先月から連載が始まった「ドカ食いダイスキ! もちづきさん」という漫画を読んで恐怖を覚えている

先月から、ヤングアニマルwebにて「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」という漫画の連載が始まった。その名の通り、望月さんという女性がドカ食いするというグルメ漫画なのですが・・・

グルメ漫画ってこういうものだっただろうか?

なんか、はっきり言ってこの漫画は、グルメ漫画と呼んでいいのか分からない。「ドカ食い啓発漫画」「ホントは怖いドカ食い」とか、そういう名前の方が合っている気がする狂気が滲み出まくっている。

というのも、まぁ先月公開と同時に物凄い反響があったので皆さん知ってるかと思うのですが、主人公の望月さん、はっきり言って怖い。暴食に憑りつかれ、腹が減ろうものなら鬼気迫る恐ろしいフォントで空腹が禁断症状みたいな恐ろしい姿を見せる。

そこから繰り出される行動が、まず濃縮めんつゆを希釈無しで半分もぶちまけた漬けダレで作った鶏の照焼。そしてそれを食った後、血糖値スパイクなるものが起きて至りかけるという何を言っているのか分からない状態に。

私ね、この漫画を読むまで、ドカ食い気絶部ってタグが付いてる動画に対して「ドカ食いは分かるけど気絶って何だよw」って思ってたんですよ・・・調べたら本当にドカ食いしたら気絶するんだって知って、今は怖くなってます。

しかも実際にドカ食いしている人やドカ食いの知識人によると、ドカ食いする人の描写として正確らしいのが更に怖い。そんな所にリアリティを割いてどうする!?これを「ギャグ・コメディ」に分類してはいけない気がする。「ホラー」だと私は思う。あと各話の最初か最後にドカ食いや至るについての注意喚起を書くべきだと思う。

ちなみに何の偶然か、同日はコミックデイズで「週末やらかし飯」という、これまた成人女性が爆食する漫画も連載が始まり、2人の狂人が同時にこの世に降り立つことになりました。どちらが先に暴食による不健康でくたばるのか目が離せません。尚こちらは週刊連載ですが、はっきり言ってもちづきさんの狂気はやらかし飯4話分に匹敵かそれ以上の恐怖を感じます。

その後も1話では残業の夜食に大盛ペヤング()を調理して自分のデスクに持っていくのも我慢できずに食らいつき職場の給湯室で至る、2話ではお昼の弁当を減らした結果極度の飢えから変なクスリやってるような形相で帰宅して、米の芯が残るのも構わず服を着るのも惜しんで爆盛オムライスを作るなど、たった2話で日本中を恐怖と混乱に陥れたもちづきさんですが、予想外の反響により隔月連載から毎月連載に変更が決定。

これが週刊だったらこっちが頭おかしくなっていたかもしれない

そして本日3話が公開されたのですが・・・いや、まったく方向性の異なる狂気を見せてくるとは思わなかった。率直に言って「お…お前変なクスリでもやってるのか」と。というかむしろ変なクスリをやっていると言ってくれと思った。変なクスリをやらずに素面でこれなのかこの女は!?という恐怖に苛まれた。

もう何もかもが怖い。健康診断の為に絶食というテーマから、何故ここまでの狂人をお出しできるのか、作者が怖い。そして今回ドカ食いしたものは某所で再現しようとすると3000円近くするらしい。というか再現で注文した人が早速現れている。1話と2話の狂った飯も再現されている。これからも望月さんは、毎月9日前後に日本中へ狂気をお届けすることでしょう…

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