小豆島にも行ったので今一度からかい上手の高木さんのアニメを最初から見直してみる 2期7話~12話

後半7話~12話も復習していきましょう。7話「林間学校」12話「夏祭り」と、始まりと終わりの2話がアニオリなのが2期後半の最大の特徴と言えますね。

小豆島の旅行の記事はこちらから。

4巻

アニメ初の全編アニオリの「林間学校」。タイトルコールも3人娘や木村高尾が混じってたり、今回はクラスメイトの皆も結構沢山喋ってます。舞台になっている一夜ヶ森キャンプビレッジと言う実在するキャンプ場、小豆島じゃなくて愛媛県にあります。島内にも複数のキャンプ場があるので、ちょっと意外。

写真撮影する2組の方を見ている浜口君が細かい。あと、この時すみれちゃんの隣に立っているのが、3期ですみれちゃんがチョコを渡したと思われる桜井君。明確な接点ってここが最初になるのかな?そして2期ではここで1カットのみ電撃解禁となった元高木さん。初めて見ていた時は本当に衝撃だった。

中井君と2人っきりになれてご満悦な真野ちゃん、自分の作ったカレーを食べる浜口君を見て満更でもなさそうな北条さん、女子は風呂入れという指示に反応したのでサナエちゃんに蹴られて寝る時もうなされる高尾君。いつも通りな3人娘、高木さんは男子人気が高いと判明したり、割と全方位に渡って見所あり。

御菓子を食べる妙に艶やかな高木さんの口元、何か本当にそういう方向に拘る時があるよね。

手を繋ぐチャレンジは今回も失敗。高木さん的にはフォークダンスで繋ぎたかったんだろうけど、顔には出さない。けど西片君も思う所がある様子なのが良いなぁ。その夜、偶然にも西片君が星を見ている自分に会いに来てくれた高木さんの何と嬉しそうなこと。そして息をひそめて田辺先生をやり過ごす間の、不安そうな顔と少し体を西片君の方に傾けるのが、良いっすねぇ。その後残って一緒に星を見上げてくれると分かった嬉しそうな顔。

「西片は天の川を渡ってこっちに来てほしい」って、完全に恋する乙女なんだけど、気づけないんだよなぁ西片君、このシチュエーションなのになぁ。そして高木さんの西片君に対するスタンスの分かりやすい説明でもある。高木さんは西片君という彦星を待つ織姫なんだよなぁ。

8話、「体育倉庫」で高木さんのアップでは埃が見えたり、薄暗さの演出も拘ってますね。原作だと別々のエピソードだけど、ここで怪我したので「保健室」に続く。西片君がコケたと気づいてすぐ駆け寄る高木さんも良い。

クラスメイトの描写は教室に戻りながら談笑する3人娘と真野ちゃん、すみれちゃんと梅ちゃんやパッツンちゃん、お昼を一緒に食べる鈴木ちゃんと音無ちゃんと飯野ちゃん、北野ちゃんと中村ちゃん。こうして見ると結構さり気なく積み重ねていますね。

「保健室」では今回も手を繋ぐチャレンジ。ベッドの隣に腰かけて左手を少し近づけてまで誘う高木さん、西片君は簡単には無理だろうと思いつつも、西片君の方から繋いでほしいっていう願望がめっちゃ現れてますよね、どこまでお膳立てしようとも絶対に高木さんの方からは繋がないってのが分かる。

サナエちゃんが言っていた「焼きそうめんパン」、小豆島には実際あるそうです、マジか。

「宝くじ」の一等のお酒、島猿って・・・銚子渓の自然動物園、お猿の国にいる猿から取ったのかな?寄らなかったけど入口の横は通ったなぁ。

ここで祭りの話、そして夏祭りの話へシフト。わたあめ、かき氷、輪投げ・・・やりたいことを挙げて、その末に西片君が今年の夏祭りに高木さんを勢いで誘おうとして止める。高木さんも言おうとして、やっぱり止める。ここから手を繋ぐチャレンジに加え、高木さんは西片君が自分を夏祭りに誘ってくれるのも待つことになる。

