秋の曽爾高原へススキと星を見に行ったが・・・同じことを考える人はとてつもなく多かった

10月~11月。暦上は秋。この時期、紅葉などをはじめとして山や森林は一年で最も美しく鮮やかで色とりどりに染まり、絶好の行楽シーズン。そんな中でも、奈良県で寄りたい所なのが曽爾村の曽爾高原でしょう。

以前も真夏に行きましたが、秋の曽爾高原は一面のススキ、夜になるとライトアップされた池(今年は無し)、そして満天の星空が覗く完全スポット。やはり行くならば秋がベスト。しかも父も行きたがっていたので、まだ予定を決めきっていなかったのですが急遽三連休初日の午後から曽爾高原へ行ってみることにしました。

トンネル超えて―、特徴的な岩壁が見えてくれば、曽爾高原まであと一息。橋を渡って坂を登れば曽爾高原ファームガー・・・デ・・・?

オーノーずら、橋を超える前からもう渋滞してるーよ、これ殆どの人が曽爾高原を目的地にしてここまで来てるーよ。無理なんじゃないかと思いつつ、本来なら5分と掛からない距離を30分以上掛けて少しずつ登り・・・

何とか曽爾高原ファームに辿り着き、駐車場に運よくスペースも見つけられたので車を停めてここから徒歩。山頂にも駐車場はあるわけですがお金も掛かるし、20分ほど歩けば辿り着けるので、それを許容できるのであればここから歩く方が良いのです。

しかしそんなに長くないとは言え、完全な山道の中を歩くことになるとは思わなんだ・・・そしてやはり途中から車が凄い渋滞。山頂に泊めたい人がメチャクチャ多かったみたいです。・・・この時点で既に5時近くで、もう夕日が沈むのを見るのは間に合わないのですが、星だけでも見たいでしょうし、ここまで来てそう易々とは帰れませんよね・・・(割と引き返してる車もありましたが)。

そんなわけで辿り着きました曽爾高原。この時点で既に太陽はほぼ沈み切ってしまって薄暗くなってきていましたが、それでも一面が夕暮れに染まったススキは圧巻の一言。

やはり非常に多くの方がいて、日が沈んでいくのを見て満足したのか降りてくる人もいれば、これから登っていく人、池の横の広場でゆっくりする人(コンロを持ち込んで色々と焼いてる人まで)、様々な人がいました。

山頂に行くまでの階段でも度々写真を撮りましたが、今年はライトアップが無い分、曽爾高原全体が等しく暗くなっていったので、自分的にはむしろこちらの方が綺麗な景色に感じました。

あと、スマホやカメラの光だけが照らしているのも何か良いなぁと。

そして登り切った後はノンアルコールビールをまず1本プハーッとやってから、家から持って来たお湯でカフェオレを作り、冷えた体を暖めながらほぼ真っ暗になるまで日が沈んでいくのを眺めていました。

下山する時には足元もすっかり暗くなり、ライトで照らさないと降りるのも危ない程でしたが、それでもまだ6時前。しかしもうこの段階から空には星が見えるようになってきて、6時半前にはもうほぼ満天の星空になっていました。自分達はそのまま帰りましたが、これはわざわざここへ観に来る価値があるとも感じた。残っている方々はあと1時間2時間滞在して、ライトアップの無い真っ暗な中で空を見上げて帰ったんだろうなぁ。

まぁだからって、6時過ぎでも山頂の駐車場まで大渋滞だったのは流石に驚きましたけど。女性用トイレも凄まじい列で、もうとにかく人の数が凄いんだなって。滞在1~2時間程度でも来た価値はありましたが、夕方から来るのは完全に失敗だったと認めざるを得ないでしょう。山道や山頂まで結構な距離を歩く為に間違いなく汗をかいてしまうのに、その汗を流す亀の湯まで入り口から行列が出来てて、入浴を諦めて帰るしかありませんでしたし。そして当然ながら、帰る車もまた渋滞。

ぶっちゃけ他に過ごせる場所が高原ファームと亀の湯しかないのですが、それでも今の時期の曽爾高原に来るのであれば、もう午前中の内から来て車を停めるべき。そして早めに登って夕暮れを待ち、亀の湯は下山後の入浴は諦める位の気持ちで行った方が良いでしょう。

ですが秋の曽爾高原は間違いなくその価値がある観光スポットの一つ。11月に入ったので見頃もその内終わってしまいます。星を見上げることに関してはライトアップの無い今年の方がむしろ良いかもしれませんので、見に行きたい方は早めに予定を立てていきましょう。

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