ワールドトリガー 第227話 遠征選抜試験㉔ 第228話 遠征選抜試験㉕ 感想 

一挙2話掲載は情報の洪水に呑まれそうになるぅ!!

こんにちは、今月もワートリのお時間です。修が古寺に対してどんな交渉を行うのか、気になる引きで終わった前回から1ヶ月。水上敏志カミングアウトの衝撃を上回るものが同時にやって来るなんて、誰にも読めなかった・・・!

ラグビーをやっていると着眼力が鍛えられる(かもしれない

色々と予想はされてたと思うのですが、修が古寺に聞きたかったのは「最初の戦闘」。三つ巴四つ巴のランク戦と違い、戦闘シミュは同じ枚数のチーム同士で1vs1の戦闘となるので、単純な枚数不利がそのまま勝敗に直結する、という推論に達していたみたいですね。

・・・あー、なるほど。それはマジで木虎と同じ反応になりますわ、盲点だった。1枚2枚程度の枚数不利って、「オレが3人分になる・・・」って考えがちだし、恐らく各隊のエースや個人ランク上位なんかは実際にそれが出来る腕があるせいで、余計に単純な「コマの数」という重要な差を軽視してしまうんですね。

そういえばこれ、Thisコミュニケーションでも説明ありましたよね?

つまり二宮隊相手の勝機はそこかな?恐らくバ火力で一方的に長距離から爆撃砲撃やりまくってる戦いばっかりになってそうだから、「スナイパーは近づかれたら駄目です」のセオリー通りに、大きな人数差を付けられずに接近戦に持ち込めたならどうなるか・・・?って所なんじゃないだろうか。あのログ見る限りだと、守勢の経験の無さが二宮隊に付け入る隙になりそうな気がする。シミュレーション上の性能だと、完全スナイパーな東さんとユズルは接近戦の対応がマジで困難だろうし。

そしてこの情報は修から持ち込まれた推論の補強、つまり古寺隊が諏訪隊から情報を貰った形になるので、その得した分は他にも聞きたいことがあれば答えると申し出る古寺の対応が良き。一方的な得の享受とならないように配慮することでお互いに後腐れが無くなって、以後の情報交換がスムーズになってますね。

その中で修の防御力問題も、レイガストを使えば良いと分かって解決の方向に向かいそう。教えた方が良いと提案した木虎からは打算は勿論のこと修への対抗心も若干見え隠れするのと同時に、教えるべきか迷った古寺が慎重派な所が改めて分かりますね。この交渉、本当に古寺隊が相手だから上手く行った感はある。

一つ気になるのは、香取と話すのは禁止とは言え終始無言になってたミューラーかな。何か万能適性について気づいてそうな気がするんだが。合計したら行動力+3って結構大きく見えるんですけどね。

更に古寺隊との交渉が終わったら今度は歌川隊から共闘の提案が。「オサムと組んだ方が勝てる」って遊真、遊真お前さぁー!ウッ(心臓が止まる音)歌川隊は戦闘のスタイル的にも二宮隊相手にはそこそこメタ張ってそうだし、これは4日目からすんなりと勝てなくなりそう。それに対して二宮隊が、というか二宮がどう判断していくのかも見所になるのかな。

オペも含めてこの人選マジで最適だったと分かる水上敏志の凄さ

修が考えたネタのもう一つ、それはコマの動かし方ではなく、コマの編成。ここまでは各人が自分のコマを動かしていたわけですが、これだとどうしてもズレやミスが消えないのは説明されています。上手く連携を組む為には1人で全部動かして連携も全部1人で組んでしまうのが一番効率が良いと、既に水上敏志が答えを出している。

そこを見習った修の結論は、隊長3人の強みを活かして諏訪さん、香取、修がそれぞれポジションを混ぜた小さな隊を作って操作するというもの。コマを完全にシャッフルして思考の裏を突く、みたいなことは予想していましたが、ガッツリとコマの持ち分を変えるんですね。

