ガールズ&パンツァー フェイズエリカ 2巻 感想&レビュー ※11/22更新

ガールズ&パンツァーの外伝コミック、「フェイズエリカ」の2巻が発売しました。今回も色んなお店で特典が付きましたが、寄りやすかったアニメイトで買いました。

ちなみに2巻の帯には、エリカとみほを演じているお二人のコメントが。

やっぱりエリカ→みほの感情は複雑怪奇

2巻から時系列はエリカの高校一年編へ。この時点で既に例の事件の数ヶ月前に。

もっとも気になる人が多かったであろうみほ隊長エリカ副隊長の中等部後期は数ページの回想で終わってしまいましたが、

・常に自分の前にみほがいる

・能力は認めるが優柔不断な所は×

・目指すべきはまほの戦車道

・まほに近づく為認めてもらう為強くなる

というエリカの根っこの部分についてはちゃんと描写されたので安心しました。

こうして掘り下げてみると、エリカはまだみほに劣ると自覚しながらも自分の目的、欲の為に副隊長職を全うしていたのに対して、みほは望んで隊長になったのではない上自分が優秀な自覚と自信が無い、という違いがありますね。割と正反対。

しかし、回想を見る限りだとみほの足りない部分をフォローするエリカという構図は上手くハマッていて、まほが1巻の終わり際に求めていたような理想的な形にはなってたようですね。上司と部下としての相性は良いのかな。

でも高校に上がって改めてみほに対して宣戦布告する辺り、本っ当にエリカのみほに対する感情は拗らせてて捻っくれてますね。そこが面白いしこの作品の肝ですが、才谷屋先生は絶妙な按配で描けてると思う。

ミカの前任者が普通なわけがなかった

2巻では継続高校との練習試合が始まり、継続の隊長であるトウコと副隊長のリリ、そして一年前のミカ達が登場。

この時期の継続についてはOVAでみほが少しだけ言及していましたが、その部分を膨らませたようですね。とはいえ漫画版は漫画版なので、アニメとは異なる可能性が大ですが。

流石にミカの前任となる隊長だけあり、妙なヘアバンドをつけているわ、人の話を最後まで聞かないわでトウコのキャラクターは強烈の一言。一方で常に楽しく面白いことを望んでおり、自分を楽しませてくれる強敵と相対すると目を輝かせると言う戦車乗りらしい一面も。

途中までの予想通りに作戦が進行している時の、悪役のような笑い方は凄く楽しそう。撤退するタイミングもきっちり弁えていて、只者ではない所は描写されていますね。

継続高校の戦車道自体も、乗員の操縦技術の高さや保有戦車は月刊戦車道の情報に基づいており、継続の試合が見たかった人にとっては待望のものだと言えるでしょう。元々才谷屋先生はアニメのコミカライズとマジノ戦と描いてきている人なので戦車戦については心配はしてませんし、3巻の範囲も今から楽しみですね。

ちなみに今回も、才谷屋先生の同人誌「MONOCHRO BACK LINE 12」に、2巻以降のキャラのラフが載っています。エリカやレイラの変化を見比べてみるのも良いでしょう。購入はとらのあな等で。

逸見エリカ主役作として上々の出来

個人的には、ホントに逸見エリカというガルパンで一番扱いにくいだろう少女の、過去も含めた人物像を上手く描けている作品だなと思います。好き勝手言ってるアンチもいるようですが、私は良いと思う。

元々ガルパンにおける最大の闇を扱っている本作ですが、中等部編はすっぱり一巻で終わらせたおかげで陰鬱な雰囲気は軽くなったと思います。確かにそこが見たかったけども、ガルパンらしくない暗い雰囲気は早めに終わらせて正解とも思いますし。

2巻はエリカの主観はそこそこにして継続との試合に移り、才谷屋先生の持ち味である戦車部分が半分以上を占めていて、むしろ一巻より読みやすくなっています。一巻がこの作品を読む上で最大の壁。アニメ本編の1話と同じような感じですね。そこを乗り越えられる人であれば2巻以降は問題なく読めるでしょう。

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↑かなり間が空きましたが、告知通りあんこう祭りと同じ11/19に続きが更新されました。