ボンバーマンジェッターズ 46話 感想

感想は今後完結させるつもりですが、全52話とBOX特典の53話の視聴は既に終了しました。当時も確かに最終話を見た記憶はあるのに、今回はボロッボロ泣いたのは何故でしょうか・・・きっと、1話から丁寧に追ったからなのでしょう。

そしてこの終盤、めっちゃ感想書くの難しい気がしますが、何とか書ききりたい。

第46話 ボムクリスタルの秘密

この回もアイキャッチは前半後半ともにロゴのみ。45話の続きということもあり、特に前半は1話や45話のような、独特の雰囲気が流れている。全ての始まりといえるあのタワーに来たことで、ゼロの中にあるあの頃のマイティの記憶がとうとう紐解かれる。

前回でボンバー星に戻っていたシロボンのことが気掛かりなシャウト。流石にその様子はルーイやバーディから見ても丸分かりで、ボンバー星に行くかと振られるとムキになって否定してボロを出す始末。ルーイにもクスリと笑われてしまうが、ここがシロボンとマイティの明確な違いなんだなぁと思う。

普段と様子が違うのが態度にも出て分かりやすく、そしてまだ子どもだからか沢山の人から心配されるシロボンと、伝説のボンバーマンと呼ばれる重圧のせいで、7つ目のボムスターを持たないことも、ジェッターズを辞めようと思っていたことも誰にも言い出せず、顔にも態度にも出せなかったマイティ。

改めて考えると、本当にシロボンの周りには彼を心配し、時には手を差し伸べてくれる人達が大勢いる。きっと子どもだからという面もあるが、彼が優しく、ボンバーマンが大好きな少年だからなんだろう。一方でマイティは周りに人がいたのは同じだけど、自分が本当に思っていることを口に出せる相手はいなかった。それを察して助けてくれる人も。

親友であるバーディにすら何も打ち明けられないままボンバー星にやって来て、シロボンのフーセンボムを見て。あの時、外でシロボンが待っている間、マイティはボン婆さんにだけ、自分の本心を曝け出していた。

自分がボンバーマンに向いていないこと、シロボンみたいに優しくは慣れないことを。だから彼は、ジェッターズを辞めようとしていた。伝説のボンバーマンでも何でもない、どこにでもいる一人の少年に戻ろうと。

ゼロの中にあるマイティの記憶。シロボンとの思い出は、お互いに同じことを思い浮かべていた。けど、これはマイティの記憶。同じ思い出に2人が思っていたことは同じじゃなかった。マイティはシロボンを全然泣き止ませることが出来なかった。自分に付き合わせてばかりのシロボンに、申し訳ないとも思っていた。何よりも、思い出の中のマイティは楽しそうに笑ってなどいなかった。

1話で「やっと笑ったな」とマイティが言ったが、この記憶と照らし合わせると、以前からマイティはシロボンを泣き止ませるのが下手だったのだと思える。あの何気ないやり取りは、紛れもなくあの兄弟の常を表していた。

そして15話でシロボンを再起させたあの思い出。兄ちゃんに大事なことを問われた野球の後。シロボンは好きだからやりたいと答えた。それを見てマイティも笑った。回想の中で、やっと兄弟が笑った時。でもマイティはその時、「好きなこと、好きだったら、続けるんだ。」と、まるで自分に言い聞かせるようにシロボンに願っていた。

「真のボンバーマンになるには強くなければいけない」という言葉も、同じだったのかもしれない。マイティはずっと、シロボンにすら本当のことを言えずに自分を誤魔化して、好きでもないボンバーマンの修行を続けていたんだろう。いや、シロボンにだけは言えなかったのか。お兄ちゃんとして、シロボンに情けない姿を見せることは出来なかっただろうから。

そんな彼にとって、好きなことを好きだからやりたいと言えるシロボンは、どれだけ眩しかったことか。フーセンボムを見るまでそんな思い出も忘れていた程、マイティは追い詰められていた。だからあの後、マイティは笑うことができたのだろう。シロボンに、答えをもらったから。

一方、遂にメカードにボムクリスタルの在処がボンバー星だと知られてしまった。だがヒゲちゃん達がメカードの側にいた為、この情報は外部へ流れ、偶然もあってジェッターズの元へ届く。有能過ぎるぜヒゲちゃん達。しかもこれを拾ったのは、3話に登場したバギャー。何とあの後宇宙漁師になっていたようですが、ジェッターズとの縁がここで繋がるとは何ともキャラの再利用が上手い。そしてこの縁はこの後にも・・・

アインからの急報を受け、ボン婆さんは祠へ急行。シロボンを背中に抱えながらとんでもない跳躍で祠に到着、更にはゼロから事前にマックスの戦闘能力の元を聞いていたこともあり対等以上に渡り合う。劇中まともに戦うのはここだけですが、老いて尚その力は健在であることを見せつけてくれます。

その歳のせいもあってピンチとなるも、ゼロが駆けつける。マックスを追い払うことは出来たが、その口からゼロ=マイティであることがバラされてしまった。居合わせたバーディとシャウトにも、そしてミスティにも。

記憶を取り戻した後、その正体には確信を持っていながら最後までお互いに切り出せなかったゼロとミスティ。結局、マイティが生きていた頃も、そしてゼロという存在になってからも、2人は後悔を残し・・・ては、いない。だが、それが分かるのはもう少し先の話だ。