ボンバーマンジェッターズ 43話・44話 感想

ムジョーが最大の男を見せる43話。そしてダイボンさんが男を見せる44話。

第43話 突入!シュヌルバルト!

ジェッターズとムジョーはバグラー救出の為、協力してヒゲヒゲ団の要塞シュヌルバルトへ潜入することに。しかしムジョーは絵がヘタクソなので説明があまり伝わらなかったのでしたとさ。ちなみにこのシーン、シロボンが「はいはいはいはいはいはいはーい!」と元気よく挙手をするんだけど、ボンバーガールでシロンを選択した時の「はいはいはいはいはーい!」はシロの台詞の真似じゃなくてこれが元ネタなのかもしれないと思った。

前回登場したヒゲ部長こと398号さん、一緒に行く気だったけど家族がいるのでムジョーからは待機命令が。シャウトにコスモジェッターの確保を任せる時にいつになく真剣に頼んだり、前回に引き続き今回も綺麗なムジョー。

味方となった以上、本来自分がやらなければならないバグラーの救出に、女こどもを巻き込んでしまったことに負い目を感じている部分もきっとあるだろう。これでもしも彼らに危険があれば・・・とも。ヒゲヒゲ団という括りから外れて、哀愁漂う中間管理職とはまた別の、一人の大人としての顔が見えるようになった。

仲間を見捨てられないと一人残ったのも半分は本当で、もう半分は巻き込んでしまったシロボン達を絶対に逃がさなければならないという責任感もあったのでしょう。ただ、シャウトをコスモジェッターに残すという判断も、後の脱出を考えれば合理的な選択でもあったので、シャウトに対する信頼もきっと含まれていたのだろう。そこまで深読みできる位、この回におけるムジョーの描かれ方は素晴らしい。

バグラーの収監されている牢屋、これを最初に見た時はビックリした。周囲を一切映していなかったからこそ、視聴者は全員普通の牢屋にいると思い込んでしまう。メカードの用心深さを考えたらまずやらないことなのに。

で、この回でシロボン達と戦闘に入った際に出てくるMAXの例の問題発言。「またそれか、いい加減他のボムを覚えたらどうだ」。多分この世界のボンバーマン達、お前にだけはきっと言われたくないと思うよ、言った直後に馬鹿の一つ覚えみたいにハイパープラズマボム、命中後にもまたハイパープラズマボム使ってるお前には・・・

第44話 ボムスターを探せ!

ムジョーの犠牲によって脱出には成功したものの、バグラーの救出には失敗しシュヌルバルトも消えてしまった。シロボンはMAXに勝つ為、ボンバー星へ帰省して修行をすることに。RPG風の演出と、安直なギャグネーミングの敵が出てきたりと、最後のボスを除くとシュールな所が多くてシリアスの後のギャグ回の要素もあるが、修行自体はかなり真面目。

シロボンがこの回で言った「大丈夫」という言葉は、ボムスターは簡単には手に入らないというオヤボンさんに対して言ったが、不思議と今回のシロボンの「大丈夫」には、ボムスターが手に入ると確信出来るような安心感がある。4つ目と5つ目のボムスターを取れたオヤボンコボンダイボンの皆が一緒だから楽勝!ということではなく、この3人がいるから何の不安も油断もないニュアンス。シロボンの成長が現れているように感じる。

修行を始めると強くなる為の焦りこそあったものの、シロボンがMAXを倒すという責任・使命を背負うように、道場の門下生やプーイ等、オヤボンさんやダイボンさんにも皆背負うものがあると諭され、自分一人だけがボムスターを欲しいわけじゃない、自分一人で修業をしているのではないという自覚を持てたからか、無事に6つ目のボムスターを手に入れられた。

自分に自信のないままだったダイボンさんも、コボンとの交流で男を見せた為か、2つ目のボムスターを手に入れた。効きはしなかったけど、男を見せる時と心を決めて投げたフラッシュショットボムは途中で消えることなく当たっていて、ここも「ボムの力はボムにあらず、心に在り」を地味に示しているシーンだと思う。

・・・けど、オヤボンさんは手に入らず。これだけ心技体揃ったボンバーマンであるオヤボンさんに何故7つ目のボムスターが宿らないのか、視聴者的にも謎だがこの後すぐにその謎は明かされる。コボンの「なんでも勉強」「人生、一生勉強」という台詞、大人にも子どもにも刺さる言葉だけど、ボンバーマンではないながらボムスターの確信を突いている台詞でもある。

ゼロが二度呟く「すまない、ミスティ…」というこの言葉、はっきり言ってめちゃくちゃ重い。マイティの記憶があるが為に、マイティにとって大切な人間の一人であったミスティから、自分がマイティを奪ってしまったという自責の念。

そしてゼロはボン婆さんの前に現れた。あの投げ方を見てマイティと確信したボン婆さんだが、そこは親だから、ゼロがあんな風に隠れているから一層マイティだと確信できた説を推したい。マイティはまだ家にいた頃、何かばつが悪い時、家に帰り辛くてあんな風に家の前で隠れて、ボン婆さんに気づかれてあんな風に出てきていたんじゃないかなぁ。