カプコン ベルトアクションコレクションを遊んでみた その②

さて、まとめるのがちょっと遅れましたが、ベルコレ収録の7本、全て1周クリアすることが無事に出来ましたので、残りの4本も軽く紹介しましょう。

カプコンベルトアクションコレクション-PlaystationStore-

ちなみに昨日からまたPSStoreでセール対象となり、10月26日まで80%オフの974円で購入可能となっております。

 

ナイツオブザラウンド

1992年1月稼働。名前から分かる通り、アーサー王伝説と円卓の騎士をモデルとしたゲーム。・・・ただしモデルだけで割と好き放題な世界観になってます。

ファンタジーということもあってかキングオブドラゴンズに似通った部分が多く、レベル要素が存在してレベルが上がる事に武器も鎧も豪華になり、更に体力が全回復するという仕様。最初と最後ではまるで姿が違います。


ゲーム性としてはキャプテンコマンドーにあったダッシュはこちらには無く、更にベルトアクションでありながら投げもありません。その代わり、大振り攻撃と防御という2つのアクションが存在するのが最大の特徴。

防御は一定時間武器を構え、その間に敵の攻撃を受けるとダメージを無効化し、短時間無敵になるというシステム。安全に反撃が可能となる為、この防御を如何に使いこなすかがこのゲームの肝となる感じ。その為、1コインを目指す場合は他のゲームとは全く異なるプレイスタイルになるんだろうなと思いました。

また、馬に乗ることも可能です。馬に乗っている時はダッシュが出来る上、攻撃しながら移動出来るという強みもある為、可能な限り馬は消えないように立ち回りたいですね。

 

天地を喰らうⅡ

1992年10月稼働。本宮ひろ志氏の同名の漫画を原作としており、今でもベルトアクションの名作の一つとして度々名前が上がる作品。

でも三國志でプレイアブルが5人いるのに剣2人・弓1人・素手2人って本気か?この関羽と張飛本気か?三國志だぞ?

三國志らしく、最初やコンティニュー時は「我が名は~~~也」、ボス撃破時は「敵将、〇〇、討ち取ったりぃー」というボイスが入るのが雰囲気あります。

ダッシュ兼用のタックル、コマ投げ等アクション面は結構な充実ぶり。ナイツオブザラウンドと同じく馬に乗ることも可能です。それでいて5人ともに性能はきっちり差別化。

更に、一人一人に必殺技という格ゲーコマンドで出す技も実装・・・してるんだけど、どう見てもガイルや本田、ザンギエフの動きなんだよなこれ・・・あと敵側にもローリングアタックしてくる奴とかいるし、三國志なんだけどストリートファイターみたいな所があったり。

 

パワードギア

1994年10月稼働。ベルコレ収録の7作中、唯一ロボットアクションのベルトスクロール。そして唯一3ボタンで操作する作品となっています。また、本作を流用して格ゲーのサイバーボッツが開発されたのも有名な話。


あーだめだめ、ベルトスクロールでロボットアクションとか反則でしょ、面白いに決まってるじゃんこんなの!基本の移動からしてそもそもダッシュになってる上、生身の兵士なんかダッシュでぶつかるだけでプチッとしちゃえるし、そもそもロボットだから攻撃手段がビームとかミサイル、レーザーソードやドリルでもう攻撃するだけでも気持ちいいもん。

しかも自機は4キャラいるんだけど、その全てが腕と肩と脚部の換装が可能になってて、道中で拾えるものを換装していくだけでどんどん姿が変わっていく。更に2人以上で遊んでるとボス戦で合体まで出来ちゃうんだぜ!

攻撃もレバーの入力や長押しのタメで派生アクションが出たりバリエーション豊かだし、通常のメガクラより強くてド派手な超メガクラッシュなんて正に切り札と言わんばかりのアクションもあったりと、ロボットアクションとしてツボを押さえまくってるところがヤバい。特にドリルアームで複数まとめて連続ヒットでガガガガガってやるのはメチャクチャ気持ちいいです。

 

バトルサーキット

1997年4月稼働。本作に収録されるまで20年以上もの間、移植がされなかった作品。しかし決して面白くないから移植されなかったというわけではなく、稼働の時期が示すように今までのカプコンのベルトアクションのノウハウが詰め込まれています。

操作出来るキャラは5名の賞金稼ぎ。獣人、サイボーグ、エイリアン、赤ちゃん等一人として種族が被っておらず個性豊かな上、それぞれのアクションや強みも全く違います。

操作自体は2ボタンですが、ダッシュやダッシュ攻撃、投げは当然実装。更に一人一人に固有のアクションがある上、道中で拾えるコインがスコア稼ぎではなくこれを使って各ステージの合間に自機の強化に使用出来るという特徴があります。

これによって更に使用可能なアクションが増えていき、対応するコマンドの多さはこれまでの作品とは比べ物にならない所か、それ等を組み合わせてコンボを決める楽しさもあり、パワードギアとはまた別の方向に爽快感に溢れたアクションが楽しめます。任意で発動できる自己強化コマンドもあり、とにかくプレイヤーに優しい自由度があるのも本作の特徴。

正にカプコンのベルトスクロールの集大成と言える作品で、ファイナルファイトと比較すると、9年間での同ジャンルの進化を感じ取ることが出来るでしょう。

 

たまにはこういうのばっかり遊ぶのも楽しい

そんなわけで、それぞれに違いがあったり進化してる部分があったりする、7本のベルトスクロールアクションを楽しみました。

全部クリアするまでに下手すると100回位コンティニューしていた気もするのですが、クレジットを気にする必要が無いのがコンシューマ機で遊ぶ時の良い所ですね。

あまり普段遊ばないジャンルも遊んでみたら楽しかったりしますし、今後も何か興味を惹かれるゲームがあったら手を出してみたいな。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

関連記事(一部広告)