ワールドトリガー 第226話 遠征選抜試験㉓ 感想 

今月もワートリが読める、ありがたきしあわせ。今月のジャンプスクエアの表紙はアニメ化の決まったカワイスギクライシス。今まで読んでいませんでしたがこの度ジャンプ+で初回無料分も読んで履修完了でございます。

意外とどの隊も纏まりが良い

前回、とりまるをダシにして香取のやる気スイッチョンに成功した諏訪隊。早速カトリーヌはどこまでやったらデート出来るのか明確なラインの設定を要求し、諏訪さんが「修の選抜合格」と設定し、香取から物凄い圧で約束の履行を確認され「はい それはもう」と修が返事したことで、香取も了承。とにもかくにも、香取は無事に再起動が掛かりました。ちゃんとごちそうさまおいしかったと言える子なのね。

来馬隊は前日の弓場ちゃんとコアラの頑張りが功を奏し、特別課題もポカリ改めぽかりんがこなし、その間は仏のくるせんが穂刈のコマを動かして1日順調に経過できた模様。やはりどの隊も、自分の隊に近い人がいるコマは動かしやすいみたいですね。しかも来馬隊、個人の成績もそれぞれに転送しているっぽいですが、それでも全く不安な様子が見えないので、現状は想定通りアメとムチがキッチリとハマっているようで。

柿崎隊は特別課題を担当した太一が82と高得点を叩き出し、汚名返上に成功。「新しい試合形式を考えろ」という柔軟・突飛な発想が問われる課題だったので、照明作戦を考えたりした太一にはうってつけの課題でしたね。太一が調子を取り戻したなら、本当に残りの不安要素はカゲと犬飼ってないだけになりそうだ。

村上隊はひゃみさんの提案が上手く行ってスコアも上昇。特別課題は流石の蔵っち、85点。A級評価も全員が10点以上だし、現状で一番穴と言える穴が無い盤石感がありますね。

二宮隊はユズルが75点と、前日よりはまだ頑張った。東さんに話を振られてとりあえずは労った・・・のかな?千佳ちゃんに対してもだけど、それ褒めてんの?って感じではあるがちゃんと労おうとはしているのでまだ大丈夫そう。

歌川隊は虎太郎が80点を出してこちらも頑張ってる。小夜子さんも頑張って褒めてる。ウルティマの六田ちゃんへのメールは遊真には当然バレてるようだけど、多分好印象には繋がってるだろうから良いんだろう。そして、明日の戦闘シミュに何やら遊真は策があるようで・・・?

古寺隊が相手になるのは予想外

さて、3日目が終わった時点でどの隊も共通しているのが、戦闘シミュレーションで圧倒的な成績を叩き出している二宮隊をどう攻略するか。実際、コマの強さで考えれば一隊だけチートなので、このまま何も対策が出来なければ4日目以降も点数をガンガン稼がれてしまいます。

諏訪隊では「スキルが占める重要度はでかい」「スキルを重視した陣形で戦闘して連携のズレが少ない方が勝つ」=「まだ全容が分かっていない対戦相手のスキルが分かれば、相手の動きがもっと読めるようになる」という推論が出ますが、現状は諏訪さんが危惧していた通り、修のコマが非常に弱いが為に狙われやすい。必然的に修が囮となる形の為にある程度動きは読めているが、修がすぐに落とされる為に囮として機能していないのが問題のようです。

修自身もそれは分かっているようで、既に策はいくつか考えている様子。しかしまだスキルのデータが足りない。なので集める為に、他の隊に聞くことにした。で、でたぁーこれが三雲修だよ!ルールに定められていないことなら、躊躇なく実行に移せる所!え、ルールも破る?それは、そうなんですが・・・

そして電話する相手に選ばれたのは現在2位の古寺隊。しかし掛けたのは諏訪さん。初日の意趣返しか、「取引や交渉ってのはこうやるんだよ分かった古寺ぁ?」と言わんばかりの年季を見せつけて古寺を修との電話口に立たせました。す、諏訪さん・・・もうあなたの株は高騰しすぎて買えませんよぉ・・・!古寺も「参った」って言わんばかりの顔してるし。

相手を交渉のテーブルに立たせるまでの御膳立てをする諏訪さん、そこからの詳細を実際に詰めていく修、何と強力なタッグ。ぶっちゃけ「対外的な交渉」の面では諏訪隊が最強なのではないでしょうか。

初日の件があったこと、上昇志向の強い木虎がいること、この辺が古寺隊を選んだ理由でしょうかね。古寺が他の隊にも点数を聞いたことは容易に想像出来るし、しかも元のチームメイトである二度氏んだ男がいる村上隊はその下の3位。得られる情報も多いだろうし、まず間違いなく断れない。「1位を狙う為にお互いに協力しろ」と交渉するなら確かに一番適していますね。

いや、いくつかの隊で共同戦線を張るってのは予想はしていましたが、香取のやる気スイッチョン策で考察したように、下位のチームだけでやると思っていたので2位の古寺隊と協力するのは流石に予想していませんでした。ただ諏訪さんが言ったように、「取引をするなら相手が食いつくネタを用意しろ」って話なわけで、それに相手が乗っかるのであれば例えどの隊であっても交渉次第で手を組んだり話を聞く価値はあるんですよね。

それこそ初日の古寺の電話を例にするなら、「古寺隊が点数を教える」ことは諏訪隊に何のメリットもありませんが、「お互いにスキルの情報を教え合う」ことは諏訪隊にも古寺隊にも明確なメリットがありますから、古寺も耳を傾けるしかないわけです。

戦闘シミュの配点を考えたら「100か0かよりお互いに多少なり加点を選ぶ」という形でわざと引き分けになるように談合することも終盤には選択肢の一つに入るかもしれませんし、こういった交渉は恐らく今回限りということは無いでしょう。ひょっとしたら、今月描写の無かった王子隊辺りも同じこと考えてるんじゃないかな?

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)