やっぱり、高木さんは大事なことはずっと受け身ですね。からかいは上手だけど、からかいじゃない範囲では決して上手とは言い切れない。3期のバレンタインとかでもそういう面は強く出てたりする。そこがアニメの高木さんの魅力でもありますが。

タカギーデジタルはどちらも「林間学校」だけどシーンは別々。セレクトエピソードの方はお菓子勝負の所なので高木さんが耳元であーんと言ったり咀嚼したり、まるでASMRである。オーディオコメンタリーは星を見るシーンですが、途中からセレクトエピソードみたいに高橋さんが言ってくれるから実質2倍美味しい。いくつかカットされたシーンがあるようで、見てみたかったなぁ。

5巻

9話、「特技」ではプール開き。談笑してるのはミサエちゃん・パッツンちゃん・音無ちゃん、男子はノッポ君とひろし君かな。プールではゴーグルもしないパッツンちゃん。

ミサエちゃんが鈴木ちゃんと占いの結果を話したり、高木さんすみれちゃんと談笑したり。・・・なんか本当にクラスメイトの描写増えてるな?桜井君は「宝くじ」や「お悩み」でも西片君・高尾君・木村君とつるんでいたり、割とこの3人に距離が近い印象。

元々原作でも「お悩み」の所で桜井君はいるし、どちらも原作から存在するクラスメイトだからこその扱いなのかな。2期OPでも桜井君とすみれちゃんはそれぞれの友達として抜擢されてるし。というか、すみれちゃんの視線の先に桜井君がいる。…まさかこの頃から伏線は張られていた!?

「お悩み」はやはり最後の高木さんの「もうちょっといてよ」の表情と声が最高でヤバいのだけど、西片君を見てもビックリ箱を開けてもどこか上の空で元気が無い、いつもと様子の違う高木さんの描写が本当に丁寧でそこも良い。子どもらしく親と喧嘩して落ち込むと、大好きな男の子に構う余裕も無くなるっていう一面を、色々と積み重なって来たここでお出しするのも良いタイミングに思える。そして西片君は本当に大事な時に高木さんを見つける。

また、その日の夜の「メール」で、高木さんをからかうのには失敗したけど元気付けられたから作って良かったなと思ったの、ビックリ箱が西片クエストに変化した理由の一つなのかもなぁ。そのビックリ箱改は、持ち帰った高木さんに早速部屋に飾られて、3期でもそのまま。

何て言うか、「メール」の高木さんは「お悩み」の後ということもあるけど、いつも以上に声が弾んでて楽しそうなんですよね。調子が戻ったし西片君を今日出来なかった分だけからかおうという意思を感じる。最後に動画を送ったのもいつも以上にテンションが上がっていたから、みたいに見えるのは気のせいかな。

あと、お互いのカレンダーに予定が書いていますが、8月は夏期講習や図書館って一緒の用事が書かれていて、更に8月24日には「夏祭り」とどちらも書いてある。既に行くことは決まってるけど、あとは・・・ってことだね。

10話、1学期終業式の1日を朝から放課後まで1話で経過するお話。「目薬」で2人の様子を見てから、「かくれんぼ」でまた2人を目撃する北条さん、一体どんな胸中だったのやら。しかも朝のはただ遊んでいただけだろうに、放課後は土管の裏で隠れてコソコソ・・・それも終業式の放課後にこんなものを見てしまった北条さんと浜口、夏休みの間どう過ごしたのだろう。実際は何もしていなかったけど、鞄と鞄は・・・意味深な傾き方だよねぇ。

手を繋ぐチャレンジ、今回は土管の裏で。手だけでなく体も若干近づけ、前よりもアプローチしてる。少しずつ手を繋ぐ雰囲気になっていってはいるのかな。「宝探し」のは手ではなくイヤホンで曲を聴きたかったのでここは違うか。

