およそ20年ぶりにハリー・ポッターと賢者の石を見てみた

現代で生きててその名を知らぬ人はいないであろう作品、「ハリー・ポッターシリーズ」。昨年末からネトフリで全作品の配信を開始したということで、小学生の時以来の視聴をしてみました。公開日が2001年12月だから、ざっと20年ぶり位になりますか。

原作の本自体がめっちゃ分厚くて大きいことお馴染みなハリポタシリーズ、気づいたら社会現象化していたし映画もめっちゃ話題になってしばらくは毎年恒例みたいになっていましたが、原作は確か不死鳥の騎士団までしか読んでなくて、映画も炎のゴブレット辺りで見なくなってしまったんですよねぇ・・・サブカル的な思い出では星のカービィのアニメの中でパロディされてたのは覚えてる。

面白いから社会現象になったんだよ

で、まぁこの三連休で20年ぶりに見たハリポタ、映画で見ていなかった不死鳥の騎士団から死の秘宝までを先に見てから、原典である賢者の石を今一度見たのですが・・・あの、思い出補正を抜きにしても、賢者の石ってメチャクチャ面白くありません?

1作目だからまずは魔法界の説明から入るわけですが、それを自分が魔法使いと知らずマグルとして育てられたハリーの目線で見ていく為、ハリーと視聴者/読者の目線が同じになっている所がまず優れています。そうしてハリーを通して見るウェザーディングワールドの魔法・道具・生物・街・スポーツ・ホグワーツはどれもこれも非常に独創的で、子どもも大人も関係なく見た人を引き込む圧倒的な魅力に溢れています。

それでいて、ストーリーは学校で起きている異変に3人で立ち向かい、それぞれが知恵や勇気を振り絞って罠を潜り抜け、”生き残った男の子”であるハリーが両親の仇であるヴォルデモートと対峙しこれを退ける・・・という少年少女の王道的な勧善懲悪になってる点が素敵です。

長きに渡るハリーの戦いの序章でもある為、後に繋がる伏線や設定はこの時点で既に複数ありますが、賢者の石単体で見ると、誰でも共感しやすくて分かりやすくそして面白い、非常に完成度の高い作品になっているのが今なら分かります。

そういった原作を物凄く力を入れて映画化しただけあって、改めて見ると、ダイアゴン横丁もホグワーツの授業もクィディッチも、みーんな凄く見ててワクワクするんですよね。それに冒頭から流れる、ハリポタを象徴するあのBGM。あんな文句のつけようが無いBGMを最初っから作れちゃったのホントに仕事が出来過ぎです。

そして何よりもキャスト陣ですよね。ハリー役のダニエルラドクリフを始めとするメインの3人は勿論のこと、誰も彼もあまりにハマり役。原作のイメージそのままにって方ばかりで、子ども達は後半の初期との見違えるような成長っぷりを見るのも楽しい。

映像化に大成功している作品の例として間違いなく挙がる作品だと思います。賢者の石、原作もだけど映画も凄く面白くて楽しい。原作も映画も、初作が完璧だからこそ後のシリーズ展開の基盤を盤石に固められたのが分かりますね。

とにもかくにも、ハリー・ポッターシリーズは面白いということを大人になって再認識した三連休になりました。賢者の石が面白すぎて今夜はそのまま秘密の部屋も見ています。

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