ゆっくり実況のドリタン動画の本シリーズも43本目。今回は再びKV-2に乗ってみた。無印時代はまぁ暴れに暴れまわってくれたこの戦車、つまんなくて乗るのやめた人も、お手軽に強いから乗り続けた人も、相手するの嫌でこのゲーム辞めちゃった人もいるだろう。まぁ無印時代のバランスの悪さを象徴する戦車の代表例ではあった。
一瞬でも光り輝くことは出来るはず
あまりに暴れ過ぎた結果、格ゲーで次作になると一気に最弱キャラにまで落ちぶれるようなレベルで悲惨極まりない弱体化を受けて、今や重戦車の中ではあらゆる方向で最下位レベルの戦車になってしまった。しまったのだが。
スキルや乗員に新型砲弾等、使えるものを全部使えばあのロックオンしてドリフト射撃をするだけの楽ちん最強戦車時代の強さを少しは取り戻せるのではないか・・・?ということを確かめたくて今回は乗ってみた。
てなわけで車長は攻撃力が上がる桃ちゃん、攻撃力は勿論最大に上げて、支援カードは新型砲弾☆3を装備。↑のゆっくり動画では桃ちゃんのスキルを使い忘れたけど、それでも新型砲弾を使えばフラッグ車のパンターに長距離からのドリフト射撃で砲塔正面に一発で4割ほどぶち込むことが出来た。
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— もみじ (@momiji_mypace) 2020年4月19日
そしてこっちは桃ちゃんのスキルと新型砲弾☆3を併用した所。IS-2でも正面から5割以上、ポルシェティーガーなら正面から7割は一回で消し飛ばした。側面を向いたBTは当然ながら一撃で白旗。これこそ正に無印時代のKV。圧倒的な暴力の化身。
つまりKVは新型砲弾もスキルも込みで攻撃力を上げまくれば無印時代に匹敵するレベルの超火力を再現できると見て良い。問題は新型砲弾☆3がたったの6発ということ。洗濯機に撃を加える能力か。しかも使い切りなので、タイミングはよく考える必要がある。勿論撃ち切る前に撃破されたらパーになってしまう。
以上を踏まえて使い方を考えてみると
言うまでも無く装甲も貧弱になったし砲塔の旋回もすっごく遅いので、近づかれたらほぼ終わりと言っても良い。一方で榴弾の爆風のデカさは最強なので、近づかれる前に榴弾で足を切るという基本を大切にするべき戦車。
なので基本は直接の攻撃より、まず履帯切りを最優先に狙っていく。相手のドリフト射撃を封じれば受けるダメージも減る。KV-2にとってはこれは結構重要なことだと思う。今はもうロックオンしてドリフト射撃しても一発で倒せるような火力は無いので、すぐ倒すことは狙わずにまずは足を切る。味方へのサポートにもなるし。
で、使うべきタイミングで新型砲弾と、可能なら攻撃力↑スキルのWカードを切る。ロックすればどんな戦車でも2~3発で倒せてしまう、一時的な圧倒的火力の優位を活かせば一気に状況を変えることだって出来る。殲滅戦なら1~2輌を一気に倒したり、フラッグ戦なら嫌な位置にいる戦車をすぐに倒してフラッグ車への危険を減らすor攻める味方の道筋を作る等、火力を活かした相手の速やかな排除を狙う、という使い方が良いのではないかと思う。
ガンダムで例えるなら、通常時は1500コスト並の性能だけど条件を揃えれば試合中に一度だけコスト3000並の性能に換装できる機体だと考えると分かりやすいかも。そのコスト3000並の性能をいつ解放するか。
重戦車だけど重戦車として矢面に立つような戦い方は極力控えて、一歩引いた位置から味方の援護に徹するような戦い方を心掛ける。まず履帯、次に薄い所。KV自身も装甲そんなに固くないので、場合によっちゃダメージを抑える為にもドリフト撃ちはせずに静止撃ちすることも考える。KVの代わりに矢面に立てる重戦車がもう一人味方にいれば戦いやすい。
なので重戦車ではなくKVという独立したカテゴリの戦車として使うことを考えた方が良い。以前は自分一人で次から次へと相手を倒せる戦車だったけど、今は基本的には味方に倒してもらうお膳立てをする小間使いのような存在かもしれない。何もかも失ったが、凄まじくデカい爆風だけは失っていないのでこれを活かさずして生きる道は無い。
一応こういう風に考えていけば、辛いのは変わらないけどそれなりに特性を活かした使い方が出来るような気がする。無印時代のお手軽さとは程遠い、めちゃくちゃ難しく頭も使わないといけない戦車になったような気はしますが、KVもカスタマイズ次第の戦車の域には留まっているんじゃないかな、と思います。