からかい上手の高木さん 10巻 感想

テレビアニメ二期も決まったからかいラブコメ「からかい上手の高木さん」、大台となる10巻が発売しましたー。限定版として、今回は日めくりカレンダーが付いたのが発売。あまり物を増やしたくないのでOVA付きの9巻以外は限定版は買ってこなかったのですが、いざアニメイトに行ったら一個だけ置いてあったので買ってしまいましたとさ。せっかくだし使っていくとしましょう。

この表紙とそして裏表紙、分かる人には分かりますが、ある意味高木さん&キョーコちゃんとも言えるもの。記念すべき10巻目にこういう表紙を持ってくる山本先生に感謝です。

今と未来で広がる山本先生ワールド

掲載当時は山本先生のツイッターでの予告からして読者を大いに惑わせた「西片」が今回遂に収録。ほぼ一年位単行本に収録されていなかったのもあり、ゲッサン未読の人が彼女を西片と呼んでいる人に混乱していたこともありましたが、今回でそれも無事に解決ですね。

この髪が短い高木さん?は高木さんではなく、中学生になった「ちー」。元高木さんの世界から更に10年位未来のお話なのです。中学生になったちーは見た目こそ高木さんそっくり、からかいという名のいたずらもよく仕掛けますが、そちらは上手く行かず表情ですぐ分かるのは西片君そっくりという、本当に2人の子どもらしい子どもに育っています。

更に、この「西片」の後の中表紙が、以前の単行本の中表紙の高木さんと西片君と同じ構図だけど表情は違う、という細かい仕様になっています。まだこの「からかい下手の西片さん」と隣の少年の物語はこの一つだけですが、いずれはまた描かれるのではないかと、期待しながら気づけば一年。本当に、あったら良いですね。

そしてもう一つ忘れてはならないのが「犬」。登校中にとある家の飼い犬と遊ぶ西片君と、それを見掛けた高木さんのエピソード。分からない人にはただの犬とその飼い主の女子高生ですが、実は「ふだつきのキョーコちゃん」のメインキャラの一人ヒカリと、その飼い犬。意外にも意外な形で、本編内で高木さん達とキョーコちゃんサイドには繋がりがあったという事実が明らかになりました。

今回は本当に、山本先生作品を網羅している人には楽しい一冊になっています。

入学したて、今、2年生

今回の収録エピソードは「西片」だけに留まらず、高木さんが西片君を呼び捨てにするようになった切欠のエピソード「呼び方」に加え、2年に進級する直前のお話「エイプリルフール」、そして進級した後のスポーツテスト「リベンジ」等が収録されており、時系列はかなりバラバラ。色々な時期の高木さんと西片君、そしてちーの様子を見ることが出来ます。

とは言っても、やってることはいつも通り、高木さんにいいようにやられる西片君と、とても満足そうな高木さんという関係は入学当初からずっと変わりません。手紙を渡されてちょっと頬を染めていたり、釣りで思わず抱き着いて満足そうだったり、相変わらず高木さんは分かりやすくて可愛い。そして西片君はそんな分かりやすい高木さんが分からない所がとても分かりやすいですね。

コメント

  1. 774 より:

    “西片”の話の意味が分からずパラレルワールドの話か何かかと悩んでいたので助かりました

    • momiji より:

      >774様

      ゲッサンに掲載された当時でも、山本先生が告知として載せたイラストが髪の短い高木さんにしか見えず、ゲッサンを読んだ人しか実際に分からないという状態でしたから無理もないと思います。
      去年の春にとある方が「西片さん」として描いたイラストに「西片さんじゃなくて高木さんでしょ?描いた人も返信してる人も大丈夫?」という返信があった位ですから。
      ある意味ではこれ以上無い購買意欲のそそり方だったと言えますね。