唐沢さんが言ってた「指示を出す側の気持ちが分かる」というのは、そのものズバリ「指示を出す立場の心理」だったと。こんな形で諏訪隊の強みが出てくるとは。

これも二宮隊はシューター1、シューター兼スナイパー1、スナイパー2だからシャッフルする恩恵が薄く、真似しようにも困難。柔軟に戦術を変えられるのか、対応力が問われそう。

明日だけ勝てるネタを探す、と諏訪さんが言ってたように、4日目が終われば隊長が3人いる諏訪隊程ではないけど他の隊も真似出来る範囲で真似しようとするはずですが、少なくとも4日目は完全に戦術が変わってくる諏訪隊に対して初動で後れを取る可能性は高い。玉狛第2がこれまでやって来た初見頃しを戦闘シミュでもやるようなものか。

5日目は5日目でまた別のネタを考えるか、完全には真似し切れないアドバンテージを活かすのかは分かりませんが、4日目のネタについては答えが出たようですね。

その修に気づきを与えた水上隊、4日目でいよいよコマの数が水上敏志1人では動かしきれなくなった為、ここで嘘吐きブロッコリーの一世一代のカミングアウト。

どうなるかドキドキしていましたが、照屋ちゃんだけが大きく反応し、樫尾は割とすんなり受け入れ。そういや王子はROUND7のブリーフィングでも急に違うこと言い出したりしてたから、こういうのは慣れてるのね。散々やり合ってる王子隊の子だし、こういう反応になることは割と見越してたな水上敏志?

みかみか、マキリッサのこと「真木ちゃん」て、真木ちゃんて。良いんだその呼び方で。マキリッサも何か優しい顔してるし、ホントにメロメロなのね。

最終的に、てるてるは真っ赤になって「頼むってゆえ」とお願いしてやる気を出しA級評価爆上がりしましたが、この、何だこのてるてる?頼むって言ってとお願いしてる所は目を逸らして真っ赤になっててメチャクチャ可愛いのに、次のページでは「言われた方が燃えるんです!」って目の中に火が灯ってておもしれー女になってるのはどういうことやねん。

ただ、てるてるの反応については今回も賛否両論と言った感じか。採点していたのが冬島隊・嵐山隊・加古隊で、後の加点者の中にも含まれてないのは風間さん、加古さん、当真の3人。加古さんはちょっと意外だが、風間さんと当真が合理性の塊ってのはめっちゃ分かりますね。

そして、そこまで持っていく水上の話の持っていき方が上手いと思う。「いきなりまともな結果が出せるか!」という反論に対しての〆も「この面子なら出来る、そういうメンバーを集めた」と言う簡潔なもの。照屋ちゃんに対しては言外に「出来ないの?」と伝えることが、一番発破を掛けられると。

多分これ、同級生のTetsujiArafuneと今ちゃん、バトりあってる樫尾達に比べると、照屋ちゃんとはランク的にもやや絡みが普段少ないから(隊長のイコさんと同じ19歳組のザキさんとこの子って位?)、2日目夜の口論を中心に、3日間でてるてるの性格をしっかりと把握した上でこの返答になったんだろうなって思うんですよね。そう考えると本当に頭が良いと思います水上敏志。

しかし、水上隊はやる気MAXって感じではあるのですが「気持ちの強さは関係ないでしょ」はこの戦闘シミュでも恐らく変わらないはず。イコさんがあんな感じだし、初日の弓場ちゃんもそうだったから、水上以外が他の人達より3日分の遅れを取っているのはやる気だけでカバーは恐らく無理。

水上もそこは考えてはいると思うのですが、水上隊がここに来て一人操作を止めた一方でいくつかの隊が共闘関係に入ったりと、戦闘シミュを巡る環境は大きく変わってきている。特に水上隊に最大のデバフが掛かった4日目に、諏訪隊のネタが仕込まれているのが面白い。2日目と3日目で稼いだ課題点の貯金を崩し切らずにどこまでいけるか注目ですね。

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