何度も観よう。そして何度でも言おう。
4DXはいいぞ。
というわけで、本日2021年10月8日(金)より上映の始まった、「ガールズ&パンツァー最終章 第3話 4DX版」を今夜早速観てきました。
4DXのガルパンも久々であることながら、6月頃にドルビーアトモス版を観れなかったので3話自体を観るのも半年ぶり位になるので、非常に楽しく観れました。
初週の特典は福田がアヒルさんチームに送った手紙。封筒も中の手紙も、どちらも劇中のものに忠実な作り。意外なファンアイテムですね。
中身が違えば演出も変わる
さて、今回はジャングルに加えて夜の知波単戦がメインということもあり、4DXの演出も今までとは違った印象を受けました。というより、4DXになって初めて3話そのものが今までのガルパンの映像とは違う作りに感じたと言った方が正しいか。
OPの砲撃から始まる振動で最初から最後まで楽しめた3話の4DXでしたが、一番いつもと違うと感じたのはフラッシュが多かったことでしょうね。発砲の瞬間や閃光弾の爆発の度に暗闇が一瞬明るくなり、それに合わせてフラッシュが炊かれるので、皆さんも思わず眩しいと感じたはずです。そしてそのフラッシュが多い理由は、知波単戦における発砲の向きにある。今回の4DXで気づきましたが、3話は画面の手前、つまりこちらを向いてアップの状態で発砲して発光するシーンが多い。その度に丁寧にフラッシュしていた、と。これはこれで4DXを前提に作っているように感じます。
更に言えば地形が地形の為、走行の振動もかなり荒っぽく感じました。麻子ナビゲートのゆかりん操縦時とかが一番顕著だったはず。そしてそこからのⅣ号のジャンプ、続く池田のジャンプ、中盤にエリカⅢ号のジャンプと、浮遊感のあるシーンが3度もありましたが、そこも静かな振動で見事な浮遊感を体験。川もあったので水飛沫が飛ぶシーンも多く、今回も戦車戦の間の画面との一体感は素晴らしいものでした。
知波単戦は殆ど止まる時間が無いしフラッシュも都度炊かれるしで観ているこっちも夜戦の厳しさを感じるような体験でしたが、その後の知波単の列車シーンは非常に静かな、正に電車に揺られている時の振動そのもので、試合に疲れた生徒達のように、眠気を誘うような振動に感じました。
帰路の知波単、継続の学園艦、対継続戦開始時等、紙吹雪?が舞うのでいつも以上に雪の存在を意識する4DXになったと思います。一方で劇場版ではお馴染みだった泡は飛ばないし、マスク前提の上映だからか自分は匂いを感じられず(朝から少し鼻づまりだった影響があるかもしれません)、当たり前なのですが同じガルパンの4DXでもシチュエーションが異なれば使われる効果も異なり、受ける印象は大きく変わるんだなと感じました。
あと桃ちゃんがハバネロクラブ飲んだ所にも振動があったりして細かいなぁと。
その翌日
4DXを観たならMX4Dも観て違いを楽しまないとなぁ!
というわけで、翌日は朝1から難波でMX4D版を観てきたのであった。
前にも書いたと思いますが、MX4Dと4DXは名前の響きからMX4Dの方が上位互換に思えますが、実際にはポケモンの赤と緑のような関係でMX4Dには無い演出が4DXにはあります。逆もまた然り。なのでどちらが良いという話ではなく、どちらも良いのですね。
MX4D版の方は、最初のOPの砲撃の時点から空気がプシュッて飛んできたのをはじめ、このプシュッていう演出がかなり多めに使われていたのが一番の相違点でしょうか。ドリフトしてる時に足元がチクチクしたりするのはMX4D版ならではの演出。
フラッシュが眩しかった4DX版に対し、こちらは発光するシーンでは左右のライトが点滅するという演出になっており、眩しいとは感じませんでした。分かる人には劇場版のジェットコースターのトンネル内のアレと同じだったと言えば分かるでしょうか。夜間の一瞬の発光としてはどちらも良い演出ですが、目に優しい方と言われるとMX4D版でしょうか。
水は思ったより出ず、知波単戦よりクルセイダーの沈没の方が印象的だったかも。最後のあんこうが撃破されたシーンでは煙が出た一方で、こちらでは雪は降りませんでした。
とにもかくにも
先に述べた通り、どちらも面白いのですが演出の付け方は微妙に異なっていたり、片方にしかない演出があったりと、両方観れば二倍楽しめる4DXとMX4D。今回も場面場面に合わせた振動や演出で、非常に楽しい上映になっていますので、ガルパンおじさんは問答無用で映画館へ足を運びましょう。
余談
MX4D版は朝一だったので、朝食を我慢して鑑賞後に難波のモーニングを開拓するべく喫茶店へ行ってみました。今回行ったお店は阪神高速を挟んでビックカメラの北に位置する「アメリカン」。
モーニングで食べたホットケーキが絶品。2枚重ねのホットケーキに最初からバターが塗られて6分割にカットされているのですが、硬すぎず柔らかすぎずの絶妙な焼き加減に、生地そのものが甘さをやや控えることでシロップの甘さとマッチしており、空きっ腹もあってパクパクとフォークが進みました。
モーニングとして見たらホットケーキと飲み物で800円はやや高いかもですが、このホットケーキはまた食べに行きたい。良い開拓が出来ました。