前日に実写化が発表された「からかい上手の高木さん」第19巻が3月10日に発売となりました。表紙は神社でだるまさんが転んだをする高木さんと西片君。
今回も特別版として、「からかい万年カレンダー」付きが発売。表面が月日の日めくりカレンダー、裏面がカウントダウンカレンダーとなっていて、4枚の短冊をめくって月日やイベントを変える形式。同じ数字でも複数枚あったり、祝日にも対応しているので名前の通りどんな年でも使うことが出来る高木さんだらけのカレンダーになっています。
いつも以上に甘いお話が盛り沢山
19巻には昨年の6月号から今年の2月号までの、「紙相撲」を除く9本のエピソードが収録。
巻頭の「髪形」は居残り掃除で文化祭の備品のウィッグを見つけた高木さんが、西片君の反応を見ながら色んな髪形を試していくお話。髪形に合わせて仕草や口調も変える高木さん七変化で、いつもと違う高木さんを幾通りも拝むことが出来ます。
単行本だと白黒になっていますが、明らかに「それ歩」のうるしのウィッグもあり、途中からはうるしの髪になった高木さんという、作者が同じだからこそ出来る珍しい姿も見ることに。そんな高木さんをいくつも見た上で、西片君が一番似合うと感じたのは・・・?
「経験」は学校新聞を書いている木下さんという新キャラの女子からキスをしたことがあるかと問われた真野ちゃんが見栄を張り、西片君と高木さんも巻き込まれて・・・?真野ちゃん、マジで?そしてそれは流石に、高木さんもノーダメージではいられなかった。
「お見舞い」は風邪で学校を休んだ高木さんを、西片君が放課後お見舞いに来るお話。遂に高木さんの部屋に来てしまった緊張と戸惑い、風邪もあって素直に甘えまくる高木さんとそれに調子を狂わされまくる西片君が必見の甘ーーーーーいエピソードです。アニメとはまた少し違った様子の高木さんのお部屋も見所。
そして「名前」は劇場版の公開と同日に掲載された、西片君と高木さんが夫婦になり同棲を始めたその日のお話。同じ姓になったはずなのに西片君を「西片」と呼ぶ元高木さん。そこにはかつてとある勝負をした時の罰ゲームが関わっていて・・・単行本で単体で見てもてぇてぇで爆発しそうなんですが、このエピソードは本当に、劇場版の視聴と前後して読んだ人にしか分からないようなエモさが溢れているお話だと思います。
その他、今月発売のゲッサンの話の中でも触れられていた「ケンケン」や、図書委員に決まった経緯がエモい「委員会決め」、高木さんに勇気を出して触れたら可愛すぎる反応が返ってくる「タッチ」、アニメとは逆に高木さんの日を描いた「誕生日」では高木さんが溢れんばかりの笑顔で喜んだり等々、どれもこれも2人のてぇてぇ甘いお話が満載。
更に今年のバレンタインはまさかのユカリちゃんが主役となって1本丸々3人娘がメインとなった「ユカリのバレンタイン」も収録、読み応え満載の19巻は絶賛発売中です。