Thisコミュニケーション 第23話 雉も鳴かずば 下 感想

3号連続センターカラーの第3弾も掲載されたThisコミュニケーション第23話。今月も最低殿がデルウハして自業自得でピンチに陥るのメシウマループをやってるよ!

それはいつの日か後悔するかもしれない魔法の言葉

美坊子様と妹の葉がドッキングした人付きイペリット。前回の最後のコマでは葉の口元が何やら収束する音を出しながら発光していましたが、そこから放たれた怪光線はドラゴンボールみたいな地形破壊を引き起こす程の衝撃で、撃った本人達が一番驚いている有様。口が災いの元だった人間がイペリットになって口が武器になるとは。・・・び、ビームじゃん、かっけぇー・・・!敵側が少年漫画な技を使ってやがる。

しかし見た目のインパクトに対して直接の札傷力は低いらしく、デルウハ殿は初見とゼロ距離で2度受けたにも関わらず銃の破損と反撃にむつの記憶阻害薬を使わされ、崖に落ちかける程度のダメージで済んだ。デルウハ殿の四肢は流石にそんなあっさりもげないか。

むつ用の薬は脳細胞を破壊するから、人付きイペリットが相手なら人の部分の脳への攻撃にも使えるんですね。早速本来の用途以外で使われたけど、この先で他にも使われ方があるんじゃないだろか。

デルウハ殿を退けた美坊子様達は悪を埋める為に研究所へ向かいますが、研究所は1話以来の潜行を行った為一晩経っても見つからず。その間にデルウハ殿とハントレス達が間に合ってしまったので美坊市様達は絶体絶命。

・・・とも行かず。前回デルウハ殿は善良な一般人をジェノサイドしちゃったのでハントレス達の士気は低下。(。´・ω・)ん?じゃあいつも通り記憶を消せば良いじゃん?と思いきや、崖の間で踏ん張ってたせいで救助が遅れてしまい、1時間が経過して記憶が定着してしまった。なので今回のデルウハ殿は、士気が低下したハントレス達を記憶を消さずに戦わせないといけなくなったわけです。

デルウハ殿曰くど素人共である彼らは、悪人を埋めれば奇跡が起きて救われると信じているわけですが、やろうとしていることは下らない奇跡にすがった皆頃し。自分達も研究所の人達も仲良く生贄になることで世界が救われると思っているわけです。デルウハ殿でなくてもブチギレるよこんな連中を相手にしたら・・・

しかし彼らが正気であろうとなかろうと異常者の集団であること、そんな連中が世界を救う等と耳障りの良い言葉を吐いたのはデルウハ殿にとっては好都合だった。特別な力を持つ少女達、世界を救うのは自分達の役目、自分達にふさわしいと、年頃の少女達にとって実に聞こえの良い大義を与えることで、低下した士気を取り戻し、異常者の集団は瞬く間に殲滅されちゃったのでした。

・・・では終わらず。今月もやって来ましたデルウハ殿最低なんだタイムのお時間です。大義を与えたのでハントレス達は人を討つことも出来るようになってしまったし、世界を救うのが俺達だと言っちゃったので彼女達は乗り気になっちゃったしデルウハ殿もそうすると思ってしまったわけです。この状態で記憶を定着させてしまえば、デルウハ殿が世界を救う気が無いと分かればハントレス達は邪魔者であるデルウハ殿を排除に掛かるのは当然のこと。

そして最初に頃されるのが自分であるとも分かっているのがデルウハ殿。どこまでもデルウハ殿は3食が食える生活をしたいだけなのだ現実を見てるんだ。なので今回もイペリットを討伐しながらハントレスも頃すのだった。

今回のデルウハ殿は散りゆく美坊子様に対して普段ならやらない勢いで煽り倒していましたが、無駄でしかないそのような行動を取ったのは怒りから。しかし怒りは視野を狭め冷静な判断力を奪うのは言うまでもなく、そして基本的に運が悪すぎて自業自得な目に遭うのがデルウハ殿。にこを頃し損ねていたという大失態に気づいたのは、怒りが引いてからでした。私知ってるよ、感情を処理できない人間はゴミって奴だ!合理性を捨てて感情を優先させた結果がこれだよ!

「俺達が世界を救う」という記憶が一人でも定着してしまえば、待っているのは世界を救う道中で力尽きるか、救う気が無いのでハントレス達に頃されるかの二択。異常者の集団が「人間を頃さなくてもすむかもしれないが人間を頃す方法を採る」ことに呆れていたデルウハ殿自身が普段から散々それをやっているわけだが、今までに無いレベルで見事にブーメランが返ってきてしまいました。

果たしてデルウハ殿は次回からどんな行動に出ることやら。

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