さてさていよいよ劇場版公開まであと10日。3期も振り返って、完璧におさらいした上で6月10日を迎えるとしましょう。段々とクラスメイトの描写も増えているのが分かりますが、3期は1話からそれが結構顕著な気がしますね。
文量が増えるかもしれないので、3期の分は3回に分けます。今回は1~4話。
1話
3期は全体的に今までよりも作画が更に綺麗になっている気がする。たまに原作そのままみたいなのも来る時があるし。
2期のOPでは控えていた小豆島要素、3期ではてんこ盛り。ブックスことぶきさんや、オリーブ公園とそこにある巨大な扉、エンジェルロードと展望台、そしてフェリー。オリーブの実や葉っぱも散りばめられていました。また、時期が夏なのでこれが劇場版のOPも兼ねた映像なのでは?という考察もあるらしくて、言われてみると成程。
「握力のやつ」、原作と違い夢オチなのですが、西片君と高木さん以外全員が寝ているのが夢という伏線なのかな。そういえば後ろの壁に貼られているものが、2期の時と違いまた1期と同じ自己紹介みたいなものに変わっているんだよなぁ。ミスでは無いよな?
プールの下から出てくる男子、田辺先生とほぼクラスの男子全員が出てくるけど、柴崎君と荒木くんだけがいない。多分スペース足りなかったんやろな・・・別クラスの浜口君もいない。
西片君が夢を見たのが8月25日。「夏祭り」が8月24日のことだったので、その翌日から3期は始まっています。この辺は2期の始まりと同じで、前回からそのまま続いていることを分かりやすく説明するのも兼ねていますね。
そして昨日の出来事はロボットゾンビのお面があるので夢じゃないと安堵する、あれは夢であってほしくないと思った西片君が何か、上手く言えないけど良いなぁと思う。
「日焼け」で2人が歩いている海沿い、これはどの辺かなぁ。この31日に1週間ぶりに会い、そして自分も夢で会いたいと思った結果、高木さんはその日の夜に・・・
「新学期」、西片君が日焼けしていないのが夢であるという伏線か。植木鉢に植えられてたの、小さいオリーブの木だよね?今なら分かる、だって小豆島だもん。
あの日花火を一緒に見れなかったのは高木さんにとっては心残りだったのがここで分かる。劇場版が3年生の夏、つまり1年後でしかも予告を見る限りだとまた夏祭りの場面がある。今年こそ2人で花火を見たいと高木さんは思ってて、けど劇場版ではまたそれが(あの猫に関連して?)簡単には行かない事態が起きつつ、最後は花火を2人で見上げてEDって流れだと美しいなぁと予想しておく。
そして夢の中でも高木さんは西片君の方から行動してくれるのを待っているんだなぁ。西片君の方からもう一度手を繋いでもらいたくて手を伸ばすけど、それ以上は西片君の方から手を伸ばしてくれるのを待つ。更に桜の木の下で何かを言ってもらいたいって願望もあったり。
この内、桜の木の下で何かを言ってもらうのは3期の最後に叶っているから、となるとやはり花火だけが3期の終わりの時点でまだ叶ってないことになるんだなぁ。わざわざ1年後の夏休みを舞台にするのは、アニメでやり残していることだからだろうね。
こういうお話なので「夢で逢えたら」はピッタリなED曲。
2話
「気配」、最初のカットからオリーブが映る。「続・気配」ともども、いつものBGMの気配版が新たに作曲。こちらも住宅街の中に小さな消火栓や特徴的なスロープとかがあるので、小豆島の中にモデルがあるとは思うんだけど、どこなんだろうなぁ。
「持ち物検査」、「日焼け」の時に言ってた漫画をここで返したのかな。
「図書委員」、改めて冒頭の席順を見ると、高木さんの隣が桜井君、その横がすみれちゃん。こういう接点も新たに出来たとなると、桜井君がすみれちゃんにとって気になる男子となった?のも分かるような気がする。
