ゲッサン2024年9月号 マネマネにちにち・からかい上手(?)の西片さん(完) 感想 

先週の小豆島での夏祭り、劇場版の上映会とかスタンプラリーとか、参加したファンの人達にはとても好評だったようで何より。ただ、今月で遂に西片さんも完結。来年から小豆島はどうされるのか。

マネマネにちにち

今月は「バリカン」「エロい本」「素振り」の3本でお送り。球児と言えば坊主頭、坊主頭に必要なものと言えば、そう、「バリカン」ですね。バリカンを手にした瞬間から、渚はなんか変なものに取りつかれ・・・危ねぇ奴だこれ!?

烏丸くんですら不安が勝り誰も刈らせてくれないことにフラストレーションを溜めていく渚ちゃん、遂には下の毛でも良いから刈らせろという女子高生として非常にヤバい宣言が飛び出す始末・・・あ、そういうネタも今回は普通にOKなんですね山本先生(汗

しかもそれだけに留まらず・・・割とこれまでの作品よりちょっとエッな方向にも色々とお話が飛んでいくことがありそうな予感。

何せ次もそのものずばり「エロい本」。やはり男子高校生、部室にはそういうものも持ち込んでいるわけでして。しかも渚は興味津々、姫宮ちゃんはご親切に落とし主を探して届けて社会的に抹札してあげようときた。誰のか知らんが見つかってしまってご愁傷様です。

そして一ノ瀬ちゃんはギャルだし如何にも見慣れてたりしそうでいて実際・・・ほうほう。まぁ烏丸くんがケダモノにでもならん限り姫宮ちゃんが一番早いだろうね、うん。

最後は「素振り」。ミスが多くて落ち込んだ烏丸君の様子を見た渚ちゃんは・・・という話。お互いに踏み込んでないけど相手のことをよく分かってて、ちょっと甘いけどやっぱりその先に行くのはまだまだ先だなぁと感じる幼馴染の距離感、良いですねぇ。こういうので良いんだよこういうので。渚ちゃん×烏丸君はもっと見たいぞ。

からかい上手(?)の西片さん


今回で遂に完結のセンターカラー。10か月、あっという間だったなぁ・・・ちーが夏祭りでの約束も、思い出の場所も思い出して、かつての西片君と高木さんのように花火の下で告白するのか?するのか!?と身構えながら今月を待っていたわけですが・・・

そっか。ちーちゃんはこの時点でもまだ、大代君を好きなのかが自分でも分かってなかったのか。だから告白をするわけじゃなかったと。それでも、分からないけどまだ大代君と別れたくはなくて咄嗟に手を伸ばす。伸ばしたくなるような、気になる男の子ではある。

そして大代君も、ちーちゃんから伸ばされた手は自分からは離さないどころか、しばらくこのままでいたいと言う位には、やっぱり今でもちーちゃんが好きなまま。でも自分からここで告白する勇気はまだ無くて、手を繋いだままでいるのが精一杯。そういう所はあの2人とは違うんだなぁ。

あの花火の下でどちらかが告白していたら付き合っていたのかもしれないけど、新学期が始まっても2人の関係は変わらぬまま。朝の勝負で好きな人の名前を言う罰ゲームにしたけど、何となく引き分けになりそうな気がする。この2人の奇妙な日常は今の関係のまま、しばらく続いていくのでしょう。

似てるようで、最後までやっぱりちょっとあの2人とは違う、西片さんと大代君の日常。高木さん関連の最後にふさわしい作品と終わり方だったんじゃないかなと思います。

稲葉先生、元高木さんも西片さんも、長きにわたる連載、本当にお疲れ様でした。

ゲッサン 2024年9月号(2024年8月9日発売) [雑誌] Kindle版

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