それでも歩は寄せてくる 2巻 感想

週刊少年マガジンで山本崇一朗先生が連載している「それでも歩は寄せてくる」の2巻が発売となりましたぞ。わーい。

今回からtwitterに掲載されていた部分も終わり、うるしと歩の日常の続きと気になるあの2人、更にはうるしの友達も出てきて彼らの周りも少し賑やかになって参りました。

うるしも歩も凄いんだぞ

2巻はうるしのと金のポーズと、部室で歩がテスト勉強をしている所から始まります。早速勉強が出来るアピールをしながらどや顔ふんすする部長ですが、歩にはそっけない反応で返されてツッコミ役になるというお約束。

今回はこの冒頭の話で「歩が勉強も出来て将棋も強くて可愛い先輩に対して対抗心を燃やす」、という所が一つのポイントになっていて、これを起点に廊下での競争によるハプニングが発生し、翌日に顔真っ赤になりながら必死にマウントを取りに行こうとして限界になり走り出すという可愛い部長が拝めます。

その次の回からは3週に渡って運動会。今度は一転して元々剣道部だった歩の運動神経の凄さが十二分に発揮されて皆から尊敬を集める一方で、部長が運動はてんで駄目な所がこれでもかと見せつけられます。あまりにボロボロで前髪が乱れる程の部長。対して好きな女子の前で頑張りたいという男の子特有のアレもあったのか部長の分もカバーしようと俄然頑張る歩。そんな2人を何か誤解している部長の友達のマキさん。

運動はからっきしだけど頭脳面は凄いうるしと、頭脳面は今一つだけど運動は凄い歩。帯でも強調されていますが、どっちも得意分野では相手に張り合ってマウントを取りたくなるのも分かる、対照的な2人ですね。

後半は新入部員の入部により心の底から嬉しそうだったり、高い所にあるものを取ろうとしてぴょんぴょん跳ねる可愛い部長に、歩は新入部員にかまってる様子に妬いたり、間接キスだと指摘されてマウントを取られそうな所を顔を赤くしながら肯定して反撃したりと、人が増えようと基本は殆ど変わらず、2人だけの部室で毎日爆発して欲しいような日々を過ごしている様子が拝めます。

気になるあの2人も本格的に

そして運動会でもちょっとだけ顔見せしていた、図書委員の角竜タケル君と御影桜子ちゃんも今回から登場。twitterで公開された範囲では催眠術を使う凄く内気な桜子ちゃんと、そんな桜子ちゃんに惚れている活発なタケル君が、歩と友達っぽいことしか分かりませんでしたが・・・

実際の所は3人とも幼馴染で、旧知の間柄の様子。そしてタケル→桜子ちゃんははっきりしていましたが、桜子ちゃん側はタケルには矢印が立っていないようですね。ただ、ずっと一緒だからいるのが当たり前という認識のようで、無意識に思わせぶりなことを言うのでタケルも彼女の下から離れられない・・・という、もう端から見たら分かりますがお前らさっさと付き合えって位べったりです。

長袖・内気・催眠術とかなり個性的な桜子ちゃん、外見も性格と部長とは対照的ですが、彼女もまた部長とは違う方向に可愛いですね。

うるしと歩の話に比べると出てくる頻度はまだ少なめですが、この2人の関係もまぁ気になる。そしてまだこの2人以上に出番の少ない、うるしの友達のマキさん。今のところはうるしをからかう位しかしていませんが、うるしと歩だけでなく、いずれはタケルと桜子ちゃんとも関わってくるようになるのかなぁ。

ふだつきのキョーコちゃんでも最終的には5人がメインとなっていましたし、繋がってるようで微妙に繋がっていないこの少年少女たちの関係がどのように変化していくのかも注目ですね。

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