ワールドトリガー 第209話 遠征選抜試験⑦ 感想

今月もジャンプSQの発売日がやって参りました。今月はワールドトリガーが一挙2話掲載。あまりご無理はしていないと信じて、葦原先生ありがとうございますありがとうございます(座っ

とりあえずまずは209話の分だけ感想をば。210話はこの記事に一緒にするか、分けて書くか後で考えます。

皆で考えようシャッフル部隊の理由

今回は特別課題①に取り組む各班の様子を描写。気になる内容は「この試験が部隊をシャッフルして行った理由を全員で考えて、意見をまとめて提出しろ」というもの。何故わざわざシャッフルしたのか?という一つの問いから、各員の個性が爆発するのがホントにこの漫画の面白い所。ほぼほぼ会話して課題をやってるだけなのに何故こうもワートリは毎回濃密なのか。

とりあえず水上隊、実に賢い子達の会話っていうのが滲み出てる。予告の1ページを見た感じだとまた照屋ちゃんとの間に不安要素が出てくるのでは?と思っていたけどそうはならんかった。このまま杞憂に終わるのか、それとも。

小佐野は今月もおサノだった。君と言い宇井ちゃんと言い、この試験でがっつりファンを増やすつもりかね。まぁ諏訪さんとこのオペだもん、弓場さんとの性格的な相性は良いよねぇ。噛み合う相手が早速見つかって自分の意見が実証されているのも面白いし、「おもしろいから」というおサノっぽいふわっとした表現を周りが補強しているのも部隊の雰囲気の良さが出てる。やはり仏は仏であった。50点60点で良いから、と意見を出しやすい空気を最初に作る辺りも本当に出来た人である。

相性が良さそうな組み合わせが見られる一方で、やはりカゲと犬飼みたいに明らか相性が悪い組み合わせもある。本当にザキさんとののさんがいるから抑えられている感じ。キクッチーも行きたくない人で書いた海と組まされてるし(というかサラッと菊地原の一緒に行きたくない人が公開。やっぱり全員分ちゃんと設定してますよねこれ、先生の負担が心配になるけど全員分見たいいいいいい)、今はまだ良いけど、試験が進んだらこれ等の不安要素がどんな風に作用していくことか。

わざわざニノさんが「自分を認めてくれている仲間」と口にした裏で、ユズルが心の中でニノさんを認めていないと描写してるだけに、二宮隊も気になる所。この2人の関係の改善というか、ユズルが鳩原の件でのわだかまりを捨てて二宮を認めることが出来るのかも注目事項の一つと言える。それを差し引いても鳩原の失踪に麟児が関わっているし、二宮の心中もまだ語られていないだけに、ここも見所が盛り沢山の隊。

言ってることは正論だし、むしろ他の隊の人を心配してもいるんだが、言葉が足りないのが二宮という男である。ユズルが言う通り、普段と違う隊を率いて結果を出せるか、認めてもらえるかってのはそっくりそのまま二宮にも当てはまるのだが、そこは気づいてる・・・よな?くじの操作には気づいてないっぽいから、どうにも二宮という男は読めない。

そういったストレス耐性や個人としての不安要素や力を図るってのは前から言われてましたが、こちら側に残る隊員の視点は盲点だった。確かに個人で何人か選んで、それが隊長だったらその間その部隊はどうなるの?って話だし。

Youはどうして隊長に?

部隊は勿論のこと、臨時隊長についても掘り下げられましたが、ここでもジャクソンが選ばれた理由が引っ張られたので益々気になる。未来の隊長候補や幹部候補って予想も読者の中にありましたが、ジャクソンはそれ等とも違う特殊な事情があるのかも。

最初に挨拶した時の様子からして、ジャクソン自身もまだ知らないっぽいんだよなぁ。ヒュースを選ぶかはあの時点じゃ分からなかったし、ネイバー絡みではないと思うんだけど。流石に今回、半崎に話を振られた後にヒュースとマリオのやり取りを黙って見ていたのは「知っているけど緘口令が敷かれてる」みたいな伏線じゃあないだろうし。

そうそう、ちょっと脱線するけど、マリオちゃんがイコさんが遠征メンバーに選ばれるか疑問視してたけど、普段マイペースにB級上位を維持していることを考えたら、細かい作戦や理詰めに頼らず一定以上の成果を確実に上げる生駒隊ってどんなイレギュラーが起こるか分からない遠征への適性は相当高い気がするんよね。特に生駒旋空なんて唯一無二の強力な技を持つ上、生駒隊のマイペースさの象徴たるイコさんは、むしろ個人で考えると上から数えた方が早いはず。

ミズカミングが隊長なのも、元から参謀なのに加えてイコさんが最初から内定しているので、遠征中の隊長代行としての事前の予行みたいに考えている可能性もある。・・・そうすると、ゾエさんとかも同じかね?次期隊長候補だけど、そのまま臨時隊長を遠征中に継続する前提で選ばれてるのかも。

幹部候補と次期隊長候補除くと、自分に触れてない諏訪さんとジャクソンがはっきりしてないのかな。シンプルに考えれば、諏訪さんは上層部なら幹部候補として考えてるのが自然か。唯一の21歳組で古参でもあるし、もう少し踏み込んだ理由があってもおかしくはないが。やはりジャクソン、ジャクソンだけが謎だねぇ。どう考えても一人だけ条件が合わない。敢えて不向きな性格の人間を隊長に据えたらどうなるかという残酷な実験なんだろうか。

というか、中途半端な11隊、そして11隊目の隊長が若村ってのも怪しいよな。キリが良い10隊で当初考えていたのに、何かしらの理由で11隊目として若村を押し込んだんじゃないかって気もするし。

修と言えばトリオン少ないボーイ

・・・そして、予想以上に早く来ましたね、修のトリオン切れ。まさか電気点ける為に触れたことで切れるという読者の共通認識が本当になってしまうとは。読み直した所、最初の補充が3~4割程度、次に3割前後補充してトリオン切れなので、修一人じゃ満タンにすることも出来ないようだ…流石はトリオン2(哀

更に3~4割の補充で2時間未満で切れたから、思っている以上にトリオンの少ない隊はシビアかもしれない。試験として考えたらこのままの消費量で行くという保証も無いし、全体的に少ない古寺隊なんかは何かしらその辺で他の隊より厳しい展開も本当にありそうだ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)