ゲッサン2018年3月号 高木さん・ツバキ・ユカリちゃん 感想

ちょっと日が空いてしまいましたが、10日に発売したゲッサンを今更ながら購入して来ました。今月の高木さんの最新話が色々と衝撃的だったので、いつもなら書かないけどゲッサン単独で山本先生関連の作品の感想をば。

今回も最初の方のページに高木さん特集が載っており、達人の作ったパンケーキアートとラテアートが掲載されています。更に、来月は高木さんが表紙&巻頭カラーの上、あのカメントツ先生の「こぐまのケーキ屋さん」が出張掲載。今月も来月もゲッサンは見逃せません。

からかい上手の高木さん

今月のからかい上手の高木さんは、高木さんが髪を切っていていつもと違う様子という感じの山本先生の告知イラストで気になっておりましたが、センターカラーのイラストでも微妙にいつもと違う高木さんが描かれた一本目のお話「西片」。自習時間にいつものように隣の男子にいたずらを仕掛けようとする高木さん。そして西片・・・誰だお前!?

明らかに西片君ではない少年。しかも高木さん?のいたずらは何をするかなんてお見通し、入学式からこっち勝負をしても負けたことがないとのこと。・・・これは、高木さんと西片君ではない・・・?

最後のページで判明しましたが、何と、これは高木さんじゃなくて二人の娘であるちーが成長した姿、つまり「西片さん」でした。まさか、ちーが成長した姿をもう描くなんて誰が想像したことでしょうか。ここまで高木さんワールドを広げる山本先生の姿勢に脱帽です。

しかも、ちーは若干顔立ちが幼く、髪が短いことを除けば、本当に高木さんそっくり。それでいて中身や反応する様は西片君そのままという、言わば「からかい下手の西片さん」、もしくは「からかい好きの西片さん」とでも言うべき少女に成長したみたいですね。歳相応に成長したこともあり、高木さんそっくりの姿で西片君のような反応をするちーは非常に可愛いです。

お母さんのように気になる少年をからかっても、お父さんの遺伝子も継いでいるからかお母さんのようにはいかない西片さん。ちーが気になっている少年が上手というよりは、むしろ西片君がからかわれ上手過ぎたという事実を改めて認識しました。

お父さんとお母さんに似ているようで違う、ちーと少年の日々。一本だけでもこういう話を読んでしまうと、本編の高木さんと西片君の日々は勿論気になるのですが、この成長したちーと少年の話ももっと読んでみたくなりますね。

二本目の「外見」は、西片君が外見をちょっとだけ変えてきたのでそれを当ててみてよと高木さんに勝負を仕掛けるお話ですが・・・まぁ、当然ながらそのような勝負を仕掛ければ、高木さんがどうするかなんて言うまでもなく、西片君は今日も恥ずかしがらされてしまうのでした。もげるがいい。

くノ一ツバキの胸の内

先月から連載の開始した、「くノ一ツバキの胸の内」。言ってみれば忍たま乱太郎みたいな忍者の養成学校があり、くノ一を目指す少女達は男を一目見ることすらないどころか、男は恐ろしいケダモノだと教えられて育ってきた模様。

しかし、主人公であるツバキは思春期なこともあり、男がどういうものなのか見たいという想いが強くなってきた様子。その様は何と言うか、完全に恋に恋する少女そのもの。班長として他の子達に手本を示さなければならない立場と、男を見たい知りたいという本心の間でツバキは苦悩することに。

1話では背後に現れた男?にびっくりして逃げてしまったツバキ。今月はその姿を見ていたアサガオが変化しようとするも、先生に禁止されてガッカリ。しかしサザンカがツバキに化けてアサガオを騙し、変化させようとするものだからさぁ大変。止めなきゃいけない、けど男は見たい!さぁどうするツバキ?

高木さんやキョーコちゃんでは兄妹や少年少女の関係を描いてきたのに対し、ツバキでは個性豊かな沢山の少女が登場していながらも男と女がまだ交わっていないという特徴があります。ツバキの可愛らしい様子は勿論、今後どのような展開がなされていくのかも注目ですね。

pixivコミックでは1話が読めるので、気になる方はチェック。

恋に恋するユカリちゃん

今月のユカリちゃんは時期が時期なのもありバレンタインのお話。というか、「あしたは土曜日」で描かれたバレンタインの日の放課後のお話ですね。あれって高木さん8巻の方とは内容が異なりますが、どっちかが一年でどっちかが二年の話なんでしょうか。

結局、ユカリはチョコを気になる人に渡せなかったようですが、3人仲良く美味しく食べたので良いのではないでしょうか。恋も大事だけど友情も大切にしないとね。