Thisコミュニケーションを読みました

明けましておめでとうございます、新年最初の更新は漫画紹介。

DMMの50%還元セールで、最近気になっていた漫画「Thisコミュニケーション」の単行本を既刊の5巻まで一気買いして最新話まで追ったので、軽くご紹介したいと思います。

↑1話試し読みはこちらから。

最低だけど合理性の極みを突き詰めた男デルウハ殿の防衛録

本作はワールドトリガーと同じく、ジャンプsqで連載中。そのタイトル名の通り、バトル物や知力バトルの面もありながら、他者とのコミュニケーション(嘘ではない)に大きな比重が割かれている異色な面もある漫画です。

20世紀の後半、突如湧いたイペリットという生物によって人類はほぼ壊滅。日本の高山に建造された極秘研究所へ辿り着いた主人公のデルウハ殿は、「ハントレス」という少女達がイペリットを退治してこの基地を防衛していることを知ります。

このハントレスは供出された少女達の体を弄り人間兵器へと変えた存在で、人知を超えた身体能力を持つ上に例え氏んでも再生して生き返る為、消耗しない戦力としては理想的。しかし言わば捨てられて兵器にされた境遇故か、この6人は協力も皆無でバラバラに戦っており、挙句に同士討ちまで起きる始末。

・・・しかし、幸か不幸か、このデルウハ殿は優れた軍人であると同時に合理性を突き詰めた存在で、その上ハントレス達は「ぬ前の1時間の記憶は忘れてしまう」という特徴を知り、それを上手く活用しながら彼女達の指揮官として導いていきます。時には何の躊躇いもなく彼女達を札害することで、自分に都合の良い記憶だけを残しながら。

そうして少しずつハントレス達の信頼を得て彼女達も精神的な面で変化していく中、そのあまりに合理性のみで動くが故にデルウハ殿は何度も危機に陥りますが、その度に頭脳をフル活用させてそれを乗り越えていきます(嘘は言ってません)。

合理性の化身とも言えるデルウハ殿の思考と行動は一般的な感性や倫理観だとドン引き間違いなしなのですが、集団心理や集団行動についての心理的、それらの戦略的な考え方への転換は奇しくもチーム戦がクッソ面白いワートリとも通じるものがあり、この2作をどちらも履修していると他の漫画では得られないものが摂取出来るのは間違いなし。

そしてシリアスなはずなんだけど時には笑わずにはいられないシュールなギャグやツッコミが挟まれる独特のノリ、イペリットの謎、ある意味デルウハ殿の被害者だけど時に加害者にもなるハントレス達等、多くの独特な魅力を備えた作品となっており、個人的には一読の価値がある漫画だと思っております。既刊も2021年12月にまだ5巻が出たばかりで巻数も少ないので今からでも追いやすい漫画となっておりますので、気になる方は是非とも読んでみてください。