六畳一間の魔女ライフ 3巻 感想

秋タカ先生のおしごとがんばりコメディ「六畳一間の魔女ライフ」の3巻が5月21日に発売されました。同時発売の宮膳さん3巻と一緒にメロンブックスで購入。というか魔女ライフの店舗特典は今回メロブだけだったのでまぁ一択ですね。

マッジが対抗意識を燃やすBランク魔女のアロエラちゃんが、実はマッジとリリカのお隣さんということが判明した前巻から引き続き、今回は2人とアロエラのお話、そしてBランクへの昇級試験のお話が収録されています。

広がる繋がり、広がるおしごと

お隣さんであることがバレてしまったアロエラは、2人に緘口令をお願いしますが、SNSの存在すら知らないことに啞然。そりゃ古臭い魔女と罵倒されるよ、うん。リリカはともかく、魔女と関係ない振舞が気に入らないマッジと伝統に固執するアロエラは水と油、口喧嘩から発展して決闘をすることに。

飛行勝負を持ちかけたアロエラだったけど、2人掛かりでも私には敵わないとか言っちゃったせいで、魔女軟膏を塗ったマッジがリリカを抱え、リリカがバットのスイングを加速装置にするというコンビの力の前に敗北。色々と抱え込んでいたものが決壊したアロエラはマジ(´;ω;`)してしまって変身が解けてしまい、魔力浴の時に会ったチビッ子であることもバレてしまったのでした。

が、これまで絡んでいたのは自分が一人で頑張っている傍らでCランクの貧乏生活でもめげずに楽しく過ごしている2人が羨ましかったことが理由みたいで、仲良くなれたことには嬉しそうだし、ご飯のお礼に昇級試験の予習の手伝いを申し出て、そのお礼を言われたら素直に受け入れたりと、蓋を開けてみれば根はとても優しいし年下の子らしい所も大きい様子。年下で小さい所も相まってか、マッジとリリカにとっては妹が出来たようなもので、3人揃ってもこれはこれで絵になります。

肝心の昇級試験も、これまで2人が頑張ってきた仕事の評価や、アロエラのアドバイスも役に立って無事にB級魔女へと昇格。1話からの積み重ねが大きく実りました。

コンビとして2人で頑張ってきた1,2巻までのおしごとと、第三者であるアロエラとの繋がりがマッジの古臭い部分、というか客観性の変化に結び付き、この2つが合わさったことで無事にBランクへの昇級という結果になり、マッジとリリカがちょっとだけ頑張ろうと思ったあの時からの日々がちゃんと形になっているんですよね。少しずつ2人の頑張りが報われていくのが明るくて良い作風です。

こうして振り返ってみるとBランク昇級までの流れも非常に丁寧。若い子が頑張って成長していく部分は魔女ライフが、ラブコメは宮膳さんが、それぞれ分担する形になっているような気がしますね。

4巻ではマッジのおっかねぇ姉ちゃん、おっかねぇちゃんが襲来するようで、一つの山を乗り越えた2人の前に新たな試練が立ち塞がる様子。魔女軟膏が実はとんでもないものっぽいという伏線も張られましたし、古臭いと言われるマッジ家の伝統とは一体何なのか気になる所です。