「図書委員」、月本先生がアニメではここで初登場。前回で恐竜への興味と言うスイッチが押されたので恐竜図鑑に興奮する西片君という展開も分かりやすくなった。高木さんもより察しやすくなってる。まさか原作ではこれっきりだったここでの高木さんの誤魔化しが、アニメでは伏線として使われるなんて放送当時は全く予想してなかったなぁ。
「夕日」、こちらも各場面の場所は小豆島内がモデル。島に住んでる方で調べて場面合わせとかやってる人もいるので、そちらを検索してみると良さそう。現地では今回やらなかったけど、海岸で夕日が沈むのを眺めるのは一度やってみたい。帰りのフェリーで見た夕日が沈む光景、凄い綺麗だったもん。
2期の「水切り」の帰りとかもそうでしたが、夕焼けの中だと2人の顔は多少赤くても分からない、気づきにくいってのがアニメでは良い演出になってるなぁと思います。
3話
「うちわ」、この時点では10月の手前。
「魔球」、西片君チームがキャッチャー木村、ショート浜口、セカンド中井君、ベンチに五味君と高尾がいる以外は詳細が分からぬ。男子も女子も苗字が無い子が半分程いるけど、製作内では既に全員に苗字が設定されてたりするんだろうか。ここで漫画を借りたので、「雨」で西片君が急いで帰りたい理由も分かった高木さん。
「雨」、よく見たら相合傘して帰ってる生徒や、傘を忘れたので自転車を飛ばして帰る生徒、そして傘の色を気にしてか他の生徒に顔が見えないように道路側には顔を向けずに帰る西片君等、割と小ネタが色々ある。「入れてくれー」「良いぞー今度数学教えてくれよ」みたいに話してる生徒もいたり、円盤にもネトフリみたいな字幕機能が欲しくなる回。
西片君が急いで教室を出た理由が分かっていても、自分が傘を忘れてもスマホで入れてほしいと連絡もしない高木さん。そして西片君が戻ってきてくれた理由が分かっていても、西片君の方から言ってくれるまでずっと待っていたりと、やはり西片君の方から誘ってくれるのを待っている。
対して西片君も今回は傘を忘れた高木さんを純粋に心配して戻って来たけど、それでもストレートには誘えずに一度は宿題の事を聞いて変化球を投げる等、「約束」や「傘」等の過去のエピソードでの2人の行動や反応、雰囲気を色々と思いだすような回でもありました。
4話
「衣替え」から10月に入ったのか、今回から衣替え・・・ではなく、「衣替え」「冬服」では夏服と冬服の生徒が両方いる。すみれちゃんが「パパがまたUFOを見た」と言っているのが「UFO」の伏線になっていますね。
「お弁当」では木村君・高尾君の次に桜井君を探す辺り、やはりクラスの中では西片君にとってかなり親しい友達みたいですね。一緒に食べているのを確認出来るのは3人娘・ノッポ君と中島君・ミサエちゃんと中村さんの3組かな。一方で北条さんと音無さんは一人で食べていたり、まぁバラバラの様子。でもこのクラスのことだから、常に一人で食べるって子はいないんじゃないかな。一人の日もあれば誰かと食べる日もあるって感じなんじゃなかろうか。
放送当時も言ったけど、からあげを奪われた西片君を見て少し申し訳なさそうな顔をする高木さんが良い補完になっている。あとよーく見たら、あの屋上前の階段少し埃が見えるんですよね。そういう拘り私好きですよ。
「UFO」、そういえば中2にもなってサンタを信じてる子にUFOを信じてるのを哀れまれてるんだなぁ高尾君・・・一応今は机がサナエちゃんの隣なんだが、サナエちゃんは薄々何かを感じ取っているんだろうか。
何回か言ってるけど、鞄の置き方を見ると2人の関係の変化を感じ取れるなぁ。
「夜」、西片君のクリティカルでのぼせちゃった高木さんは何度見てもベネ。オリーブの湯やサン・オリーブ温泉のような大型温泉以外、小豆島にはもう銭湯は無いらしい。原作の銭湯のモデルがかつて島にあった銭湯で、それをそのままアニメにしたのかな?改めて見ると星空の綺麗さが印象的。小豆島の星空、本当に綺麗だったべ・・・