ゲッサン2023年12月号 からかい上手(?)の西片さん 感想 

高木さんが完結し、今月から稲葉先生の「からかい上手(?)の西片さん」が連載開始。全10話程になるという、中学生時代の「ちー」と「あいつ」の物語を楽しみましょう。

アプリの方で”元”高木さんの最新話もチェックしておきましょう


山本先生と稲葉先生がこれまで描いてきた「ちー」と「あいつ」のお話ですが、”元”高木さんの方では2人が幼稚園時代から知り合いだったように描かれており、そして最新話では「あいつ」は引っ越すことになり、別れる前にちーに告白していたという事実が明らかに。そしてその時の約束通り、中学生になった彼は戻ってきて、何の偶然かちーと同じクラスで隣の席になっていたと。

そんな話の掲載から2日後のゲッサンで本作が連載開始。・・・シリーズを全部追ってる人向けに完璧なスケジュール調整の上で連載をスタートしましたね。「大代(おおしろ)」という名前が遂に判明したあいつ、そしてやはり見た目は高木さんで行動や反応は西片君みたいなちー。

第1話となる「始まり」は、「消しゴム」の西片君と高木さんを彷彿とさせるお話。扉絵からして同じ構図、冒頭から何かを隠すちーと訝しむ大代という構図もかつての2人と全く同じ。しかし中身は逆転しているが為に、ちーが仕掛けるいたずらに大代はまるで引っ掛からず、ちーの方が自爆するというこれまでも見てきたやり取りが。

・・・が、大きく異なるのは”元”高木さんで描かれた2人の約束。これまでも昔会っていたのにお互いに忘れたのか?という疑問はありましたが、大代は忘れていない所か今でもちーが好きなのに、肝心のちーは忘れてしまっているという状況。

西片君と高木さんの時と同じく強い方が相手を好きなのにその男女が逆転していて、しかも本家とは違い、本作ではちーだけでなく大代の方の心理描写も早速描かれているのが大きな差別点でしょうか。

約束の事を自分からは告げずに思い出すのを待つ大代、気になる理由が分からずいたずらや勝負を仕掛けるちーの2人。これからどんなからかい?のある日常を繰り広げていくのか、そしてちーが思い出した時、どんな展開が待っているのか?長いようで短い連載になりますが、次回も期待しましょう。

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