5話の放送がちょうどお盆前の東京行く日の夜だったので見るタイミングを逃し、その後も何となく見るタイミングを逃し、気づけば5話から8話まで見ていなかったので休みの今日に見ました。ついでに原作の方もjokerで39話が掲載されたのでそれについても。
ちなみにアニメの進行に合わせ、ガンガンの公式アプリ「マンガUP!」でも3巻と4巻が先読み分として追加されています。まだ原作を読んでない方はこちらをチェックし、更に気になるのであれば単行本を買ってしまいましょう。
アニメ5話
5話はAパートがすーちゃん、Bパートがしょーことたいよー君の話。多少なりここまで出番があったすーちゃんですが、一応はここで退場。彼女の愛は「憧れる人そのものになりたい」というものだった為に、さとうの真似をした上さとうの衣服でハイになっていたりしましたが、さとう本人から愛の言葉を囁かれてそれを否定されたが為に陥落。
アニメだとロッカーに押し付けられた上キスの後に口に糸引くような生々しいディープキスになってましたが、他の連中が脅迫されたり始末されたり買収されたりする中で、キスされて怒られただけで済んだのってむしろ幸せに排除されたんじゃないかと思うよぼかぁ。一応この後も彼女には役割がありますし。
一方しょーこはたいよーくんの見舞いに行って、気持ち悪い目に遭って逃げることになりましたと。やっぱたいよーくんの声優良いですね、「天使を独り占めする為に決まってる」が興奮し過ぎて聞き取れないんだもん。むしろ興奮している時は聞き取れなくて正しいもん、たいよーくんというキャラの場合。原作には無いけど「エッチ!」ってしょーこが叫ぶのも頷ける。
ここでたいよーと接触したことが、しょーこをギリギリ無関係な立場から当事者へと変えることになってしまいました。後の展開を考えると、これが全てを変えてしまったんでしょうね・・・仮にだけど、さとうがバイトを増やさなかったら太陽君と会うこともなかったので、そのままハッピーシュガーライフが送れていたのでは?とも思う。
アニメ6話
6話はあさひの背景事情が分かり、そしてたいよーとあさひの接触により、しょーこが佐藤に対して一歩踏み出していこうとするお話。
5話に続き、変態っぽい太陽君相手にはドン引きし、見ていて放っておけないあさひには世話を焼くという、反応や行動は普通の女子高生というか、この作品では最もまとも故に異質な立ち位置のショーコ。男漁りをするのも自分の王子様を探しているから、家から遠くでバイトしているのも家にあまりいたくないのと親友のさとうと一緒にいたいからという理由で、どこまでもこの作品では普通というか、実際いそうな子です。
しかし太陽君のお見舞いに行ったこと、そしてその帰りにあさひと出会ったことで、さとうへの疑念がさとうのことをもっと知りたい、知らなければならないという方向に進んだ結果、彼女はさとうの家に着いていきます。
この時点で、しょーこはさとう・太陽・あさひの全員とそれぞれ面識を持ったことで、それまでは無関係であったのに急にそれぞれの事情をある程度把握する、予期せぬジョーカーと化しました。もしハピシュガが選択肢ありのノベルゲームにでもなったら、しょーこの行動次第でいくらでも展開と結末が変わる程の重要な存在ですね。
さとうがここでしょーこに言ってた「巻き込みたくない」って言葉は、誰も近づかないでほしいという明確な拒絶であると同時に、しょーこに対する本心でもあるような気がします。最悪、しょーこを始末しなければならないのは避けたかったのでしょうね。それが面倒になるからなのか、親友を手に掛けたくないという情からなのか、本人は正確に認識していないのでしょうけども。
39th life フレンドシップ
前回の原作38話では、さとう達の城に突撃した太陽君が叔母に食われましたが、今回はその翌朝からスタート。つまり太陽君は叔母に食われて・・・合掌。
いよいよ城から逃げようとするさとうとしおですが、さとうには最後の仕事が残っていました。それはしょーこの遺体への工作。彼女に自分の制服を着せて更に火事で全てを燃やすことで、自分が死んだと思わせて逃げる時間を稼ごうと考えている様子。
・・・が、その工作中に物言わぬ亡骸と化したしょーこが、虚ろな目を見せながらさとうに倒れこんできたことで、さとうの心は何かに塗り潰されそうになりました。これまではただの死体としか扱っていなかったのに、今更になって親友を手に掛けた罪悪感を感じたのでしょうか。
工作を施し、何かを口にしようとするも、しおの声に呼ばれてそのまま部屋を後にしたさとう。後にはしょーこだけが残されました。死して尚自分へ歩み寄ろうとするしょーこと完全に決別し、さとうはしおとの愛の逃避行をいよいよ開始するようです。
今回の様子を見る限りでも、やっぱりさとうにとってしょーこは特別であったのは間違いない。しょーこに対する感情を自覚したことで、あさひと対峙することになった時、それが影響を及ぼす可能性も出てきたし、最後までしょーこはさとうを苦しめ続けることでしょう。