Thisコミュニケーション 第30話 REC 感想

ろ、ろくな人間がいねぇ・・・!

二本足と吉永君、そしてコピーデルウハ殿との激闘は終わったものの、そもそも世界を救えるかどうかの確認が必要なデルウハ殿。ハントレス達を確実に諦めさせる為に一人動きますが、そこで予想外の出来事が・・・

新キャラ?いいえただの被害者です

冒頭、何やら大量の水を見つけた人々と、そのリーダーと思われる弁士と呼ばれる青年。新たな人間の生き残りが突如登場ということで、期待と不安が高まる出だし。

さて、ハントレスや研究所の人達、誰が見ても下への調査へは迎えないと思わせるべく、見映えの良い絶望的な映像を撮ろうとするデルウハ殿。何もおかしなことは言っていない。一応デルウハ殿、以前も所長に言ってましたがイペリットが蔓延るこの世界をどうにか出来るならその方が良いと思ってますが、基本的にはまず無理だろうと思ってるので。

が、テストした録画を見返すと何と下の方に人影が映っており、確認の為に降りると本当に人間の生き残りがそこに。ただ、記録として残しておくべき状況の為、今回のデルウハ殿は映像を撮りながら行動しているのですが、逃げた生き残りを追い掛けて映像外でボコっている音が入っているんですが・・・というか「てめーも相棒みてぇになりてぇのか!」って、一人カットした部分で頃したっぽいんですが・・・主人公が吐く台詞じゃねぇ。貴方なにをしたのよ。

ボコった遭遇者に案内されたのは下水道内。弁士と呼ばれる刀持った青年を中心に10人近くの生き残りがそこにはいた上、イペリットを追い払って生活物資を得ている等、デルウハ殿にとっては興味深い情報を持っていたのですが・・・

うん、この新展開が始まるのかなってタイミングで新たな生存者コミュニティの登場、普通に考えたら今後重要な存在になってくるはずなんですよ。それを登場即退場させるのが流石この漫画だと思います。そもそもデルウハ殿が来る前に他の集団と揉めてそいつらを始末してるし、まともな人間いやしねぇよこの漫画!!

そもそもの生き残り方が、千佳、じゃねぇ地下に張り巡らされたイペリットを切って噴出される死臭のガスを同類は嫌がる為、それを地表に誘導してイペリットが寄り付かない間に周囲から物資を調達するというものですが、同時に死臭ガスは外に蔓延している通常のガス以上の汚染力を持ち、触れたものを何でもボロボロにしてしまうというえげつねぇ性質。

つまりこの性質に気づいた人間が一時的に生き延びる方法を見つけたと思わせといて、実際の所はどんどん安全地帯も物資も失わせて、更には人間同士の争いをも誘発させて確実に生き残りを滅ぼす為の罠になっている、と。イペリット、想像以上に人間滅ぼすマンのやべぇ奴だった。徹底的な人間メタの性質、また謎は深まりましたが果たして作中でその理由が分かる日は来るのでしょうか。

弁士達のヤベェ奴等っぷりも予想以上。誇りがうんたらとか、この状況で感情第一で動く上、貴重な酸素の提供者達を言い合いの末に頃すどうしようもない連中だったのに加え、電気分解用の水を飲料水だと思ってる学の無さ。

彼らの殲滅を開始する前の「カットだ」と宣言しながら銃を取り出すデルウハ殿、あまりに悪い顔過ぎて好き。これでも主人公なんですよこの人。そんなわけでデルウハ殿によって弁士達は「カット」されてしまったのでした。合掌。酸素提供者さん達はともかく、その男に感情で立ち向かってはいけないんだなぁ。

結局デルウハ殿はこの地下での出来事を隠蔽。翌朝、ハントレス達に下の様子を見せることで、彼女達にこの世界は救えないと見せつけたわけですが・・・背を向けながら、絶望したハントレス達のその顔が見たかったぁ!と嘲笑うデルウハ殿ホント最低だなこの男!

・・・しかし、いつもの因果応報なのか、ナレーションによるとこの日カメラを回し続けていたことによって起きる何かにデルウハ殿は大きな後悔をすることになるらしい。最後いつかがカメラを持っていたことを考えると、この日朝から撮影した映像のどこかマズい所を彼女達に見られてしまうのかな?でもデルウハ殿ならそういう部分はハントレス達が起きる前にカットしているはず。ちょっと予想が付きませんね。

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