今月のゲッサンは「クジマ歌えば家ほろろ」が表紙。1巻が大重版とのことで、ひょっとしたら未来のゲッサンの看板となるのでしょうか。
くノ一ツバキの胸の内
今回のタイトルは「おみくじ」。朝起きたら誰かがおみくじを設置しており、最初は戌班が引いたのを皮切りに次々と他の班の子達も引き始めるのです、が・・・?
サザンカとアサガオ、自分の引いたおみくじ破り捨ててるんですけど・・・そんなことしても消えないはずなんですが、まぁ信じるも信じないも自分次第だから良いのか。・・・良いのか?
おまけにイタドリとウメがやって来て自分達が書いたのも入れるおみくじになっちゃったからあーもうめちゃくちゃだよ。明らかに特定個人に引いてもらいたいものや単なる悪口、途中からは最早引いた行動をしろという王様ゲーム化。・・・うーんくノ一クオリティ。
そしてツバキが引いたのは・・・「秘密を打ち明けてみてはどうかな?」というもの。ツバキの秘密と言えば勿論、男のことですが・・・
いつものようにどったんばったん大騒ぎで終わるかと思いきや、ツバキが男の本当の事を皆に知って欲しいこと、自分が男に抱いている気持ちについて気づく等、大事な回でした。
ところでツバキが引いたこのおみくじ、字が明らかにその前に出たベニスモモのものなんですが、意外と今後に引っ張るお話だったりするのかな?一度ツバキの秘密を探ろうとした前科あったし。
からかい上手の高木さん
すっかり衣替えもした秋の帰り道、背中にトンボが張り付いちゃった高木さん。西片君に取って欲しいとお願いするも、高木さんに触れることを遠慮している内にトンボはどこかへ飛んで行っちゃいました。
西片君がどこかホッとしているのを見た高木さんは何やら思う所があったようで、いつもの神社に寄って西片君にだるまさんがころんだを提案。西片君が高木さんの背中にタッチすれば勝ちです。・・・高木さん、そこまでして西片君に触って欲しいんですね。(後に自白する高木さん
しかし、すごーーーーーく長く数えたのに、結局深読み西片君は全然高木さんに辿り着けず、振り向き1回で動いて負け。触るくらい平気なんて強がる西片君ですが、真っ赤になりながら言っても説得力は無いので高木さんにからかわれるだけ。
このまま終わるのか・・・と思いきや、今日の西片君は一味違った。高木さんの方は見れないけど、勇気を出してその手に・・・お、おぉ頑張ったな西片君!高木さんへのクリティカルだ・・・え、あの、高木さん?
高木さん、それはズルいよ・・・無自覚じゃない、勇気を出したクリティカル行動に、手を繋いで「ホントだね」なんて凄く甘い顔して返したら、原作西片君じゃ切り返し出来ないよ、対西片君用の完全無敵の切り返し行動だよ。何だこの高木さん、そんな顔するなんてヤバいよホントに何だこの顔・・・(語弊力不足
勇気を出してくれた男の子に対する最大級のお返しでもあるんだけども、とにかくこの表情は読んで実際に見てほしい。
・・・まぁ実際は言うまでもなく、高木さんめっちゃキュンキュンしてるんですけどね。そのまましばらく繋いだまま帰ろうなんて言うし、それを長引かせる為に回り道したいなーなんて言うし、どれだけ嬉しいんだ高木さんあぁもう恋する女の子は可愛いなぁ!
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