2期のキービジュアルにもなっている「宝探し」の大樹、モデルらしい樹はあるとのこと。浜口君達がさっき休憩していったのを見て、高木さんもここで休憩しようと思いついたのかな。

セレクトエピソードは「メール」。最後の「好きだよ」の破壊力を考えれば、これがダミヘになるのは妥当な判断。実際ヤバい。「お悩み」とどっちにするか、相当悩んだんじゃないだろうか。オーディオコメンタリーは「宝探し」。片っぽずつイヤホンのエピソードを入れたくて、良いシチュエーションを考えた結果「宝探し」に組み込まれたとのこと。

6巻

11話、夏休み突入。駄菓子屋での待ち合わせ&階段が見えたので、「歩数」で2人が会った場所が迷路のまちの中なのもよく分かりますね。そういえば、すみれちゃんと西片君が話をしたシーンって今の所ここしかない?

「花火」は原作の通り、写真のみですが日々野さんが登場するのが山本先生のファン的には嬉しい要素。

「お土産」で2人は図書館にいますが、「メール」のカレンダーの通りなら8月14日~16日のどこか、多分だけど初日の14日かな。温泉街の様子や松茸昆布の看板、三木サービスエリアってのも見えてるし、行ったのは兵庫県、恐らく加古川温泉?あと、土渕海峡を通っていつものように神社に。

「約束」の一部のセリフは神社での会話に回され、予定を開けてることを告白する高木さん。お母さんと喧嘩してまで旅行の日付を夏祭りと被らないようにしたのに、その予定は誰かさんの方から誘ってくれるのをずっと待ってる。

原作以上にそういう積み重ねがある為に、誘ってくれるのを今か今かと待つ高木さんと、誘おうとしても恥ずかしくて誤魔化してしまう西片君という「約束」の空気感が原作以上にもどかしい。それ故に、西片君の意を決したお誘いと、弾けるようにそれに答える高木さんもまた原作以上にてぇてぇ。2期は本当に、積み重ねを大事に活かしていますね。

そして最後の12話、アニオリの「夏祭り」。ポスターにも位置が書いていますが、夏祭りの会場は富丘八幡神社がモデル。現実でも毎年8月にはオリーブタウン前で”小豆島まつり”というのが行われ、最後は盛大な花火が打ち上げられるそうで。・・・行ってみたいなぁその時期。

田辺先生と一緒に花火を見ているのはすみれちゃん・桜井君・柴咲君・ノッポ君と、髪形的に北野さん?いや梅ちゃんか。やっぱりここでも桜井君とすみれちゃんに接点があり。そして1期ではさり気なかったキューピッド木村君、ここで最高のアシスト。

何度見ても、挿入歌「君と光」が流れる中で再会し、ようやく手を繋いだ2人が2期の締めくくりとして本当に素晴らしいのですが、富丘八幡神社を現実で見てきた後にこのシーンを見ると、あの階段が上から下まで蠟燭の灯りに照らされ、そしてあの境内から見える現実とまんま同じ景色で海上に打ち上がる花火、現実で見れたらきっと一生忘れられない思い出になりそうな位綺麗だろうなぁって思いました。

特典のセレクトエピソードは当然「約束」。西片君のお誘いに答えてからの高木さんがもうホントにヤバい。タカギーデジタルサラウンドの中で間違いなく最強です。オーディオコメンタリーは「夏祭り」をBパート丸々解説してて聴き応え満点です。

というわけで復習した2期、クラスメイト達の動向が割と結構充実していたり、からかい以外では思っていた以上に受け手に回っていた高木さんに驚きつつも、1期も含めて積み重ねたものを最後に爆発させて最高に盛り上げて締めくくったこのラスト、やっぱり何度見ても素晴らしいなと思いました。

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