Thisコミュニケーション 第34話 Jokers 感想

いや新章開幕からたった2話目での引きでやって良い展開じゃないと思うんですよこれは(汗

冷静なツッコミありがとうございます最低殿

開幕から腕が千切れてるんですけどデルウハ殿ぉー!?流石に新所長達も腕がもげたまま戦うのは無理だろうから入れてくれるだろう、ってのは確かに合理的なんだけども普通思いついてもやりませんよ、こういう所はホント狂ってると思う。

前回でやられて少し大人に成長したのは7(なな)の方。8(はち)はそのままの為、自分に力が無く置いて行かれた状況に悩む所があったみたいですが、当然ながら最低殿はそういう機微を見逃す男ではなく、後半の身代わり作戦は自札しなくても最初っから8を死なせて身代わりにするつもりだったのが死の間際のはちの目には映っていました。この悪魔があああああ!

一方で、新たな脅威である新型イペリット「尻尾付き」の厄介さは増殖能力だと判明。真っ二つに斬ってその日は倒しても、次の日には分かれた2つが元通りに戻ってしまう為1日経つごとに倍に増えているとのこと。

なのでこれまでのように剣で斬ったり砲弾で消し飛ばすのは一時しのぎにしかならず、対処法を根本的に変えなければなりません。デルウハ殿がハントレス達に敗北した戦闘で、彼女達は血の使い方に完全に覚醒していたので、あの時点でイペリットの進化にデルウハ殿の対策はまだ間に合っていたと言えますが、現在は意識を奪われている彼女達にそれを使った対処は不可能。

だというのにデルウハ殿の言い分を新所長達は聞く気が無いので、流石に最低殿もあの上司達全員ぶっ〇さなきゃなぁ!!とガチギレ気味。多分言葉の通り彼ら5人を「首にする」おつもりでしょうね、ええ。

・・・そして、変わりなく監視カメラに映っているはずの相手がモニターしている人間の目の前に現れるという、2ページ丸々使った見開きでの定番の恐怖演出のインパクトが、次のページではそのモニターしていた女がイペリットだったというより衝撃的な光景とそれに驚くデルウハ殿の冷静過ぎるツッコミによりかき消されるまさか過ぎる展開で〆。

頭がイペリットになってる女性職員、電話越しでも顔は一切出ていなかったのが伏線と言えますが、一体いつからこうなのか。場合によってはとっくに研究所内にはイペリットが入り込んでいて、殆どは既に人付きにされているとかいう笑えない状況になってるかもしれないし、このイペリット女だけが人付きになっているとしても、何故新首脳陣のメンバーになっているのか、それを当たり前に他の4人が受け入れているのか、という話になってきます。

それか、ガスの中和剤で幻覚が見えたって例があったように、この人付きが幻覚を見せて周りには人間だと思わせている、という可能性も・・・?いや、だとしても人への札意をどうやって抑えてるんだ?ってことになるし、さっぱりこのイペリット女がどういう存在なのか分かりません。

一応オスカーや吉永君のように、人付きでも札意にさえ呑まれなければ生前と変わらぬ記憶や人格で話は出来るという前例が既に示されているだけに、この新たな脅威である”尻尾付き”が知性の面でも今までとは違うイペリットかもしれない。何にせよ頭がめちゃくちゃ混乱しています、ハントレス達6人の今後や所長の安否も気になるのに、研究所自体が既に終わってるかもしれないとか情報量が多すぎるんだよー!

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