今月のPS+のフリープレイは何があったのかウイイレがデトロイトに変更されましたね。実はPSproに買い換えた時の2本無料バンドルで選んだにも関わらず、某ドリタンばっかりやってたので今日まで一度も起動することなく、サントラとかも付いたもっと豪華なバージョンがフリープレイとなってしまいました。何か勿体無い気分です。
・・・で、そのバンドルとは別に、GWのPSストアのセールではストリートファイターVのシーズンパスに加えて、2本のゲームを購入して、たまーにちょっとずつ進めています。崩壊した世界を舞台とする世界観ゲーとしても素晴らしい、「ラストオブアス(リマスター)」と「メトロリダックス(リマスター)」です。
ノーティドッグの本気(n回目)
「ラストオブアス」はPS3で発売されたもののPS4版。もはやこのゲームは説明不要でしょうか。クラッシュバンディクーやアンチャーテッドでお馴染みノーティドッグが生み出したサバイバルアクションゲーム。アンチャーテッドは各シリーズをクリアしている私も何故かこのゲームは今まで遊んでいなかったのでこの機会に購入。
こちらは人に感染する冬虫夏草みたいな菌が突如蔓延、それによって数多の人間が暴徒と化し感染は拡大しこれまでの人間社会は崩壊した、という設定。建物はどれもこれも廃墟、高層ビルなんかも傾いているし地下鉄は浸水、道路もあちこちひび割れて段差になっている所も多数。
一方で地球上で失われたのは今までの人間社会だけの為、世界の崩壊から20年も経った今は廃墟が自然に飲み込まれており、あちこちに豊かな自然や動植物があります。この自然に飲み込まれた人工物の美しさ、PS3版の時点でもえらい素晴らしいものだったと思いますがPS4でリマスターされたこれは最早芸術の域。どこに行っても息を呑むような光景が拝めます。
そしてそんな世界で生きるおじさん型ターミネーターのジョエルと、菌に免疫を持つ少女エリーが送る、この崩壊した美しい世界の2人旅。軍、略奪者、感染者。限られた物資をやりくりして、それらの障害を乗り越えていくサバイバル要素の強いゲームです。
まだ相棒の少佐テスを失って本格的な2人旅が始まったばかり。旅を経て変化していく2人の関係にも注目しながら、今後も遊んでいきたいと思います。
生活感に溢れた地下鉄の素晴らしさ
もう1本の「メトロリダックス」は、PS3で発売された「メトロ2033」と「メトロラストライト」という2本のゲームを1本にしたリマスター版。今年の2月に発売した「メトロエクソダス」がその続編になります。
こちらは北斗みたいに核戦争で世界が崩壊。文明も自然も何もかもが失われた世界で、しかしメトロの中に逃げ込んだ人々は生き延び、20年経った今も生活をその中で続けています。
そしてこのゲーム、地表は本当に世紀末なんですが、しかしメトロの中は生活環と活気に溢れており、この独特な地下のやぼったい感じがたまらんのです。正直ゲーム進めずにこのメトロの中の散策だけしていたいくらい。
狭いスペースを振り分けて個々の部屋兼住居にしている一方で、広いスペースでは鳥や豚の畜産、商売も盛んに行われています。地表で暮らすことは最早叶わなくとも、人間は生きている限りどこでだって適応出来てしまうんですねぇ。
一方で駅を離れれば、線路や地表は放射王汚染によって突然変異した化け物たちが跋扈し、地表は勿論地下の一部でもガスマスクを付けなければ生きられない危険地帯。駅での安心感と、それ以外の場所での不安と恐怖の落差は激しく、入念な準備をして駅を離れなければなりません。
主人公のアルチョムは崩壊前の地上を知らず、生まれてこの方駅を離れたことも無い青年でしたが、とある出来事をきっかけに生まれ育った駅を離れ、メトロの中と地表を旅することになります。この崩壊した世界で、彼には何が待ち受けているのか。
駅以外の場所、特に線路の中は暗くて怖くて自分はちょっと苦手ですが、頑張ってクリアまでやっていきたいです。
やはり崩壊した世界というのは映像美が映える
片や自然が廃墟を飲み込んだ世界。片や世紀末だけど地下に人間の営みが移った世界。在り方こそ異なりますが、どちらも崩壊した世界の描き方が素晴らしい。世界そのものにどっぷり浸かれるそんなゲームになっています。