた水上なら可能だと判断。しかし、気づいていた節があるのに諏訪さんが何故何も言わなかったのか、その理由は次の日の朝明らかに。

柿崎隊ではカゲと太一が一緒に寝ていた。本当に寝たら忘れて3日目頑張れるかはまだ分からないけど、カゲと太一の相性は良いみたいですね。太一の言った「鈴鳴の先輩達に申し訳ない」って言葉にも思う所があるみたいだし。

3日目の朝、防衛任務から直行の片桐隊も合流して、関心は主に水上9番隊の話に。仲良いんだなぁ片桐隊や三輪隊の面々は。こういう繋がりや関係性がはっきりすると嬉しいですね。

意外にも水上敏志の行動についてはA級の評価は割れて、成果重視で考えられる人が加点、感情面を考慮する人が減点という感じ。コナセンはユーマとヒュースへの減点でも分かるように、感情面を特に重視する考え方。

ぶっちゃけ、今回はワ民が水上敏志の行動を知ってから今日までの間ずーーーっと議論していたようなことを、評価するA級部隊も議論しているような回でもある。

双葉ちゃんが照屋ちゃんを減点してるのがよく分からないんだけど、まぁ13歳で指揮1だし、他の異様に大人びた高校大学組より評価が変になるのは仕方ないでしょう。減点の理由は読んでみたいけど、隊長におとなしく従わないとか、それで空気を悪くしたとか、その辺りかな。実際は年上の女子のアタッカーだからって理由が大きそうだけど。

自分で自分を賢者と呼ぶ頭の悪そうな太刀川さんだけど、マジメにと振られたらマジメに頭を使える男ではある。水上を減点する代わりに負担の掛かる今ちゃんと荒船に加点するというのも合理的。たまにこういうA級1位隊の隊長らしい所見せるんだよなこのヒゲ。でも「また怒られる」ってことは「はい二宮君減点~ポチポチ」で呼び出し食らったんだろうな、このヒゲ・・・

真衣さんは・・・何なんだろうなこの人。・・・人?凹まされる役もその人次第って考えか。照屋ちゃんなら同情票みたいな形でA級評価も入るが、これが唯我なら評価してもらえるかというと・・・うん。そこまで計算していたなら恐ろしい男だわ水上敏志。

それと結束ちゃんの言う、「人が数字を偽らない限り 数字は嘘をつかない」ってこれ、間違いなく東塾で東さんに叩き込まれたか、東塾で至った思考だわね。数字は積み重なった確かなデータだからこそ大事にしているっていう結束ちゃんの数字好きの根源を垣間見た気がする。

というか今回は片桐に一条も含めた、東塾の塾生が多いからそれが余計に彼らの視野の広さを際立たせてる感じがする。あの大学院生によって年齢詐欺な精神と頭脳の高校生や大学生が大量生産されたのがはっきり分かったべ・・・

その変化は頭から抜け落ちていた・・・!

3日目の戦闘シミュレーション、何とユニット数が合計12+2の14体に。使う駒の数って増減するの!?私、その方向での変化は無いと完全に思い込んでた・・・最後まで8+1の9体で行くとばかり思ってたよ。水上みたいなことをする隊が出てくるのも、1日でそれに気づく隊が出てくるのも想定済みでしたか。お助けユニットも変わってるし、同じ戦法で最後まで行くのは不可能ってわけか。

「ルールは大人の手にある」って唐沢さんの言葉を思い出すー。葦原先生、頭が良過ぎですよ一体どこまで考えてこの試験編を始めたんだ・・・

諏訪さんが何も言わなかったのも、こういう展開を想定していたからなんだなぁ。頼りになり過ぎる。

これなら水上敏志の独走も簡単には行かないだろうし、駒が増えればその分だけ分担とかを考える負荷も増えてくる。一方で増えた分だけ戦術の幅も広がるから、どの隊も運用次第で大きく化ける。

水上は一人で操作しきれる数がいくつなのか、そこが焦点になりそうだな。捌ききれないなら今ちゃんと荒船にヘルプを頼む可能性もあるが、そうするとバレるリスクも高まる。なんか理由付けて席の位置を変えて、カシオとてるてるには3人ともパソコンが見えないようにとかするんだろうか。

それとこうなると、もしもこれ以降も日ごとに1体ずつ増えていくとした場合、最早5人でも捌ききれない数になると思うので、そこをどうするのかも気になるんですよね。一つ思ったのですが、通信デバイスは充電式なのに、ノートPCはトリオンで動く違い。更にはトリオン体の言葉を翻訳する機能も付いている・・・本当にこれだけなのかな?

武器のトリガーみたいに、頭で考えてユニットを操作する機能も内蔵されてたりしないだろうか?それならヒュースにうってつけの場になるから若村隊に逆転の目があるし、操作に苦戦しているメンバーも活躍出来るから、後半の戦闘シミュの環境が大きく変わって来る。特に若村隊は現状で唯一言語出力の機能に気づいてるし、更に色々見つけてもおかしくないんじゃないかなって。

まさかとは思うけど、実はもうそんな機能を見つけててヒュースに任せるようにしたから初日はまだ慣れてなくて調子が悪いけど、段々駆け上がっていくみたいな、そういう可能性も無いだろうか。未だに若村隊の描写が引っ張られていますし、描写が無い以上は出るまで何を想像しても自由なんだぜー。

そして諏訪さんの方針は、要するにどの隊にも勝ち筋を作れる諏訪隊だけのネタを見つけること。諏訪さんは修にそれを期待している様子。それこそランク戦を一発ネタの嵐で駆け上がって来た玉狛第二を率いた修にとっては正に得意分野。ここで修の存在が活きるのか。

諏訪隊だけの特徴と言えばやはり、スパイダー使いが2人いること。計6体のユニットによるワイヤーの真価が発揮されるのかな?どんなネタが飛び出してくるのか楽しみですね。

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