気づけば半年くらい作っていなかった戦車のプラモデル。仕事とかドリタンとか動画作成とか他の事にかまけて全然作る気が起きなかったわけで、我ながらお恥ずかしい話。
しかし、この超大型連休のおかげでようやく作る意志が湧いて来た為、開けずに放置していたキングタイガー(アルデンヌ戦線)を作り始めました。言わずとも分かりますがティーガーⅡですね。前面装甲が100㎜のティーガーⅠから、一気に150㎜の傾斜装甲まで付いてしまった硬すぎる重戦車。攻撃力も更に上がっているというとんでもない代物です。
このキットのものは1944年12月から1945年1月まで行われたベルギーのアルデンヌ高地での戦闘、通称「バルジの戦い」仕様のキングタイガー。wikiによるとこの戦いでは先鋒として20輌が投入されたらしいです。
いつものように車体下部から
実は今日まで蓋を開けることすら無かったので、前に作ったティーガーⅠみたいにこれも履帯を一枚一枚手作業で接着するキットだと思い込んでいましたが、最初から完成したものを一周させて接着するタイプでした。助かったー・・・あんな作業は何度もしたくない(汗
というわけで、まずは車体の下部を作成。ティーガーⅠと同じように、転輪周りのパーツを一個一個作成し、それをはめ込んでいきます。はめ込みが終わったら後方に排気管等を取り付け、更に履帯を接着して輪にしてからはめ込んで、足回りは完成です。
一応この段階でも、車体上部と砲塔を載せるだけで砲身以外のシルエットははっきりする位にはなりますが、まだまだ完成には程遠い状態です。というか今回も塗装とかはしてませんし。
砲塔を取っ払って車体上部だけを載せた状態がこちら。まだパーツが無い為ちょっと見た目は寂しい感じです。ここに前面は機銃マウントやハッチにボッシュ型管制燈、後部にエンジン点検ハッチや爆発物挿入防止カバー(自分でネットを裁断して貼り付けます)、側面にシャベル、ロープ等を取り付ければ・・・
このような感じになります。一つか二つ付け忘れがありますが、まぁ気にしない気にしない。これで車体上部も完成です。残りは砲塔と砲身のみ。
砲塔周りの作成をして完成!
まずは装填機構を作成し、これを戦闘室に乗せます。ここは最終的に砲身と一緒に稼働する部分で、砲塔で隠れますが外観もしっかり作られています。
そして砲身と砲塔の作成。88㎜砲なのはティーガーⅠと同じですが、更に長方針になっています。砲塔自体もハッチの形状等共通している部分も多いですが、砲塔そのものは少し大型化し傾斜も取り入れられています。
最後に、砲塔の両側面に出っ張りを取り付け、そこに予備のキャタピラを計8枚セットすれば・・・
ドン!
キングタイガーの完成です。ティーガーⅠを作った時も思いましたが、重戦車は本当に迫力が違いますね。見るからに強そうです。特にこの砲身の太さと長さ!!
そのティーガーⅠと並べて見比べてみたらこんな感じ。やはり全体的には各部のハッチの場所等は共通していて後継機らしい感じですが、それ以上の長砲身化と重装甲化に加えて傾斜装甲、車体や砲塔も少し大型化しティーガーⅠ以上の重戦車である、というのも一目で分かる車輌となっています。
最早敵国が正面から倒せる装甲では無くなった一方で、足回りや整備性はティーガーⅠより悪化し爆破処分も多数あったとされています。当時の戦車の恐竜的進化はこれでもまだ途上、ドイツは更にヤークトティーガーやマウスが控えているのが戦争の狂気を感じますね。
ちなみにこのキットはアルデンヌ戦線のものですが、アマゾンには既に新品が存在しないようで現在は↑のヘンシェル砲塔のものが販売されているみたいです。違いがどれくらいあるか詳しくは分かりませんが、今からキングタイガーを作りたいという人はこちらの方がお求めやすいでしょうね。