ボンガのbiimシステム動画もこれで9本目の投稿。この間ドリタンで磯前神社参拝RTAなんてものを作ったりもして、12~3本くらいbiimシステムの動画は投稿したことになる。
何だかんだ、ある程度の期間で継続してbiimシステム動画を作ったからか、ゆっくりムービーメーカー3のbiimシステム編集も慣れて来た部分があるので、これから作る人向けも兼ねて備忘録として書いておこう。説明用のスクショはYMM3ですが、ゆっくりムービーメーカー4でも考え方はほぼ同じなので参考になるはずです。
目次
上から順に置いておく&ボイスを設定
まず基本中の基本だけど、上のレイヤーは下のレイヤーが重なるとその部分は見えなくなる。下のレイヤーに配置された画像や文字が覆い被さるようになっているからだ。なので編集の基本は、まず動かしたくないものは上のレイヤーから順に置いていくこと。
biimシステム動画の場合、一番上が動画、その下に右枠や下枠、左下のアイコン、(使う人は)右上のゲームタイトル名、この5つのレイヤーは一番最初に最上位のレイヤーに最初から最後までの範囲で設置してしまおう。
次に「表示」から「キャラクター編集」を選択し、使用するゆっくりボイスの字幕等を設定する。「字幕」から「字幕を表示する」にチェックを付けて、座標の位置やサイズを設定しておけば、そのボイスを入力して配置するだけで、自動的に設定しておいた位置に表示されてくれる。個々に位置を手で変えるのは膨大な時間が掛かるので、最初にやっておこう。
「デフォルトに設定」を上手く使って配置しよう
↑の動画のゆっくりムービーメーカーのタイムラインはこんな感じ。やっぱり画像とか枠とかあるから結構一杯になる。biimシステムは編集量がどうしても多くなるので、必然的に作業量、工数も増える。だが機能をしっかりと利用すれば、省ける時間はしっかり省けるから覚えておくこと。
というわけで画像や字幕を配置する時に一つ覚えておきたいのが編集項目の右下にある「デフォルトに設定」というボタン。これを押すと、そのアイテムに設定した位置やサイズを始めとした各種設定が全てデフォルトになり、これ以降に追加する画像や字幕が同じ設定で初期配置される。
それとさっきも言ったが、上のレイヤーに配置されたものは下のレイヤーに被ると、「不透明度」が100%のままなら下のレイヤーが優先されて上のレイヤーに置かれたものは見えなくなる。
この2つを応用すれば、例えば左下のアイコンの表情だけを変化させるのも非常に簡単に行うことが出来るようになる。
↑のタイムラインを少し弄ったものだが、レイヤー2が左下用の画像、そしてレイヤー3が表情変更用の画像だ。サイズ等は全く同じで、表情だけ違うようになっている。左下のアイコンはRTAだと基本的に最初から最後まで表示されるので、表示時間も最初から最後までにしておいたら良いだろう。このアイコンの設定を「デフォルトに設定」にしておく。
そして表情を変えるシーンでのみ、その下のレイヤーに表情が違う画像を配置する。すると左下のアイコンの上に表情が違うだけの画像が被さる形になる為、位置は全くズレることなく表情だけを変えられる、というわけだ。
私のボンバーガールの動画の場合、こんな感じのガングを切り替えて表示している。左下に限らず、何かの画像の上に別の画像を表示するのも同じ手法で良い。
勿論「デフォルトに設定」は字幕にもあるので、右枠の説明用字幕のサイズや位置もこれで固定しておけば便利なこと間違いなし。「デフォルトに設定」を使いこなして、長い長い編集時間を一秒でも短くしていきましょう。
上から順に作業すると楽
順序良く作るのが素早く作るコツですが、理想的な作り方としてはレイヤーの順番通りに作業していくのが良いです。というわけでちょっと画像を用意しましたが、この①→②→③の順番に作業すると良いかもしれません。
①は固定で絶対に動かないもの。まずはこれを設置します。普通は動画・アイコン・枠。言ってみれば最初に設置するのがキャンバスで、この上に配置していくというイメージです。
②がその後にする作業。長い時間動かさないものを設置したり、ここでゆっくり音声&字幕を入れていく感じですかね。もし作業を簡略化するなら、人によっては②で終わるかも。
②までやってから、最後に③で一通りの範囲で細かい修正をしていく。ここで場面ごとの画像の切り替えや右枠の字幕挿入。
簡単にまとめたら、①まず動画を設置、②次にゆっくり音声編集、③最後に右枠etc編集、という順番でやっていくと恐らく順序良く作れるのではないかと思います。そもそもbiim動画って編集的にはゆっくり動画+枠部分って感じなので、まずゆっくり動画の編集をしてから+αの枠部分編集をすればスムーズです。
人によって編集の仕方は変わるでしょうが、ご参考までに。
2023/5/22追記 VOICEVOXの導入方法 ※ゆっくりムービーメーカー4
最近じゃあゆっくりに変わるボイスとしてすっかり定着した「ずんだもんボイス」も実は簡単にゆっくりームービーメーカー4へ導入することが出来ます。
まぁこれについては、wikiとか他の方の記事を見てもらった方が早いのでそちらのリンクを。端的に言えばずんだもんを含む様々な読み上げボイスの収録された「VOICEVOX」というソフトをインストールして、そのデータをYMM4内の設定から連携して、霊夢や魔理沙の声から切り替えるだけでOK。所要時間は5分もあれば十分です。
注意点として、「VOICEVOX:ずんだもん」というクレジットを動画説明欄か動画内に記載することを忘れないようにしましょう。