ワールドトリガー 第233話・第234話 遠征選抜試験㉚㉛&単行本第26巻 感想

待ちに待ったワートリ最新話の公開と26巻発売でございますのことよ!26巻にはジャンフェス2023でのQ&Aとキャスト陣の葦原先生への質問コーナーに加え、待望の戦闘シミュのスキル一覧表が掲載!こんなに考えていたのか・・・そしてカバー裏が26巻にして人物紹介から今回の試験チームの紹介に変更されるという一大事!

最新話の方も2話公開で、一気に戦闘シミュの終了まで進みました。

思ってた以上に色々考えてた隊が多かった

前回に引き続き、二宮隊は千佳が狙われて散々な成績。若村隊が相手でもギリギリ勝てずに引き分けに終わってるのがヤバい、どっちも。ジャクソン自身のコマもボロッカスにやられてる辺り、若村のメンタルどこまで削るつもりなんだこれ。

千佳については予想されていた通り、自分の中に抱え込む傾向を叩き直すことが試験の主眼に置かれていたみたいで、沈みに沈んだ段階でようやく二宮からお声が掛かりましたが、まさかそれが10戦後とは・・・配点の大きい3日目を完全に捨てた点からしても、二宮は点数より育成を主眼に置いてるんですな。

一応責任の主眼は自分に置いているし、東さんも補足してくれたから二宮としては理想的な?形で指摘と改善には繋げられたのかな。最後の一戦は勝てたみたいだし、ギリギリ間に合った、というか改善の兆しが見えた感じがする。

そんなわけで3日間の戦闘シミュが終わり、3日目だけを見れば諏訪隊が1位。一番配点の多い最終日にフォーカスしたのが見事にハマりました。これを成し遂げる要因となったメガネ君については城戸さんも評価しているようで。後述しますが、他の隊と情報を交換、共有するという流れを作ったのもありますからね。

2位の北添隊は作戦を完成させて当てられたことに加え、完成が早かった為に課題の紹介に当てられる時間も多くなった点が大きい。戦闘シミュと課題の消化を見事に両立したわけですね。

面白いのが王子隊で、王子の策というのが最終日だけコマをシャッフルするというもの。イコさんはオビニャン、王子はイコさん、オビニャンは王子、辻ちゃんはそのままという入れ替えですが、特筆すべきは発破の掛け方。

面白ければ良し!という考えのイコさんにはオビニャンのコマを渡せば責任重大だから真面目にやらざるを得なくなり、オビニャンには昨日と同じようにやれば大丈夫と、辻ちゃんには守りの要だし・・・と、あまり多くを語らずとも3人ともに適切な言葉で発破を掛けているんですよね。これも勝手知ったるB級上位隊の面々で固めたからこそ出来ることだと思います。

そして気になる嘘つきブロッコリーの水上隊は、上位の4チームのみ集中的に対策。上位は確立した戦術で、下位は逆転を狙った博打で来ると予想し対策しやすい上位陣のみに絞り、可能な限り課題に時間を当てる方針。どこまでも自分達の強みを理解し、それをギリギリまで活かす方向で合理的な策ですね。

更に上位陣から追われないようにする為、下位のチームには情報まで流してたブロッコリー。他のチームが負けるor引き分ける確率を上げる為の努力としては非常に有効な手段ですね。情報を流すのは古寺隊も他の隊にやっていたようですが、実質情報戦で孤立していた水上もまたその手段に辿り着いている辺り、やっぱこいつの頭のキレすげぇなぁって思います。

若村隊は・・・うん、めちゃくちゃ厳しい状況。ヒュースがおとなしいのは上層部から意外なようですが。ただ、臨時隊長にしたのは将来的なことを見据えてのことだと分かったのは安心ポイントかな。期待はされてるから頑張ってジャクソン。

最終的なptと勝敗数は隊によって大きく違うものの、最終的には戦闘シミュで4位に収まった諏訪隊。何せ3日目の勝利は初日の4倍ですからね。これを加味した4日目のスコアは、何だか水上が思っていたのとは予想外な変動があったようで・・・一体何があったのか気になる所ですね。

4日目が終わり、5日目と6日目は特殊戦闘シミュ。ここにどんなものが来るのか、そこにどれ位の尺が割かれるのか。ようやく閉鎖環境試験も折り返しに入り、皆が待ち遠しい長時間戦闘訓練も見えてきただけに、残り3日もガッツリやるか巻きで行くのか、果たして。

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